FP2級【日本FP協会実技】2021年9月【問28】

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本記事の内容
『2021年9月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】

Q.28

先に下記の資料をご覧ください。(Q26.27.28で使います)

2021年9月実施FP2級実技試験第28問の資料

沼田さんは、子の教育資金として、10年後に500万円を用意しようと考えている。年利1.0%で複利運用しながら毎年年末に一定額を積み立てる場合、毎年いくらずつ積み立てればよいか。

480,000円が適切

今回のポイントは下記です。

  1. 使う係数は減債基金係数
  2. 係数が全く分からない場合

順に見ていきましょう。

1の説明

  • 使う係数は減債基金係数

『積立』というキーワードが出てきた場合は次のどちらかを使います。

キーワード『積立』
減債基金係数→毎年の積立額はいくらか?(げんざい)
年金終価係数→積み立て後の金額はいくらか?(しょうらい)

現在の事について聞かれているので、今回は減債基金係数を使用します。

よって計算式は下記になります。

500万円×0.096=480,000円


2の説明

  • 係数が全く分からない場合

設問から分かることは下記です。

  1. 10年後に500万円を用意
  2. 1%で複利運用しながら毎年一定額を積み立てる

ここから500万円÷10年=50万円とアタリを付けます。

この場合近い数値は下記です。

減債基金係数 500万円×0.096=480,000円
資本回収係数 500万円×0.106=530,000円

さらに複利運用するので50万円よりチョット少ない必要があります。(多いとそもそも複利運用する必要がない)

よって条件に合うのは減債基金係数となります。

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