株ログは複数の企業と提携しており、当サイトを経由して商品を購入することで、売り上げの一部が還元されることがあります。しかしながら当サイトのランキング等の評価については提携の有無や支払いの有無が影響していることはありません。
TOAという会社が業績好調みたい。音響設備の会社みたいだけど、前期は配当金も倍増させています。今から投資するのはどうなのかな?おすすめポイントやデメリットもあれば教えてください。
こんなお悩みを解決します。
注意
本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。
リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。
また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。
- 本記事の内容
- TOAとは
TOA株のおすすめポイント
TOA株のデメリット
TOAの株価の推移(チャート)
TOA株の配当金、配当利回り、配当性向
TOA株の配当金がもらえるのはいつ?
TOAの売上の推移
TOAの財務状況
TOAのキャッシュフロー
TOA株の評判
TOA株の購入方法
TOAのIRニュース
TOAのよくある質問
TOA株以外のおすすめ高配当銘柄
今回はTOA株について解説いたします。
TOAは音と映像に関わる製品を製造、販売している企業です。
日本の空港では90%以上の方々が、TOAのスピーカーを通してフライトインフォメーションを聞いているそうです。
全国の自治体では、TOAが開発した高性能スピーカー(ホーンアレイスピーカー等)が採用され、防災にも一役買っています。
学校の運動会などで下記のスピーカー(ワイヤレスアンプ)を見た方も多いのではないでしょうか。
TOAは1954年に「電気メガホン」を世界で初めて開発したんだって
今回はTOAの売上、利益などの数値を検証したうえで、おすすめのポイントをデメリットを含めて紹介いたします。
- 2022年3月期に比べ、2023年3月期は大幅増収(プラス10.4%)
- 2022年3月期に比べ、2023年3月期は配当金倍増
- 競業他社のいないニッチな分野で圧倒的な存在感
本記事を見ていただいた後はTOAについて分かり、株購入のヒントになること間違いなしです。
ぜひ最後までご覧ください。
- 株のツールっていろいろあるし、どれを見たらいいのか分からない…
- 複数のサイトをそれぞれ見るのが面倒…1つにまとめて見られたらいいのに…
- 無料の情報サイトは煩雑で見づらい…
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私も株探プレミアムを知る前はいろいろなツールやサイトを行ったり来たりして、本当に面倒な思いをしていました。
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TOAとは
まずはTOAの概要を説明いたします。※執筆当時のデータです。
上場会社名 | TOA株式会社 TOA Corporation |
上場取引所 | 東京証券取引所プライム市場(旧東証一部) |
コード番号 | 6809 |
本社所在地 | 〒650-0046 兵庫県神戸市中央区港島中町七丁目2番1号 |
創業 | 昭和9年(1934年)9月1日 |
設立 | 昭和24年(1949年)4月20日 |
事業内容 | 拡声放送機器、通信機器、音響機器、映像機器、その他電子・電気機械器具の製造販売など |
代表者 | 代表取締役社長 谷口 方啓 |
資本金 | 52億79百万円 |
年商 | 45,123百万円(2023年3月期) |
年初来高値 | 853円 (2023年3月9日) |
年初来安値 | 646円(2022年4月12日) |
配当利回り | 4.69~6.19%(年初来高値~安値における配当金) |
配当金 | 1株40円(2023年) 1株40円(2024年3月期予想) |
決算期 | 3月末日 |
IR情報 | https://www.toa-global.com/ja/ir |
公式HP | https://www.toa-global.com/ja |
TOAは、拡声放送機器、通信機器、音響機器、映像機器、その他電子・電気機械器具を製造・販売している会社です。
