日本カーボン(5302)株は高配当だけどいつまで続く?おすすめポイントやデメリットを解説

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悩んでいる人
悩んでいる人

日本カーボンという会社が気になっています。産業用・工業用のカーボン製品の製造販売をしているそうです。配当もしっかり出して、株主還元に積極的のようです。おすすめポイントやデメリットがあれば教えて下さい。

こんなお悩みを解決します。

注意

本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。

リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。

また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。

本記事の内容
日本カーボンとは
日本カーボン株のおすすめポイント
日本カーボン株のデメリット
日本カーボンの株価の推移(チャート)
日本カーボン株の配当金、配当利回り、配当性向
日本カーボン株の配当金がもらえるのはいつ?
日本カーボンの売上の推移
日本カーボンの財務状況
日本カーボンのキャッシュフロー
日本カーボン株の評判
日本カーボン株の購入方法
日本カーボンのIRニュース
日本カーボンのよくある質問
日本カーボン株以外のおすすめ高配当銘柄

記事の信頼性

Webライターのみらいのびたです。

高配当日本株、米国株を中心に長期保有のスタイルで運用中。投資歴26年で配当、利子収入は積算400万円以上。生涯運用益も8桁越え。

株の運用は、日々の研鑽がモットーです。

みらいのびたです。

記事の監修者

CFP®(申請中)、AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士。

リスクの少ない運用を実施中。

高配当日本株や米国株をはじめ、投資の勉強のためREIT、金、FX、仮想通貨などあらゆる資産を保有。

michi(みち)
です。

今回は日本カーボン株について解説いたします。

1915年に創設された、日本で最も歴史がある炭素メーカー日本カーボン株式会社。

総合炭素メーカーとして、高い技術力には定評があります。

炭素素材(材料)とは、炭素原子からできる素材です。

炭素材料とは

炭素材料は、原子番号6の元素である炭素を主成分とする多種多様な材料の総称で、黒鉛、木炭、活性炭、カーボンブラック、炭素繊維、ダイヤモンドなどが含まれます。近年、ナノカーボンとも呼ばれる、カーボンナノチューブ、フラーレン、グラフェンなどの材料も現れ、多彩な材料が多岐にわたる分野で用いられています。

炭素材料学会「多様な炭素材料の物性・機能の基礎」から引用

日本カーボンは、炭素素材を利用して様々な製品の製造販売を行っています。

日本カーボンの製品群(統合報告書2022より)
日本カーボンの製品群(統合報告書2022より)
  • 2020年から2022年12月期(通期)までの営業利益が連続伸長
  • 3期連続200円/株の高配当を維持
  • 売上高に匹敵する利益剰余金
  • 主要製品の黒鉛電極は電気自動車(EV)にも利用可能

日本カーボンの業績は2期連続伸長中です。

営業利益率も11%を上回り、内部保留も充分です。

株主還元にも積極的で、3期連続200円/株を配当し、4~5%の配当利回りを実現させています。

主要製品の黒鉛電極は、電気自動車(EV)用のリチウム電極に不可欠な部材。

今後の売上増が期待できます。

みらいのびた
みらいのびた

日本カーボンは、人造黒鉛電極を国内で初めて製造販売した会社です

ぜひ最後までご覧いただき、投資の参考にしてください。

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日本カーボンとは

まずは日本カーボンの概要を説明いたします。※執筆当時のデータです。

上場会社名日本カーボン株式会社
上場取引所東京証券取引所プライム市場(旧東証一部)
コード番号5302
本社所在地〒104-0032 
東京都中央区八丁堀1-10-7(TMG八丁堀ビル)
創業1915年12月20日
設立1915年12月20日
事業内容炭素製品の製造および販売
代表者代表取締役社長 宮下 尚史
資本金74億277万円
年商35,799百万円(年月期)
年初来高値4,650円 (2023年10月2日)
年初来安値 3,900円(2023年3月20日)
配当利回り4.30~5.13%(年初来高値~安値における配当金)
配当金1株200円(2023年12月期)
1株200円(2024年12月期予想)
決算期12月末日
IR情報https://www.carbon.co.jp/ir/library.html
公式HPhttps://www.carbon.co.jp/
日本カーボンの概要

日本カーボンは、炭素製品を製造および販売する企業です。

売上セグメントは3つあり「炭素製品関連」、「炭化けい素製品関連」、「その他」に分類されます。

  • 炭素製品関連:ファインカーボン関連製品、電極材関連製品
  • 炭化けい素製品関連:炭化けい素連続繊維製品
  • その他:産業用機械の製造販売、機械修理、駐車場賃貸
炭素
製品関連
炭化けい素
製品関連
その他
売上
(百万円)
32,8472,0521,574
売上構成比
(%)
90.15.64.3
日本カーボンのセグメントごとの売上(2022年12月期通期)

