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本記事の内容
『2020年1月実施』FP3級試験学科試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】【きんざい】共通
Q.31
Aさん(40歳)が、老後資金として2,000万円を準備するために、20年間、毎年均等に積み立て、利率(年率)1%で複利運用する場合、必要となる毎年の積立金額は( )である。なお、計算にあたっては下記の<資料>の係数を使用して算出するものとする。
1) 819,500円
2) 908,000円
3) 1,000,000円
2が正しい
本設問の答えは908,000円です。
今回のポイントは下記。
- 使う係数は減債基金係数
- 係数は分からなくてもオッケー
【ポイント1】
設問で『積立』というワードが出てきたら次のどちらかの係数を使います。
- 毎年の積立額はいくらか→減債基金係数
- 積み立て後の金額はいくらか→年金終価係数
よって減債基金係数を使います。
2,000万円×0.0454=908,000円が答えです。
【ポイント2】
係数問題は係数の違いが分からなくてもオッケーです。
そもそも今回で言うと計算後は908,000円しか選択肢にありません。
- 現価係数→2,000万円×0.8195=16,390,000円
- 減債基金係数→2,000万円×0.0454=908,000円
- 年金現価係数→2,000万円×18.0455=360,910,000円
キーワード『まとまったお金』
- 現価係数→現在いくら必要か?(げんざい)
- 終価係数→将来いくらになるか?(しょうらい)
キーワード『積立』
- 減債基金係数→毎年の積立額はいくらか?(げんざい)
- 年金終価係数→積み立て後の金額はいくらか?(しょうらい)
キーワード『年金』『返済』
- 年金現価係数→現在いくらの元本が必要か?(げんざい)
- 資本回収係数→将来いくら受け取れるか?(しょうらい)
1は現在を聞いていて、2は将来を聞いています。
ちなみに1は『げ』2は『し』が名前についているのでそれで覚えてました(笑)
michi