FP2級【日本FP協会実技】2021年9月【問27】

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本記事の内容
『2021年9月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】

Q.27

先に下記の資料をご覧ください。(Q26.27.28で使います)

2021年9月実施FP2級実技試験第27問の資料

大久保さんは、自動車の購入費用200万円をマイカーローンを利用して返済しようと考えている。今後6年間、年利1.0%で毎年借入応当日に元利均等返済をする場合、毎年の返済額はいくらになるか。

346,000円が適切

今回のポイントは下記です。

  1. 使う係数は資本回収係数
  2. 係数が全く分からない場合

順に見ていきましょう。

1の説明

  • 使う係数は資本回収係数

『返済』というキーワードが出てきた場合は次のどちらかを使います。

キーワード『返済』
年金現価係数→借り入れ可能額はいくらか?(げんざい)
資本回収係数→毎年の返済額はいくらか?(しょうらい)

将来の事について聞かれているので、今回は資本回収係数を使用します。

よって計算式は下記になります。

200万円×0.173=346,000円


2の説明

  • 係数が全く分からない場合

設問から分かることは下記です。

  • 200万円を6年間で返済

ここから200万円÷6年=約33万円とアタリを付けます。

この場合近い数値は下記です。

減債基金係数 200万円×0.163=326,000円
資本回収係数 200万円×0.173=346,000円

しかし減債基金係数は6倍しても200万円に届かないので、利息どころか元金も返済できません。

よって条件に合うのは資本回収係数となります。

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