駅や、空港、イベント会場のアナウンスなど、だれでもみんな音の発生する場所では、必ずTOAの機器のお世話になっているはずです。
また、火災や地震・津波など万一の災害の時に音で危機を報せるTOAの拡声スピーカーは多くの人命を救うことができます。
さらに、BtoB向けの音響システムは、工場内での屋外放送が聴き取りにくい場所や会議室のでのデジタル会議など、ビジネスの場でも活躍しています。
TOAのおすすめポイント
TOAのおすすめポイントは下記です。
- 2022年3月期に比べ、2023年3月期は大幅増収(プラス10.4%)
- 2022年3月期に比べ、2023年3月期は配当金倍増
- 競業他社のいないニッチな分野で圧倒的な存在感
それぞれ分かりやすく説明していきますね。
2022年3月期に比べ、2023年3月期は大幅増収(プラス10.4%)
TOAの2023年3月期の事業成績は、前年比10.4%の大幅増収で着地しました(40,864→45,123百万円)。
売上 | 日本 | アジア・パシフィック | 欧州・中東・アフリカ | アメリカ | 中国・東アジア |
2022年 | 25,994 | 6,418 | 4,518 | 2,081 | 1,851 |
2023年 | 26,827 | 8,368 | 5,468 | 2,536 | 1,922 |
差分 ()内は% | 833 (3.2%↗) | 1,950 (30.4%↗) | 950 (21.0%↗) | 455 (21.9%↗) | 71 (3.8%↗) |
売上増加の主な要因は、グローバル展開が功を奏したことです。
TOAでは今後もグローバル方針を伸ばしていきます。
2024年3月期の計画は、売上高48,000百万円(プラス6.4%アップ)、営業利益2,500百万円(プラス45.9%アップ)を目標にしています。
グローバル展開が当たっているので、売上の増大も期待できますね。
2022年3月期に比べ、2023年3月期は配当金倍増
TOAの2023年3月期の配当額は、前年比倍増の40円/株です。
この増配については、2022年5月2日に公表された「中期経営基本計画策定」に盛り込まれています。
計画策定よると、「固定配当 40 円 + 業績連動を加味し連結配当性向 45% を目安に決定」したとのこと、配当利回りも魅力的になりました。
さらに2024年3月期も同じく40円/株です。(中期経営基本計画策定より)
TOAは利益還元の充実を経営の優先課題の一つとして位置づけており、しばらく高配当が続きそうです。
競業他社のいないニッチな分野で圧倒的な存在感
TOAの製品は、拡声放送機器、音響機器などの音響がメインです。
実はこの分野、競業となる企業がいないのです。
しかしながら、JVCケンウッドもパナソニックもどちらか言えばBtoCより。
防災、官公庁、公共施設、さらには海外の宗教施設向けのビジネスは、TOAにとってブルーオーシャン(競争相手のいない市場のこと)です。
特に官公庁向けの防災音響機器はTOAの独壇場。
将来にわたって安心して投資できる会社ですね。
TOA株のデメリット
TOA株のデメリットは下記です。
- 2024年3月期の配当性向は、83%と高めを予想
- 営業利益が年々低下傾向
- 売上高営業利益率も年々低下傾向
2024年3月期の配当性向は、83%と高め
TOAは、2024年3月期の配当額を2023年と同額の40円/株と予想しています。
確かにTOAとしては、利益還元の充実を経営の優先課題の一つとして位置づけてはいるのですが、80%以上の配当性向はやや高めです。
配当性向とは、純利益における配当機総額の割合です。
例えば、2023年のTOAの親会社株主に帰属する当期純利益が1,765百万円、対して配当総額が1,294百万円、
(1,294÷1,765)×100=73.4%
が配当性向。
では、来期の配当性向はどうなるのでしょうか。
TOAの予想する2024年3月期(通期)の親会社株主に帰属する当期純利益は、1,550百万円なので83%の利益を株主に還元します。
「連結配当性向45%を目安に還元する」と発表しており、このまま計画以上に配当されるのか注意が必要です。
ただ、会社として発表していることなので、2024年の配当はそのまま実行されるでしょう。
