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『2020年9月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】
Q.11
中井洋子さん（５２歳）が保険契約者（保険料負担者）および被保険者として加入している生命保険（下記＜資料＞参照）の保障内容に関する次の記述の空欄（ア）～（ウ）にあてはまる数値を解答欄に記入しなさい。なお、保険契約は有効に継続し、かつ特約は自動更新しているものとし、洋子さんはこれまでに＜資料＞の保険から、保険金・給付金を一度も受け取っていないものとする。また、各々の記述はそれぞれ独立した問題であり、相互に影響を与えないものとする。
(ア)→8(万円)
(イ)→758(万円)
(ウ)→4,010(万円)
8万円が適切です。
資料より糖尿病で支払われる保険金は下記2つです。
- 疾病入院特約
- 生活習慣病入院特約
両方とも入院5日目から支給されるので5,6,7,8,9,10,11,12の8日間と分かります。
よって
- 疾病入院特約→5千円×8日間＝4万円
- 生活習慣病入院特約→5千円×8日間＝4万円となり
4万円＋4万円＝8万円が答えです。
758万円が適切です。
資料より支払われる保険金は下記です。
- ガン診断給付金
- ガン入院給付金
- 特定疾病保障特約保険金額
- 疾病入院特約
- 給付倍率20倍の手術を1回
- 生活習慣病入院特約
ポイントは生活習慣病入院特約ですね。
ガンとは関連性がなさそうなので、注意しましょう。
michi
生活習慣病入院特約で対応している疾患
- ガン
- 脳血管疾患
- 心疾患
- 高血圧性疾患
- 糖尿病
計算していきますね。
1.がん診断給付金＝200万円
2.ガン入院給付金
1日目から支払われるので、1万円×26日間＝26万円
3.特定疾病保障特約保険金額＝500万円
4.疾病入院特約
5日目から支払われるので、5千円×22日間＝11万円
5.給付倍率20倍の手術を1回
5千円×20倍＝10万円
6.生活習慣病入院特約
同じく5日目から支払われるので、5千円×22日間＝11万円
すべて足すと
200万円＋26万円＋500万円＋11万円＋10万円＋11万円＝758万円になります。
4,010万円が適切です。
資料より支払われる保険金は下記です。
- 終身ガン保険契約の死亡給付金
- 終身保険金額
- 定期保険特約保険金額
- 特定疾病保障特約保険金額
- 傷害特約保険金額
ポイントは特定疾病保障特約保険金額ですね。
死亡と関連性がないように見えますが注意です。
michi
特定疾病保障特約保険金額で対応している疾患
- ガン
- 急性心筋梗塞
- 脳卒中
- 高度障害、死亡した時(上記の三大疾病以外でも可)
計算していきますね。
- 終身ガン保険契約の死亡給付金＝10万円(ガン以外なので)
- 終身保険金額＝200万円
- 定期保険特約保険金額＝2,800万円
- 特定疾病保障特約保険金額＝500万円
- 傷害特約保険金額＝500万円
すべて足すと
10万円＋200万円＋2,800万円＋500万円＋500万円＝4,010万円になります。
2020年9月学科試験を解きたい。
2020年9月きんざい実技試験:個人資産相談業務を解きたい。
2020年9月きんざい実技試験:中小事業主資産相談業務を解きたい。
2020年9月きんざい実技試験:生保顧客資産相談業務を解きたい。
2020年9月きんざい実技試験:損保顧客資産相談業務を解きたい。
