FP2級【日本FP協会実技】2021年9月【問3】

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本記事の内容
『2021年9月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】

Q.3

経済指標について説明した下表の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。

2021年9月実施FP2級実技試験第3問の資料
  1. (ア)実質 (イ)消費動向調査
  2. (ア)名目 (イ)消費動向調査
  3. (ア)実質 (イ)消費者物価指数
  4. (ア)名目 (イ)消費者物価指数

3が適切

(ア)の補足

  • 一定期間中に国内で生み出された財およびサービスなどの付加価値の合計。ここから物価の変動による影響を取り除いたものを( 実質 )GDPという。

GDPの違い

  • 名目GDP→一定期間内に生産された財やサービスの数に市場価格を乗じたもの
  • 実質GDP→名目GDPから物価変動の要素を取り除いたもの

下記が例です。

  名目GDP 実質GDP
2018年(基準年) 100円×100個=10,000円 100円×100個=10,000円
2019年 90円×100個=9,000円 100円×100個=10,000円
2020年 80円×100個=8,000円 100円×100個=10,000円

このように名目GDPは各年の物価変動で変わりますが、実質GDPは物価に左右されない指標です。


(イ)の補足

  • 全国の世帯が購入する家計に係る財およびサービスの価格等を総合した物価の変動を示した指標。調査結果は各種経済施策や公的年金の給付水準の改定などに利用されている。

消費者物価指数が適切です。

消費者物価指数

全国の世帯が購入する家計に係る材およびサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列に測定するもの。

各種経済政策や年金の改定などに利用。

総務省
消費動向調査

消費者の意識、物価の見通し、主要耐久消費財等の保有・買い換えの状況、世帯の状況などを調査したもの。

景気動向の把握や経済政策の企画・立案の基礎資料として利用。

この調査の中の指標の1つに消費者態度指数があります。

内閣府

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