営業利益が年々低下傾向
TOAの営業利益額がここ数年、減少傾向です。
通期 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年計画 |
営業利益(百万円) | 3,903 (11.2%⤴) | 3,465 (2.7%⤵) | 2,293 (33.8%⤵) | 2,159 (5.8%⤵) | 1,713 (20.7%⤵) | 2,500 (45.9%↗) |
理由は年ごとに異なります(下記リスト)。
年(通期) | 営業利益前年より低下した理由 |
2020年 | 販売費および一般管理費の増加 |
2021年 | コロナによる世界的な経済活動の停滞 |
2022年 | 原材料価格、原油価格、販売費および一般管理費の増加 |
2023年 | 原材料価格の高騰や輸送コストなどの営業費用の増加 |
ただ、2024年3月期(通期)は前年比45.9%アップを見込んでおり、経費節減などの施策により強気の予想をしています。
売上高営業利益率も年々低下傾向
TOAの営業利益率もここ数年、減少傾向です。
通期 | 2019年 3月期 | 2020年 3月期 | 2021年 3月期 | 2022年 3月期 | 2023年 3月期 |
営業利益率(%) | 8.4 | 7.7 | 5.7 | 5.3 | 3.8 |
理由は、売上の伸びに対して原材料費や原油高のスピードが追いついていないことと考えられます。
世界中にインフレ傾向が続く中、今が一番のガマン時と思われます。
TOAの株価の推移(チャート)
TOAの株価の推移は下記です。
執筆当時でPER20.9倍、PBR0.7倍とやや割高ですが、株価が右肩上がりのトレンドラインに乗りかけているので、購入タイミングとしては良いと思われます。
TOA株の配当金、配当利回り、配当性向
TOA株の配当金、配当利回り、配当性向は下記です。
- 2023年3月期の配当金は前年比2倍
- 高い配当性向
配当金(1株あたり) | 配当利回り | 配当性向 | |
---|---|---|---|
2012年3月 | 20円 | 2.87~4.81 % | 33.2% |
2013年3月 | 20円 | 2.58~3.82 % | 27.9% |
2014年3月 | 28円 | 2.54~4.45 % | 35.2% |
2015年3月 | 31円 | 2.32~3.16 % | 35.6% |
2016年3月 | 22円 | 1.58~2.51 % | 35.6% |
2017年3月 | 22円 | 1.87~2.60 % | 42.6% |
2018年3月 | 23円 | 1.40~2.56 % | 36.4% |
2019年3月 | 26円 | 1.86~2.81 % | 35.1% |
2020年3月 | 26円 | 1.91~4.13 % | 42.6% |
2021年2月 | 20円 | 1.92~3.07 % | 40.9% |
2022年3月 | 20円 | 2.03~2.94 % | 44.4% |
2023年3月 | 40円 | 4.69~6.19 % | 73.4% |
2024年3月 (予想) | 40円 | – | 83.0% 目標 |
※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。
TOAの2023年3月期の配当金額は、前年(2022年)比2倍に増配しています。
さらに⾃⼰株式の取得を実施(40万株313百万円)したことから、総還元性向(配当金と自社株買いの総額の割合)は91.0%です。
つまり、親会社株主に帰属する当期純利益の90%以上を株主への還元に充てています。
さらに2024年も同額の40円/株を計画、株主重視の姿勢がうかがえますね。
ただ気になる点は、配当性向が80%を超えることです。
儲けた利益を内部保留に蓄えずに株主に還元してくれることは嬉しいけれど、少し心配になりますね。
しかしながら、2023年3月期の下記の指標をみてもまったく問題のないレベルです。
- 利益余剰金(32,152百万円)
- 現金および預金高(16,938百万円)
- 自己資本比率(72.4%)
上記から考えられることは、この配当額は無理して実施しているわけではないのです。
TOA株の配当金がもらえるのはいつ?
