
安藤・間の株が高配当と聞きました。配当金に加え自己株式取得もまめに実施、株主還元に積極的のようです。おすすめポイントやデメリットもあれば教えてください。
こんなお悩みを解決します。
注意
本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。
リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。
また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。
- 本記事の内容
- 安藤・間とは
安藤・間株のおすすめポイント
安藤・間株のデメリット
安藤・間の株価の推移
安藤・間株の配当金、配当利回り、配当性向
安藤・間株の配当金がもらえるのはいつ?
安藤・間の売上の推移
安藤・間のキャッシュフロー
安藤・間株の評判
安藤・間株の購入方法
安藤・間のよくある質問
安藤・間株以外のおすすめ高配当銘柄
今回は安藤・間株(1719)について解説いたします。
土木建築や工事用品および機械器具の供給、土壌の調査、地域開発、発電および電気、熱等エネルギーの供給事業やコンサルティングまでありとあらゆることを事業化している株式会社安藤・間。

安藤・間のおすすめポイントは下記です。
- 設立以来減配したことのない高配当銘柄
- 自己株式取得・消却により株主還元を実施
- 本業のゼネコンのほか、不動産やコンサル、地域開発から投資まで幅広く事業化
利益もしっかり出して株主に優しい。
大型インフラや高速道路のリニューアル、大型の官庁案件もしっかり獲得して将来安心の経営です。

海外案件もまだ少ないながら獲得しています。
今回は安藤・間の売上や利益など数値を検証した上で、おすすめポイントをデメリット含め解説していきます。
ぜひ購入の参考にして下さい。
安藤・間とは
まずは安藤・間の概要を説明いたします。※執筆当時のデータです。
上場会社名 | 株式会社 安藤・間 |
上場取引所 | 東京証券取引所プライム市場(旧東証一部) |
コード番号 | 1719 |
本社所在地 | 〒105-7360 東京都港区東新橋一丁目9番1号 |
創業 | 旧)安藤建設:1873年 旧)ハザマ、間組:1889年 |
設立 | 2013年4月1日 (安藤建設と間組が合併した日) |
事業内容 | 土木建築その他工事の調査、測量、企画、設計、施工、監理、 技術指導の請負、受託およびコンサルティング業務など |
代表者 | 代表取締役社長 国谷一彦 |
資本金 | 170億円 |
年商 | 340,293百万円(2022年3月期) |
年初来高値 | 905円 (2023年3月6日) |
年初来安値 | 787円(2022年5月16日) |
配当利回り | 4.42~5.08%(年初来高値~安値における配当金) |
配当金 | 1株40円(2022年度) 1株40円(2023年度予想) |
決算期 | 3月末日 |
IR情報 | https://www.ad-hzm.co.jp/ir/ |
公式HP | https://www.ad-hzm.co.jp/ |
安藤・間の売上は60%が土木工事で、40%が建築工事です。

安藤・間が実際に施行した土木工事案件です。

所在地 | 新潟県魚沼市 |
発注者 | 東北電力株式会社 |
設計・コンサルタント | 株式会社東北開発コンサルタント |
竣工年 | 2021年 |

安藤・間が実際に施行した建築工事案件です。

所在地 | 茨城県水戸市 |
発注者 | 株式会社ケーズホールディングス |
設計・コンサルタント | 当社 設計監修:双葉設計株式会社 |
竣工年 | 2022年 |
このように日本のあらゆるところで活躍しています。

他にも総売上のうち4%ほど海外事業からもたらされています。
安藤・間のおすすめポイント
安藤・間のおすすめポイントは下記です。
- 設立以来減配したことのない高配当銘柄
- 自己株式取得・消却により株主還元を実施
- 本業ゼネコンのほか、不動産やコンサル、地域開発から投資まで幅広く事業化
それぞれ分かりやすく説明していきますね。
設立以来減配したことのない高配当銘柄
安藤・間は設立以来一度も減配したことがなく、高配当です。(安藤・間は、2013年に間組が安藤建設を吸収合併する形でできた会社)
具体的な配当額は下記です。
年度 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
