株ログは複数の企業と提携しており、当サイトを経由して商品を購入することで、売り上げの一部が還元されることがあります。しかしながら当サイトのランキング等の評価については提携の有無や支払いの有無が影響していることはありません。
『2020年9月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】
Q.26
先に下記の資料をご覧ください。(Q26.27.28で使います)
広尾さんは、老後の旅行用資金として、毎年年末に100万円を受け取りたいと考えている。受取期間を15年間とし、年利1.0%で複利運用をした場合、受取り開始年の初めにいくらの資金があればよいか。
13,865,000(円)
本設問のポイントは3つです。
- 使用する係数は年金現価係数
- 受取期間は15年間
- 係数が分からなくてもオッケー
【ポイント1】
広尾さんは老後の旅行用の資金を毎年受け取りながら(年金)複利運用したいです。
そのための資金として現在いくら必要なのかを知りたいので、年金現価係数を使います。
【毎年受け取る】みたいなのが出たら下記のどちらかです。
- 将来受け取る金額を求めるなら→資本回収係数
- 現在いくら必要かを求めるなら→年金現価係数
【ポイント2】
設問より受取期間が15年と分かるので、係数表の15年、年金現価係数の欄を当てはめます。
よって100万円×13.865=13,865,000円が答えとなります。
【ポイント3】
この手の計算問題は係数の意味が分からなくても正答できます。
今回の設問は下記が重要です。
- 15年間毎年100万円受け取る
- 複利運用する
つまり1から1,500万円という目安が付きます。
これを15年の係数表に当てはめると2つに絞られます。
- 年金終価係数→16,097,000円
- 年金現価係数→13,865,000円
そして2で複利運用するとあるので、1,500万円よりはチョット下だなというところも分かります。
仮に年金終価係数だと、複利運用しなくても目標金額を達成してしまうからです。
つまり残った年金現価係数が正しいと分かります。
- 現価係数→現在いくら必要か?(げんざい)
- 終価係数→将来いくらになるか?(しょうらい)
- 減債基金係数→毎年の積立額はいくらか?(げんざい)
- 年金終価係数→積み立て後の金額はいくらか?(しょうらい)
- 年金現価係数→現在いくらの元本が必要か?(げんざい)
- 資本回収係数→将来いくら受け取れるか?(しょうらい)
1は現在を聞いていて、2は将来を聞いています。
ちなみに1は『げ』2は『し』が名前についているのでそれで覚えてました(笑)
michi
2020年9月学科試験を解きたい。
2020年9月きんざい実技試験:個人資産相談業務を解きたい。
2020年9月きんざい実技試験:中小事業主資産相談業務を解きたい。
2020年9月きんざい実技試験:生保顧客資産相談業務を解きたい。
2020年9月きんざい実技試験:損保顧客資産相談業務を解きたい。