TOAの配当時期は下記です。
配当日(権利確定日) | 権利付き最終日 ※この日までに買うと配当金が受け取れる | 権利落ち日 ※この日に購入しても直近の配当には間に合わない |
2024年3月29日(金) 次回期末配当 | 2024年3月27日(水) | 2024年3月28日(木) |
2024年9月30日(月) 次回中間配当 | 2024年9月26日(木) | 2024年9月27日(金) |
※入金は、配当日(権利確定日)以降、2~3か月後になります。
TOAの売上、利益の推移
TOAの売上、利益の推移は下記です。
- 2021年以降、売上高が持ち直している
- 豊富な包括利益
- 営業利益と経常利益が年々減少
売上高 (百万円) | 営業利益 (百万円) | 経常利益 (百万円) | 当期純利益 (百万円) | 包括利益 (百万円) | |
---|---|---|---|---|---|
2015年3月期連結 | 45,152 | 4,239 | 4,725 | 2,947 | 6,257 |
2016年3月期連結 | 45,840 | 3,638 | 3,623 | 2,093 | 1,450 |
2017年3月期連結 | 42,504 | 2,935 | 3,040 | 1,750 | 1,648 |
2018年3月期連結 | 44,180 | 3,510 | 3,561 | 2,138 | 4,409 |
2019年3月期連結 | 46,338 | 3,903 | 4,099 | 2,504 | 785 |
2020年3月期連結 | 45,068 | 3,465 | 3,577 | 2,065 | 2,490 |
2021年3月期連結 | 40,575 | 2,293 | 2,558 | 1,596 | 3,707 |
2022年3月期連結 | 40,864 | 2,159 | 2,407 | 1,466 | 1,457 |
2023年3月期連結 | 45,123 | 1,713 | 2,104 | 1,765 | 3,255 |
2024年3月期連結 ※通期予想 | 48,000 | 2,500 | 2,600 | 1,550 | — |
TOAの売上高は、2019年以降やや苦戦したものの、2021年以降は、徐々に持ち直しています。
2024年通期の予想も過去最高の48,000百万円です。
この伸長の理由は、グローバル展開が上手く行ったことです。
特に、アジア・パシフィック、欧州・中東・アフリカ、アメリカの伸長が大きく寄与しています。
高い技術に裏打ちされたTOAの製品であれば、今後もグローバルへの浸透は継続するでしょう。
TOAの財務状況
TOAの財務状況です。
- 豊富な手持ち資金
- 高い自己資本比率
- 低い有利子負債比率
- 特になし
利益剰余金(百万円) | 現金および預金(百万円) | 自己資本比率 | 有利子負債(百万円) | 有利子負債比率 | |
---|---|---|---|---|---|
2015年3月期連結 | 23,881 | 16,034 | 72.7% | 1,011 | 2.6 |
2016年3月期連結 | 24,925 | 15,283 | 75.0% | 1,083 | 2.7 |
2017年3月期連結 | 25,930 | 16,500 | 74.1% | 1,292 | 3.2 |
2018年3月期連結 | 27,324 | 16,958 | 74.7% | 852 | 2.0 |
2019年3月期連結 | 29,050 | 17,014 | 74.8% | 934 | 2.2 |
2020年3月期連結 | 30,236 | 15,610 | 72.9% | 1,915 | 4.5 |
2021年3月期連結 | 30,819 | 16,838 | 75.8% | 1,271 | 2.9 |
2022年3月期連結 | 31,618 | 17,910 | 73.7% | 2,161 | 4.8 |
2023年3月期連結 | 32,152 | 16,938 | 72.4% | 2,706 | 5.9 |
TOAの財務状況の特長は、充分な利益余剰金と現金・預金が蓄積していることです。
その結果、自己資本比率も高い状態を維持しており、企業としての健全性になんの問題もありません。
特に数パーセント台の有利子負債比率は、ほぼ無借金経営といえますね。
TOAのキャッシュフロー
TOAのキャッシュフローは下記です。
- 豊富な現金等
- 2023年はやや少なめの営業キャッシュフロー
営業キャッシュフロー(百万円) | 投資キャッシュフロー(百万円) | 財務キャッシュフロー(百万円) | 現金及び現金等同等物に係る換算差額(百万円) | 現金等(百万円) | |