一株配当額(円) | 5 | 8 | 12 | 20 | 25 | 30 | 30 | 30 | 40 |
一度も減配しておらず、常に維持か増配しています。
2023年の配当予想も1株当たり40円なので、今後も安定した配当金が望めそうです。
自己株式取得・消却により株主還元を実施
安藤・間は自己株式取得も頻繁に行っており、株主価値の向上に積極的です。
自社が発行した市場に流通している株式を再度自社に取り込むことを言います。※取得は市場(証券取引所)や特定の株主からなされます。
自己株式取得の効果は下記です。
- 財務指標の改善効果
- 敵対的買収に対する防衛
- 企業組織再編への活用等
自己株式を取得すると1株当たりの価値を高められるので、株主にとって良い影響があります。
2022~2023年度に安藤・間が発表した自己株式取得に関するお知らせは下記です。
- 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ(2023年3月14日)
- 自己株式の取得状況に関するお知らせ(2023年3月7日)
- 自己株式の取得状況に関するお知らせ(2023年2月7日)
- 自己株式の取得状況に関するお知らせ(2023年1月10日)
- 自己株式の取得状況に関するお知らせ(2022年12月7日)
- 自己株式の取得状況に関するお知らせ(2022年11月8日)
- 自己株式の取得状況に関するお知らせ(2022年10月7日)
- 自己株式の取得状況に関するお知らせ(2022年9月7日)
- 自己株式の取得状況に関するお知らせ(2022年8月7日)
- 自己株式の取得状況に関するお知らせ(2022年7月7日)
- 自己株式の取得状況に関するお知らせ(2022年6月7日)
- 自己株式の取得状況に関するお知らせ(2022年5月10日)
- 自己株式の取得状況に関するお知らせ(2022年3月29日)
- 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ(2023年3月15日)
- 自己株式の取得状況に関するお知らせ(2022年2月7日)
- 自己株式の取得状況に関するお知らせ(2022年1月7日)

なんと、毎月定期的に実施していますね
本業ゼネコンほか、不動産やコンサル、地域開発から投資まで幅広く事業化
安藤・間はもともと土木に強い間組と、建築に強い安藤建設が一緒になった中堅のゼネコンです。
土木や建築は、歴史的に互いの事業の強みが活かされています。
しかし安藤・間の事業におけるシナジーはそれだけにとどまりません。
ウェブページの会社情報→会社概要にある事業内容をリストにまとめました。
- 土木建築その他工事の調査、測量、企画、設計、施工、監理、技術指導の請負、受託およびコンサルティング業務
- 工事用品および機械器具の供給
- 不動産取引および不動産、有価証券の保有ならびに利用
- 土壌の調査・浄化工事の請負、廃棄物の収集、処理、処分等の事業およびこれらに関するコンサルティング業務
- 地域開発、都市開発および環境整備等に関する企画、設計ならびにコンサルティング業務
- 発電および電気、熱等エネルギーの供給事業およびこれらに関するコンサルティング業務
- 建築の請負を伴う不動産関連の特別目的会社への出資および出資持分の売買ならびに信託受益権の保有および販売
- コンピュータの利用に関するソフトウェア、工業所有権およびノウハウの取得、開発、実施許諾ならびに販売
- 建物の総合管理および警備業務
- 前各号に付帯する事業
- 前各号に関連する事業を他と共同経営しまたは他の事業に投資すること
- 引用:安藤・間ウェブページ(会社情報)
リストから分かることは土木、建築を足掛かりに、関連する業務を次々に事業化していることです。
例えば「7.建築の請負を伴う不動産関連の特別目的会社への出資」に関連する事業として、「安藤ハザマ 新規事業共創プログラム」があります。
このプログラムはスタートアップ企業に対し、安藤・間が実際に出資して育成する事業です。
2022年度は、3社が採択されています(「安藤ハザマ 新規事業共創プログラム2022」の採択企業が決定しました)。
このように安藤・間は、建設事業に加え、建設以外の事業にも積極的に投資し、収益基盤をより強固にしています。
大型案件を受注し続けなくても、周辺の事業でリカバリーできる体制を構築しているので安心です。
安藤・間株のデメリット
安藤・間株のデメリットは下記です。
- 売上・利益とも増加傾向ではない