90%以上の利益が炭素製品関連セグメントからもたらされています。

日本カーボンのおすすめポイント

日本カーボンのおすすめポイントは下記です。

  • 2020年から2022年12月期(通期)までの営業利益が連続伸長
  • 4年連続200円/株の高配当を維持
  • 売上高に匹敵する利益剰余金
  • 主要製品の黒鉛電極は電気自動車(EV)にも利用可能

それぞれ分かりやすく説明していきますね。

2020年から2022年12月期(通期)までの営業利益が連続伸長

日本カーボンの営業利益は、2年連続伸長中です。

決算年前年比
2021年122.9%
2022年129.3%

理由は下記です。

  • 2021年:半導体関連市場とEV車向けのリチウムイオン電池負極市場が好調に拡大した(2021年12月期 決算短信
  • 2022年:半導体関連市場向けの旺盛な需要が原材料およびエネルギーコストの増加を吸収した(2022年12月期 決算短信

日本カーボンはそもそもの営業利益率が高く、直近の2023年12月期第2四半期では約18%と驚異的な数値です。

※製造業の平均営業利益は約4%

JETROによると半導体関連市場そのものは2023年に一旦需要にブレーキがかかるものの、2024年以降は再び回復に転じる見込みが示されており(JETRO:2023~2024年の世界半導体市場の見通しと米国の戦略)、今後の伸長も期待できます。

4年連続200円/株の高配当を維持

日本カーボンの配当額は、2019年12月期(通期)から4年連続200円/株です。

配当金
(1株あたり)
配当
利回り
配当
性向
2011年
12月期
50円
(調整後)
1.81
~3.60%
33.5%
2012年
12月期
50円
(調整後)
2.06
~4.17%
27.6%
2013年
12月期
50円
(調整後)
1.92
~3.11%
133.7%
2014年
12月期
50円
(調整後)
2.00
~3.01%
70.8%
2015年
12月期
50円
(調整後)
1.11
~2.24%
52.7%
2016年
12月期
50円
(調整後)
1.63
~3.21%
—%
2017年
12月期
50円0.98
~2.18%
18.7%
2018年
12月期
100円1.22
~2.63%
10.7%
2019年
12月期
200円3.47
~5.81%
22.8%
2020年
12月期
200円4.85
~7.89%
122.2%
2021年
12月期
200円3.99
~5.24%
81.0%
2022年
12月期
200円4.46
~5.32%
69.1%
2023年
12月期
(予想)
200円129.9%
目標
配当金、配当利回り、配当性向