---|---|---|---|---|---|
2015年3月期連結 | 3,285 | △595 | △921 | 528 | 16,034 |
2016年3月期連結 | 2,955 | △987 | △1,210 | △438 | 15,283 |
2017年3月期連結 | 3,040 | △642 | △796 | △352 | 16,500 |
2018年3月期連結 | 2,760 | △1,158 | △1,393 | 300 | 16,958 |
2019年3月期連結 | 3,261 | △2,025 | △865 | △380 | 17,014 |
2020年3月期連結 | 1,832 | △2,558 | △2,746 | △78 | 15,610 |
2021年3月期連結 | 5,290 | △2,072 | △3,055 | △2 | 16,838 |
2022年3月期連結 | 1,632 | △752 | △458 | 574 | 17,910 |
2023年3月期連結 | 583 | △2,787 | △1,442 | 780 | 16,938 |
TOAの手持ちの現金は、16,938百万円と豊富です。
手持ちの現金が多いほど、万一の事態に柔軟に対応できます。
例えば、販売商品の売掛代金が回収できなかったり、メインの工場が災害で被災したりしたとしても、手持ちの資金があれば早急に手を打つことができるのです。
営業キャッシュフローも少ないながらプラスである限り、事業活動でしっかりお金が回転している証左なので問題ありません。
TOA株の評判
SNS上でのTOA株の評判です。
TOA(株) 6809
— 春道【エンジニアの投資日記】 (@FVaXI7fk4cAUfzr) May 4, 2022
23年3月期の配当を今季の20円から倍の40円にする方針のようですね❗️
利回り5.68パー、一気に高配当株😄全くのノーマークでした😅
PTS爆上げです💦https://t.co/26MlL344ey#高配当株#TOA
あまり有名な銘柄ではないので評判自体が少ないのですが、着実な業績で安定している企業なのは間違いないですね。
TOA株の購入方法
TOA株を購入するなら、下記3社がおすすめです。
SBI証券は2023年9月30日より、単元未満株を含む国内株式売買手数料が完全無料になりました。
ネット証券口座で1,000万口座を突破している、最も人気のある証券会社です。
取引銘柄数も東証ほぼ全てに対応しており、単元未満株ではおすすめNo.1口座と言えます。
マネックス証券は国内で有数のネット証券会社です。
個人的な所感ではアプリなどのツールはマネックス証券が使いやすいので、おすすめの証券会社ですよ。
現在は買い手数料は無料で、売り手数料のみかかります。
2024年から始まった新NISA口座で取引する場合は買い、売り共に手数料無料になります。
単元未満株の取引銘柄もほぼすべての上場企業なので、銘柄をきちんと選んで取引ができます。
単元未満株 買い手数料 | 無料 |
単元未満株 売り手数料 | 約定代金の0.55% ※最低手数料52円 新NISAでの取引は無料 |
NISA口座 | 約定代金の0.55% ※最低手数料52円 新NISAでの取引は無料 |
取扱銘柄 | 東証、名証ほぼ全て |
注文時間 | 24時間対応 |
auカブコム証券はMUFG(三菱UFJフィナンシャルグループ)を親会社に持つネット証券会社です。
単元未満株の手数料は無料ではないため割高に感じますが、自動売買ツールが豊富のため色々な取引方法を試したい方に向いている証券会社です。
また、マネックス証券と同じく2024年からの新NISA口座で取引する場合は買い、売り共に手数料無料になります。
単元未満株でおすすめの証券会社をすべて見たい方は下記をご覧ください。
TOAのIRニュース
独自判断ですが、株価に関係がありそうなTOAの直近のIRニュースをまとめました。
※今のところ特にありません。
TOA株のよくある質問
TOA株についてのよくある質問をまとめました。
- TOAのグローバルの2023年3月期(通期)の売上が大きく伸長しています。例えば、アジア・パシフィック(30.4%)、欧州・中東・アフリカ(21.0%)、アメリカ(21.9%)を達成しています。セグメント別に事業が伸びた理由についてもう少し詳しく教えて下さい。
- 一方、TOAのグローバルの2023年3月期(通期)の営業利益は、軒並み不振です。この辺りの理由も教えて下さい。
- TOAの2024年3月期(通期)の親会社株主に帰属する当期純利益が前年(2023年)比12.2%減となっています。なぜこのように硬い予想なのでしょうか?
