FP2級【日本FP協会実技】2021年9月【問26】

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本記事の内容
『2021年9月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】

Q.26

先に下記の資料をご覧ください。(Q26.27.28で使います)

2021年9月実施FP2級実技試験第26問の資料

志田さんは、住宅のリフォーム費用として6年後に300万円を準備したいと考えている。6年間、年利1.0%で複利運用する場合、現在いくらの資金があればよいか。

2,826,000円が適切

今回のポイントは下記です。

  1. 使う係数は現価係数
  2. 係数が全く分からない場合

順に見ていきましょう。

1の説明

  • 使う係数は現価係数

設問に『まとまったお金』のようなワードが出てきた場合は次のどちらかを使います。

キーワード『まとまったお金』
現価係数→現在いくら必要か?(げんざい)
終価係数→将来いくらになるか?(しょうらい)

現在の事について聞かれているので、今回は現価係数を使用します。

よって計算式は下記になります。

300万円×0.942=2,826,000円


2の説明

  • 係数が全く分からない場合

設問から分かることは下記です。

  • 1%で複利運用しながら6年後に300万円を用意
  • 積み立てるなどのワードが無い

つまり300万円付近になると予想できます。

この場合近い数値は下記です。

現価係数 300万円×0.942=2,826,000円
終価係数 300万円×1.062=3,186,000円

しかし終価係数の場合、そもそも300万円を超えてしまうため複利運用する必要がありません。

よって条件に合うのは現価係数となります。

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