高い配当額に連動し、配当利回りも4~5%と東京プライム全銘柄の配当利回り平均2.2%を軽く超えています。

売上高に匹敵する利益剰余金

日本カーボンの利益剰余金は順調に積み上がっています。

直近2022年12月期(通期)の利益剰余金は30,744百万円と、同年度の売上高(35,799百万円)に匹敵し、営業利益の6倍以上です。

豊富な内部留保は、盤石な企業体質を表しています。

主要製品の黒鉛電極は電気自動車(EV)にも利用可能

黒鉛電極の主な用途は、電気で鉄スクラップを溶かして鉄を精製するときの電気炉の陰極です。

電極先端温度が3000℃を超えるため、黒鉛電極以外に適した素材がないと言われています。

一方で最近、黒鉛電極は電気自動車(EV)のリチウム電池の陰極としての用途が注目されています。

理由は、リチウムイオンが電極間を往復するのに負極を構成する炭素が重要な役割を示すからです。

電気自動車(EV)は従来のガソリン車(ハイブリッド車)から確実に切り替わっていくことが大方の見立てです。

黒鉛電極のハイテク分野への需要の拡大が期待できます。

日本カーボン株のデメリット

日本カーボン株のデメリットは下記です。

  • 主力のファインカーボン関連製品に強力なライバルの存在
  • 配当性向がやや高め

順に説明します。

主力のファインカーボン関連製品に強力なライバルの存在

日本カーボンの主力製品であるファインカーボン関連製品には、強力なライバルが存在します。

特にレゾナックHDと東海カーボンは同じ市場で戦う強力なライバルです。

例えば東海カーボンのファインカーボン関連製品の2022年12月期(通期)の売上は49,549百万円、日本カーボンの49,393百万円とほぼ同規模です。

そこにさらに規模の大きいレゾナック・ホールディングスも存在し、熾烈な競争を強いられています。

ただ、日本カーボンは、2022年10月にSECカーボンと資本業務提携を発表しライバルに離されないように手を打っています(SECカーボン資本業務提携)。

強力なライバルに囲まれ勝ち残るのは大変ですが、先手を打つ日本カーボン株は安心して持っていられます。

みらいのびた
みらいのびた

ちなみに財務状況が最も良いのも日本カーボンです。

配当性向がやや高め

日本カーボンの配当性向は、ここ数年60%を超えています。

さらに2023年12月期の配当性向は、ほぼ130%です。

2020年12月期(通期)2021年12月期(通期)2022年12月期(通期)2023年12月期(通期予想)
配当額(円/株)200200200200
配当性向(%)122.281.069.1129.9
日本カーボンの配当額と配当性向

配当性向は、純利益に対する配当額なので、かなり多めに配当しています。

内部保留が充分なので、配当予想が変わる可能性は少ないものの、今後の利益の状況により減配がないか注意が必要です。

日本カーボンの株価の推移(チャート)

日本カーボンの株価の推移は下記です。

日本カーボンの株価チャート
株探プレミアムより

執筆時でPER19.3倍、PBR1.01倍とやや割高ですが、ここ数年株価が安定しているので高配当が得られる日本カーボンの株は買いやすいです。

どちらかといえばですが、上昇に向かっているような値動きをしている点もグッドです。

日本カーボン株の配当金、配当利回り、配当性向

日本カーボン株の配当金、配当利回り、配当性向は下記です。

良い点
  • 2019年12月期(通期)以降200円/株の継続中
気になる点
  • 配当性向がやや高く、将来減配の可能性がある
配当金
(1株あたり)
配当
利回り
配当
性向
2011年
12月期
50円
(調整後)
1.81
~3.60%
33.5%
2012年
12月期
50円
(調整後)
2.06
~4.17%
27.6%
2013年
12月期
50円
(調整後)
1.92
~3.11%
133.7%
2014年
12月期
50円
(調整後)
2.00
~3.01%
70.8%
2015年
12月期
50円
(調整後)
1.11
~2.24%
52.7%
2016年
12月期
50円
(調整後)
1.63
~3.21%
—%
2017年
12月期
50円0.98
~2.18%
18.7%
2018年
12月期
100円1.22
~2.63 %
10.7%
2019年
12月期
200円3.47
~5.81%
22.8%
2020年
12月期
200円4.85
~7.89%
122.2%
2021年
12月期
200円3.99
~5.24%
81.0%
2022年
12月期
200円4.46
~5.32%
69.1%
2023年
12月期
(予想)
200円129.9%
目標
配当金、配当利回り、配当性向

※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。2017年7月1日を効力発生日として、10株を1株とする株式併合を実施したため、併合の配当額を遡及修正して表記しました。

日本カーボンの配当額は、2019年12月期(通期)以降安定の200円/株です。

配当利回りも高配当に連動して4~5%と高めを維持しています。

しかしながら配当性向が高めで、やや無理して配当を実施している感は否めません。

ただ、2023年12月期の純利益の連結業績予想2,500百万円に対し、同年第2四半期の純利益が1,957百万円に到達しており、直ちに減配を心配する必要はないでしょう。

日本カーボン株の配当金がもらえるのはいつ?

日本カーボンの配当時期は下記です。

配当日(権利確定日)権利付き最終日
※この日までに買うと配当金が受け取れる
権利落ち日
※この日に購入しても直近の配当には間に合わない
2023年12月29日(金)
次回期末配当
2023年12月27日(水)2023年12月28日(木)
2024年6月28日(金)
次回中間配当
2024年6月26日(水)2024年6月27日(木)
配当時期

※入金は、配当日(権利確定日)以降、2~3か月後になります

日本カーボンの売上、利益の推移

日本カーボンの売上、利益の推移は下記です。

良い点
  • 着実な売上と利益
気になる点
  • やや保守的な2023年12月期(通期)予想
売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
経常利益
(百万円)
当期純利益
(百万円)
包括利益
(百万円)
2014年
12月期連結
29,5801,4091,5188021,305
2015年
12月期連結
28,8912,0631,8841,0761,216
2016年
12月期連結
22,903△663△570△5,413△5,226
2017年
12月期連結
27,9642,5692,9972,9613,830
2018年
12月期連結
48,01716,40416,50810,29210,076
2019年
12月期連結
44,93114,82715,1069,70010,714
2020年
12月期連結
26,8023,0153,5871,8101,681
2021年
12月期連結
31,5783,7064,4342,7293,532
2022年
12月期連結
35,7994,7915,0423,1943,309
2023年
12月期連結
※通期予想
37,0004,5004,5002,500非公開
売上、利益の推移