- TOAのグローバルの2023年3月期(通期)の売上が大きく伸長しています。例えば、アジア・パシフィック(30.4%)、欧州・中東・アフリカ(21.0%)、アメリカ(21.9%)を達成しています。セグメント別に事業が伸びた理由についてもう少し詳しく教えて下さい。
- アジア・パシフィックの伸びはイスラム圏におけるラマダン需要の取り込みです。加えて、インドネシアでは会議場やスポーツ施設、マレーシアでは商業施設。ベトナムでは官公庁向けの納入が寄与しました。欧州・中東・アフリカについては、イギリスの複合オフィスビルへの納入、南アフリカの商業施設、サウジアラビアの宗教施設への納入が進みました。さらに、アメリカでは、商業施設、カナダでは教育市場向けの販売が堅調でした。
- 一方、TOAのグローバルの2023年3月期(通期)の営業利益は、軒並み不振です。この辺りの理由も教えて下さい。
- 下の図※にありますように、TOAのグローバルの営業利益はアジア・パシフィックセグメント以外、芳しくありません。その理由を一言でいうと、「営業費用の増加」です。ただ、この問題に対して、TOAは「調達、⽣産、物流、販売、それぞれの機能連携をより綿密にして原価低減を図り、利益を拡⼤する」としてテコ入れを図る計画です。
- TOAの2024年3月期(通期)の親会社株主に帰属する当期純利益が前年(2023年)比12.2%減となっています。なぜこのように硬い予想なのでしょうか?
- 確かに、TOAの2023年3月期(通期)の親会社株主に帰属する当期純利益額が1,765百万円、対して2024年3月期(通期)予想が当期純利益額が1,550百万円となっており、12.2%の減益予想です。この理由は、2022年3月期(通期)の親会社株主に帰属する当期純利益額を見ればわかります。すなわち、2022年の親会社株主に帰属する当期純利益額は1,466百万円。2022年が異常に高い利益だったのです。なぜなら特別利益として土地売却益費用を計上しています(522百万円)。これによりむしろ2022年に比べ、2023年の利益を見る方が現実的なのです。
※セグメント別収益
TOA株以外のおすすめ高配当銘柄
S(5点) | A(4点) | B(3点) | C(2点) | D(1点) | |
高配当 | 年初来高値から算出した配当利回り5%以上 | 年初来高値から算出した配当利回り4%以上 | 年初来高値から算出した配当利回り3%以上 | 年初来高値から算出した配当利回り2%以上 | 年初来高値から算出した配当利回り2%未満 |
企業規模 | 最大手に対して売上50%まで | 最大手に対して売上20%まで | 最大手に対して売上10%まで | 最大手に対して売上5%まで | 最大手に対して売上5%未満 |
キャッシュリッチ | 有利子負債ゼロ | 現金が有利子負債に対して100%以上 | 現金が有利子負債に対して50%以上 | 現金が有利子負債に対して25%以上 | 現金が有利子負債に対して25%未満 |
配当性向 | 30%以上40%以下 | 20%以上30%未満 40%以上60%未満 | 10%以上20%未満 60%以上80%未満 | 5%以上10%未満 80%以上100%未満 | 5%未満 100%以上 |
グローバル | 売上比の70%以上が海外 | 売上比の50%以上が海外 | 売上比の40%以上が海外 | 売上比の10%以上が海外 | 売上比の10%未満が海外 |
総合評価 | 全ての数値の合計が25以上 | 全ての数値の合計が20以上25未満 | 全ての数値の合計が15以上20未満 | 全ての数値の合計が10以上15未満 | 全ての数値の合計が10未満 |
総合評価について
S5点、A4点、B3点、C2点、D1点にて加点
※高配当は他の項目より優先されるので2倍評価
※表は右にスクロールできます。
銘柄名 (銘柄をタップすると 詳細にアクセスできます) | 総合評価 (S~D) | 配当利回り ※注 | 配当金 (1株あたり) | 配当金の権利付き最終日 (この日までに買うと 配当金が受け取れる) | 株主 優待 |
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明豊ファシリティワークス (1717) | 3.85% ~4.63% | 32円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
安藤・間 (1719) | 5.17% ~7.32% | 60円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
鹿島建設 (1812) | B | 2.89% ~4.82% | 70円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
奥村組 (1833) | B | 4.74% ~7.67% | 225円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
イチケン (1847) | 5.30% ~5.76% | 100円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
日東富士製粉 (2003) | B | 3.56% ~4.17% | 176円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
日本食品化工 (2892) | 4.50% ~7.68% | 125円→200円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
JT【日本たばこ産業】 (2914) | 4.87% ~7.41% | 188円 | 期末:2023年12月27日 中間:2024年6月26日 | × | |
武田薬品工業 (4502) | 4.04% ~4.69% | 188円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
ENEOSホールディングス (5020) | B | 3.78% ~5.11% | 22円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
TOYO TIRE (5105) | 4.16% ~6.17% | 55円 | 期末:2023年12月27日 中間:2024年6月26日 | × | |
日本カーボン (5302) | B | 4.30% ~5.13% | 200円 | 期末:2023年12月27日 中間:2024年6月26日 | × |