- 2018年に建設工事現場で火災事故による賠償責任が発生
順に説明します。
売上・利益とも増加傾向ではない
安藤・間株の売上・利益は右肩上がりとは言えません(下表)。
年度別売上と営業利益 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
売上(百万円) | 377,020 | 359,971 | 378,135 | 352,146 | 340,293 |
営業利益(百万円) | 35,714 | 23,692 | 24,699 | 27,356 | 26,600 |
理由は先進国の日本において、国内での工事案件は大きく増加しないからです。
このことは同じ業界のライバル会社との比較においても認められます。

年度別売上(百万円) | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
安藤・間 | 377,020 | 359,971 | 378,135 | 352,146 | 340,293 |
西松建設 | 284,412 | 349,318 | 391,621 | 336,241 | 323,754 |
戸田建設 | 510,436 | 510,436 | 518,683 | 507,134 | 501,509 |
ただ、安藤・間の強みは海外での案件獲得があることです。
具体的にはメキシコを中心とした北米エリアでの建築案件と土木のODA(政府開発援助)案件です。
2022年度の海外売上比率はまだ約4%ですが、今後の展開によっては大幅なポテンシャルが期待できます。
2018年に建設工事現場で火災事故による賠償責任が発生
安藤・間の公開した臨時報告書によると、2018年多摩テクノロジービルディング新築工事において火災事故が発生し、現場作業員5人が死亡する痛ましい事件が発生しています。
刑事上は業務上過失致死傷と業務上失火の疑いで安藤ハザマの社員や現場責任者と下請け作業員6人が書類送検され、その後2人に有罪が確定しています(有罪になったのは安藤・間の社員ではありません)。
民事上は、関係者との協議の結果、安藤・間にも損害賠償が発生しました。
ただ、賠償額は2023年度第一四半期までに特別損失として計上されていますので、今後利益を押し下げる要因になることはありません。
安藤・間の株価の推移
安藤・間の株価の推移は下記です。

直近では850円前後を推移しており、2017年くらいから見ても株価は安定しています。
安藤・間株の配当金、配当利回り、配当性向
安藤・間株の配当金、配当利回り、配当性向は下記です。
- 高配当による高い配当利回り
- 安藤・間として合併以来減配なし
- 2022年度は、配当性向は40%以上
- 特になし
配当金(1株あたり) | 配当利回り | 配当性向 | |
---|---|---|---|
2010年3月 | 合併前 | 合併前 | 合併前 |
2011年3月 | 合併前 | 合併前 | 合併前 |
2012年3月 | 合併前 | 合併前 | 合併前 |
2013年3月 | 合併前 | 合併前 | 合併前 |
2014年3月 | 5円 | 1.16~2.62% | 5.40% |
2015年3月 | 8円 | 0.99~2.12% | 22.5% |
2016年3月 | 12円 | 1.46~2.47% | 15.30% |
2017年3月 | 20円 | 2.26~3.92% | 14.40% |
2018年3月 | 25円 | 2.62~3.81% | 19.80% |
2019年3月 | 30円 | 2.85~4.63% | 69.40% |
2020年3月 | 30円 | 3.05~5.10% | 36.90% |
2021年2月 | 30円 | 3.29~5.44% | 35.50% |
2022年3月 | 40円 | 4.38~7.26% | 43.20% |
2023年3月 (予想) | 40円 | 4.42~5.08% | — |
※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。
2014年以降、一度も減配していません。
2023年度も前期同様一株40円を計画しています。
配当利回りは合併初年度(2014年度)の1.16~2.62%から、2022年度の4.38~7.26%まで増加しました。
配当性向が40~50%前後になる見通しです。
売上も含め、すべて安定しています。
安藤・間株の配当金がもらえるのはいつ?