日本カーボンの売上・利益は、派手さはないものの着実に計上されています。

売上高を営業利益で割った営業利益率も2018年12月(通期)以降、10%を超えています。

包括利益もしっかりプラス、隠れ赤字もありません。

ただ2023年12月(通期)の予想に関しては、売上は前期以上であるものの、利益がマイナス6.1%の減益予想です。

理由は、電極材関連製品の人造黒鉛電極の販売が低調に推移するからとの説明です(2023年12月期 連結業績予想の修正に関するお知らせ

しかしながら2023年12月第2四半期営業利益がすでに3,171百万円に到達しており、あと6か月あることを考えると、予想を超えた数字になる可能性が高そうです。(予想営業利益は1年で4,500百万円)

日本カーボンの財務状況

日本カーボンの財務状況です。

良い点
  • 豊富な利益剰余金と手持ち現金
  • 低めの有利子負債比率
気になる点
  • 特になし
利益剰余金
(百万円)
現金および預金
(百万円)
自己資本
比率
有利子負債
(百万円)
有利子負債
比率
2014年
12月期連結
15,5568,19355.2%9,14229.0%
2015年
12月期連結
16,23710,83047.2%8,78434.5%
2016年
12月期連結
10,22610,55348.9%7,84327.8%
2017年
12月期連結
12,63811,58649.6%8,41723.0%
2018年
12月期連結
21,64619,74757.9%8,38118.6%
2019年
12月期連結
29,68917,85263.4%8,39018.6%
2020年
12月期連結
29,28714,60061.9%9,42521.0%
2021年
12月期連結
29,80517,86561.9%9,18020.4%
2022年
12月期連結
30,74418,32261.4%8,89219.5%
財務状況

日本カーボンの利益剰余金は安定的に積み上がり、2022年12月(通期)の30,744百万円は、同年度の売上高に匹敵しています(35,799百万円)。

さらに手持ち資金も充分豊富、有利子負債比率も低めに推移しており、財務状況に心配はありません。

日本カーボンのキャッシュフロー

日本カーボンのキャッシュフローは下記です。

良い点
  • 営業キャッシュフローがプラスで推移
気になる点
  • 特になし
営業キャッシュフロー
(百万円)
投資キャッシュフロー
(百万円)
財務キャッシュフロー
(百万円)
現金及び現金等同等物
に係る換算差額(百万円)
現金等
(百万円)
2014年
12月期連結
4,319△825△1,3621.08,193
2015年
12月期連結
3,827△526△740△5.010,830
2016年
12月期連結
2,370△6,1363,501△11.010,553
2017年
12月期連結
3,876△1,498△1,3494.011,586
2018年
12月期連結
12,633△2,051△2,418△3.019,747
2019年
12月期連結
4,792△3,693△2,9961.017,852
2020年
12月期連結
3,876△4,716△2,4121.014,600
2021年
12月期連結
7,551△608△3,76284.017,865
2022年
12月期連結
5,798△1,601△3,77737.018,322
キャッシュフロー

日本カーボンの営業キャッシュフローは常にプラスで推移、事業でしっかりキャッシュを生み出していることが見て取れます。

投資も積極的に行っており見合った利益も確実に得ています。

キャッシュフローを見る限り、長年にわたり安定した配当を受け取れそうです。

日本カーボン株の評判

SNS上での日本カーボン株の評判です。

日本カーボンは財務状況が安定していて高配当なので、人気がある銘柄ですね。

日本カーボン株の購入方法

日本カーボン株を購入するなら、下記3社がおすすめです。

証券会社単元未満株
買い手数料
単元未満株
売り手数料
1
SBI証券
無料無料
2
マネックス証券
無料約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
3
auカブコム証券
約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料

国内株式売買手数料「SBI証券」

SBI証券
単元未満株
買い手数料
無料
単元未満株
売り手数料
無料
NISA口座
取扱銘柄東証ほぼ全て
注文時間24時間対応

SBI証券は2023年9月30日より、単元未満株を含む国内株式売買手数料が完全無料になりました。

ネット証券口座で1,000万口座を突破している、最も人気のある証券会社です。

取引銘柄数も東証ほぼ全てに対応しており、単元未満株ではおすすめNo.1口座と言えます。

取引アプリが使いやすい「マネックス証券」

マネックス証券
単元未満株
買い手数料
無料
単元未満株
売り手数料
約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
NISA口座
取扱銘柄東証、名証ほぼ全て
注文時間一部制限あり