中山製鋼所 (5408) | B | 3.15% ~5.03% | 38円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
モリ工業 (5464) | B | 3.10% ~4.82% | 130円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
ARE ホールディングス (5857) | 4.46% ~4.96% | 90円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
日本エアーテック (6291) | 4.73% ~6.34% | 60円 | 期末:2023年12月27日 中間:2024年6月26日 | × | |
日本ピラー工業 (6490) | B | 2.47% ~4.48% | 120円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
MS-Japan (6539) | B | 4.63% ~5.89% | 56円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
帝国通信工業 (6763) | B | 3.84% ~5.20% | 70円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
TOA (6809) | 4.69% ~6.19% | 40円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
日本セラミック (6929) | B | 3.53% ~4.48% | 100円 | 期末:2023年12月27日 | × |
いすゞ自動車 (7202) | 3.87% ~5.59% | 72円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
オーハシテクニカ (7628) | B | 3.64% ~4.35% | 60円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
バルカー (7995) | B | 3.55% ~5.80% | 150円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
スクロール (8005) | 4.40% ~6.93% | 48円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | 〇 | |
住友商事 (8053) | 4.62% ~6.52% | 115円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
稲畑産業 (8098) | 4.06% ~5.76% | 120円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ | |
伊藤忠エネクス (8133) | 4.29% ~5.02% | 52円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
三井住友フィナンシャルG (8316) | 3.83% ~6.29% | 250円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
東京海上HD (8766) | 3.33% ~4.61% | 121円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
岩井コスモHD (8707) | B | 4.17% ~6.25% | 80円 (2023年3月期) | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
九州旅客鉄道 (9142) | C | 3.32% ~4.13% | 93円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
日本電信電話 (9432) | B | 2.79% ~3.37% | 5円 ※株式を25分割済 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
KDDI (9433) | B | 2.91% ~3.53% | 140円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
三協フロンテア (9639) | B | 3.00% ~5.00% | 160円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
イエローハット (9882) | 3.37% ~3.91% | 66円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ | |
蔵王産業 (9986) | B | 3.70% ~5.81% | 100円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。
まとめ:TOAはBtoC音響メーカーのトップブランドです
本記事をまとめます。
今回はTOA株について分かりやすく解説いたしました。
- 2022年3月期に比べ、2023年3月期は大幅増収(プラス10.4%)
- 2022年3月期に比べ、2023年3月期は配当金倍増
- 競業他社のいないニッチな分野で圧倒的な存在感
音響機器の企業としてはライバル不在で、ニッチの領域で大きな存在感を示しているTOA株式会社。
グローバル展開も積極的で売上の約37%を海外から得ています。
ここ数年、増収傾向が続いており、2024年3月期(通期)は対前年増収、増益予想です。
自己資本比率も高く、有利子負債比率も極めて小さいことから、盤石の企業経営がうかがえます。
配当も安定40円/株を発表しており、手持ち資金も豊富なことからしばらく高配当が続くでしょう。
長期的に保有しても安心の銘柄の可能性が高いです。
本記事をぜひ購入の参考にしてみてください。
今回は以上です。
注意
本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。
リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。
また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。