安藤・間の配当時期は下記です。
配当日(権利確定日) | 権利付き最終日 ※この日までに買うと配当金が受け取れる | 権利落ち日 ※この日に購入しても直近の配当には間に合わない |
2023年9月29日(金) 次回中間配当 | 2023年9月27日(水) | 2023年9月28日(木) |
2024年3月29日(金) 次回期末配当 | 2024年3月27日(水) | 2024年3月28日(木) |
※入金は、配当日(権利確定日)以降、2~3か月後になります。
安藤・間の売上、利益の推移
安藤・間の売上、利益の推移は下記です。
- 安定した売上と利益
- 2023年度の売上通期予想は持ち直し傾向
- 売上・利益とも上昇傾向にはない
売上高 (百万円) | 営業利益 (百万円) | 経常利益 (百万円) | 当期純利益 (百万円) | 包括利益 (百万円) | |
---|---|---|---|---|---|
2014年3月期連結 | 371,216 | 12,077 | 11,258 | 16,414 | 17,378 |
2015年3月期連結 | 369,702 | 18,518 | 18,120 | 7,240 | 11,707 |
2016年3月期連結 | 379,258 | 25,456 | 23,301 | 14,983 | 14,057 |
2017年3月期連結 | 407,994 | 37,018 | 36,239 | 26,277 | 26,953 |
2018年3月期連結 | 377,020 | 35,714 | 34,767 | 23,862 | 24,310 |
2019年3月期連結 | 359,971 | 23,692 | 22,495 | 8,862 | 8,296 |
2020年3月期連結 | 378,135 | 24,699 | 23,983 | 16,803 | 14,301 |
2021年3月期連結 | 352,146 | 27,356 | 25,890 | 17,188 | 20,493 |
2022年3月期連結 | 340,293 | 26,600 | 25,838 | 17,671 | 16,740 |
2023年3月期連結 ※第2四半期まで | 164,303 | 7,946 | 8,737 | 7,664 | 10,377 |
2023年3月期連結 ※通期予想 | 377,000 | 23,200 | 23,100 | 17,700 | — |
安藤・間の売上・利益は上記の表のとおり、とても安定しています。
2023年度の売上見込みは、コロナ禍前の2020年度の水準に戻る予想です。
10年以上も高い売上げをキープしており、派手さはありませんがとても堅実な印象ですね。
安藤・間のキャッシュフロー
安藤・間のキャッシュフローは下記です。
- 潤沢な現金等の流動資産
- 2022年度の営業キャッシュフローがマイナス
営業キャッシュフロー(百万円) | 投資キャッシュフロー(百万円) | 財務キャッシュフロー(百万円) | 現金等(百万円) | |
---|---|---|---|---|
2014年3月期連結 | 7,464 | 5,393 | △53 | 70,024 |
2015年3月期連結 | 15,716 | △134 | △7,489 | 79,558 |
2016年3月期連結 | 34,722 | △12,015 | 5,940 | 106,935 |
2017年3月期連結 | △1,802 | 6,316 | △3,375 | 107,667 |
2018年3月期連結 | 38,127 | △2,260 | △3,962 | 139,190 |
2019年3月期連結 | 5,900 | △2,356 | △7,779 | 135,093 |
2020年3月期連結 | △3,102 | △3,016 | △13,244 | 115,461 |
2021年3月期連結 | 29,154 | △3,954 | △12,656 | 128,035 |
2022年3月期連結 | △36,086 | △4,549 | △22,565 | 64,739 |
2023年3月期連結 ※第2四半期まで | △9,426 | △519 | △7,999 | 926 |
安藤・間のキャッシュフローで特筆すべきは、潤沢な流動資産です。
現金等の金額が2018年度以降、2022年度を除き100,000百万円を超える水準です。
2023年度も最新の決算発表(2023年3月期第3四半期)から推定して、100,000百万円を超えるかそれに近い数字になるでしょう。
突発的に発生する売掛金が回収されないリスクに対しても、潤沢な資金でキャッシュバランス上は大きな問題になることはなさそうです。
一方で、2022年度の営業キャッシュフローがマイナスなのは気になります。
ただ、2022年度の短期決算よると、下記の言及があります。
2022年度の営業キャッシュフローがマイナスであることの言及
これは仕入債務の減少235億円、売上債権の増加189億円、未成工事受入金の減少91億円などの資金減少要因 が、税金等調整前当期純利益253億円の計上、預り金の増加35億円などの資金増加要因を上回ったことによります。
2022年3月期 決算短信
また、最もマイナスに寄与した手形廃止含む仕入債務の減少235億について、下記の説明が発表されています。
手形廃止含む仕入債務の減少についての言及
中期経営計画に伴う以下の重点施策※による現預金の減少であり、営業CFへの影響は一過性
※重点施策
2022年3月期決算説明会
- 協力会社との関係強化を図るための支払条件の改善(手形廃止)による仕入れ債務の減少
- 退職給付制度の安定運用とバランスシートの改善に向け、追加信託による退職給付債務の一部オフバランス化
簡単に解説すると、ポイントは下記の2点です。
- 取引先との金銭の受け渡しにおいて、実際に売り上げても売掛金として未回収のリスクを減らすため、手形を廃止し、現金で取引する。
- 安藤・間が拠出していた退職積立金を会計から外し、バランスシートの負債に反映させない措置を行った。
やや会計上のテクニック的な意味合いが強い措置なので、実態としてはなにも変わっていないのです。
来期以降、心配する必要はなさそうです。
安藤・間株の評判
SNS上での安藤・間株の評判です。
本日のおすすめ株その3
— たか@株式投資2年目 (@takaa_investor) February 23, 2022
安藤間(1719)
今924
利回り4.33% ✅
配当1株40円
配当落3月末
大手ゼネコンの会社です。#高配当 で株価も順調です。業績も悪くないのでありだと思います。
まだまだ伸びていきそうです#株式投資 #投資初心者と繋がりたい #投資初心者 #投資家初心者と繋がりたい #資産運用 pic.twitter.com/Lu0I9RYTr0
安藤・間 (1719)の配当利回りは4.76%
— プラズマコイ@日本の高配当株でコア・サテライト戦略🎏 (@purazumakoi) January 1, 2023
配当利回りは過去最高水準の割安高配当株です✨
直近決算は昨対でマイナスなので株価は下落気味📉
とはいえ「土木・建築」といったインフラ建設のゼネコンで安定需要が見込めます💡
11年連続非減配の配当実績で、近年は自社株買いも盛んです✨ pic.twitter.com/pVxeJUHKSg
安定していて減配がないので、人気の銘柄の1つですね。
安藤・間株の購入方法
安藤・間株を購入するなら、私も利用しているマネックス証券がおすすめです。
- 1株から購入できる。(買い手数料無料、売り手数料約定代金の0.55%と業界最安水準)
- NISA口座、つみたてNISA口座も同時開設できる。
通常は100株単位と数十万円のまとまったお金が無いと株が購入できないですが、マネックス証券なら1株単位かつ業界最安水準で購入可能です。
取引については専用アプリもあるのでサクッとできます。
マネックス証券公式HPから口座を開設できますよ。口座開設方法がよく分からない方は【マネックス証券】新規口座の開設方法を49枚の画像付きで解説をご覧ください。
じっさいの購入方法は高配当日本株を具体的に買う方法にて画像付きで分かりやすく説明しています。
その他おすすめの1株単位で買えるネット証券会社を知りたい方は下記をご覧ください。
安藤・間株のよくある質問
安藤・間株についてのよくある質問をまとめました。
- 安藤・間が施行した2018年の多摩テクノロジービルディング火災事故のその後の影響について教えてください
- 2023年度は毎月自己株式取得を行っていますが、この自己株式は今後どう取り扱われるのでしょうか
- 最近のニュースでよく聞く人件費や資材、エネルギーコストの増加が業績に与える影響を教えてください
- 安藤・間が施行した2018年の多摩テクノロジービルディング火災事故のその後の影響について教えてください
- 2018年7月26日に発生した多摩テクノロジービルディング火災事故は、5名の死者を含む332名の重軽傷者をだす痛ましい事故でした。本件刑事上は、6名が書類送検されうち2名が執行猶予付きの有罪判決によりすでに結審しています。民事上の損害賠償については、安藤・間より2022年6月29日に「臨時報告書」が公開され、火災損害等損失として特別損失が計上されています(2022年3月期)。従って今後本事件に係る損害賠償等の発生はありません。
- 2023年度は毎月自己株式取得を行っていますが、この自己株式は今後どう取り扱われるのでしょうか
- 2022年度の自己株式取得は、2021年11月11日に行われた取締役会決議に基づいて実行され、同日の決議に基づき取得された自己株式の内19,322,200株が消却されています。従って2023年度取得の自己取得株式においても今後同様に消却されると思われます。
- 最近のニュースでよく聞く人件費や資材、エネルギーコストの増加が業績に与える影響を教えてください
- 最近の円安やコモディティ資源価格の国際的な高騰により様々なモノが値上げされていることは承知の事実です。建築業界も同様、資材のみならず優秀な人材の採用コストの増大が少なからず収益に影響しています。安藤・間につきましては、集中購買や購入チャンネルの多様化によりコストを抑えるとともに請負代金の変更規定を発注者と締結することで影響を最小限に抑えているとのことです。「2023年3月期 第2四半期決算の概況」によると資材価格高騰が期初の想定内であったとの記載があります。
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※表は右にスクロールできます。
銘柄名 (銘柄をタップすると 詳細にアクセスできます) | 配当利回り ※注 | 配当金 (1株あたり) | 配当金の権利付き最終日 (この日までに買うと 配当金が受け取れる) | 株主 優待 |
---|---|---|---|---|
安藤・間 (1719) | 4.25% ~5.08% | 40円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
鹿島建設 (1812) | 3.64% ~4.65% | 62円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
日東富士製粉 (2003) | 3.13% ~4.22% | 154円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
日本食品化工 (2892) | 5.00% ~10.09% | 180円 | 中間:なし 期末:2024年3月27日 | × |
JT【日本たばこ産業】 (2914) | 6.5% ~9.4% | 188円 | 中間:2023年6月28日 期末:2023年12月27日 | × |
武田薬品工業 (4502) | 4.01% ~5.67% | 180円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
ENEOSホールディングス (5020) | 3.78% ~5.11% | 22円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
TOYO TIRE (5105) | 2.85% ~4.24% | 55円 | 中間:2023年6月28日 期末:2023年12月27日 | × |
アサヒホールディングス (5857) | 3.71% ~4.89% | 90円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
日本ピラー工業 (6490) | 2.92% ~4.69% | 119円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | ○ |
帝国通信工業 (6763) | 3.80% ~4.73% | 60円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
いすゞ自動車 (7202) | 3.87% ~5.59% | 72円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
オーハシテクニカ (7628) | 3.68% ~4.71% | 57円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | ○ |
バルカー (7995) | 4.24% ~5.20% | 125円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
東京エレクトロン (8035) | 2.02% ~3.28% | 559.33円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
住友商事 (8053) | 4.62% ~6.52% | 115円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
稲畑産業 (8098) | 3.88% ~6.64% | 110円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | ○ |
伊藤忠エネクス (8133) | 4.11% ~4.89% | 48円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
三井住友フィナンシャルG (8316) | 3.35% ~5.71% | 210円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
東京海上HD (8766) | 3.33% ~4.90% | 100円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
九州旅客鉄道 (9142) | 2.87% ~4.02% | 93円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | ○ |
日本電信電話 (9432) | 2.90% ~3.39% | 120円 ※株式を25分割後、5円になる予想 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | ○ |
KDDI (9433) | 2.69% ~3.69% | 125円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | ○ |
三協フロンテア (9639) | 3.01% ~5.19% | 160円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | ○ |
蔵王産業 (9986) | 3.11% ~4.49% | 78円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。
まとめ:安藤・間は設立以来減配無しの超安定企業です
本記事をまとめます。
今回は安藤・間株について分かりやすく解説いたしました。
- 高い配当性向
- 高水準の配当利回り
- 積極的な自己株式取得と消却
- 心配された火災事故もすでに結審、損害賠償責任も計上済み
- 資材価格の高騰も当初の予想範囲内
- 海外案件も積極的に取り組む姿勢
安藤・間株は設立以来減配無しで、配当性向もここ数年は35%以上。
直近の配当利回りは2.92~4.69%と高配当です。
2021年11月の取締役の議決に従い、積極的に自己株式の取得と消却を実施し、株主還元に積極的に取り組んでいます。
心配された火災事故もすでに結審、損害賠償も2022年3月期の決算に計上済みです。
今後、国内市場だけでなく北米での案件やODA案件の獲得も期待できます。
もちろん株に絶対はありませんが、おすすめの企業なのは間違いないですね。
ぜひ購入の参考にしてみてください。
今回は以上です。
注意
本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。
リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。
また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。