マネックス証券は国内で有数のネット証券会社です。

個人的な所感ではアプリなどのツールはマネックス証券が使いやすいので、おすすめの証券会社ですよ。

現在は買い手数料は無料で、売り手数料のみかかります。

2024年から始まった新NISA口座で取引する場合は買い、売り共に手数料無料になります。

単元未満株の取引銘柄もほぼすべての上場企業なので、銘柄をきちんと選んで取引ができます。

豊富な自動売買ツールがある「auカブコム証券」

auカブコム証券
単元未満株
買い手数料
無料
単元未満株
売り手数料
約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
NISA口座約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
取扱銘柄東証、名証ほぼ全て
注文時間24時間対応

auカブコム証券はMUFG(三菱UFJフィナンシャルグループ)を親会社に持つネット証券会社です。

単元未満株の手数料は無料ではないため割高に感じますが、自動売買ツールが豊富のため色々な取引方法を試したい方に向いている証券会社です。

また、マネックス証券と同じく2024年からの新NISA口座で取引する場合は買い、売り共に手数料無料になります。

単元未満株でおすすめの証券会社をすべて見たい方は下記をご覧ください。

高配当日本株を単元未満(1株単位)で買いたい方におすすめのネット証券会社10選

日本カーボンのIRニュース

独自判断ですが、株価に関係がありそうな日本カーボンの直近のIRニュースをまとめました。

※今のところ特にありません。

日本カーボン株のよくある質問

日本カーボン株についてのよくある質問をまとめました。

  • 2018年と2019年の12月期連結の大きな売上と利益の原因を教えて下さい。
  • 2022年10月にSEC カーボン株式会社との資本業務提携を行っていますが狙いについて教えて下さい。
2018年と2019年の12月期連結の大きな売上と利益の原因を教えて下さい。
確かに2017年12月期(通期)の営業利益に対し、2018年、2019年は5倍以上の伸びを示しています。決算短信を見てみると、その理由は主力の炭素製品関連セグメントが好調だったこと、具体的には炭素繊維製品、特殊炭素材料が好調であったことの様です。ライバル会社の東海カーボンもこの両年は業績が好調で、どうやら黒鉛電極の世界的な需給ひっ迫と黒鉛電極市況の上昇が影響した様です。2020年以降、需給が改善し、落ち着いた動きを見せています。
2022年10月にSEC カーボン株式会社との資本業務提携を行っていますが狙いについて教えて下さい。
日本カーボンは、2022年10月に製鋼用人造黒鉛電極の専業メーカーと資本業務提携を行っています(SEC カーボン株式会社との資本業務提携に関するお知らせ)。資本提携の内容は、自己株式を除く発行株式総数に対する割合4.00%を互いに持ち合うことです。お知らせによりますと、資本提携の狙いは3つあります(左記お知らせより)。
・黒鉛電極の製造に係わる製造技術の相互提供
・カーボンニュートラルに向けた環境対策技術の共同開発
・危機発生時における黒鉛電極事業継続のための相互支援
レゾナック・ホールディングスや東海カーボンなど強力なライバルが存在する黒鉛電極市場においてこのような資本提携は有効な手段と言えます。

S(5点)A(4点)B(3点)C(2点)D(1点)
高配当年初来高値から算出した配当利回り5%以上年初来高値から算出した配当利回り4%以上年初来高値から算出した配当利回り3%以上年初来高値から算出した配当利回り2%以上年初来高値から算出した配当利回り2%未満
企業規模最大手に対して売上50%まで最大手に対して売上20%まで最大手に対して売上10%まで最大手に対して売上5%まで最大手に対して売上5%未満
キャッシュリッチ有利子負債ゼロ現金が有利子負債に対して100%以上現金が有利子負債に対して50%以上現金が有利子負債に対して25%以上現金が有利子負債に対して25%未満
配当性向30%以上40%以下20%以上30%未満
40%以上60%未満
10%以上20%未満
60%以上80%未満
5%以上10%未満
80%以上100%未満
5%未満
100%以上
グローバル売上比の70%以上が海外売上比の50%以上が海外売上比の40%以上が海外売上比の10%以上が海外売上比の10%未満が海外
総合評価全ての数値の合計が25以上全ての数値の合計が20以上25未満全ての数値の合計が15以上20未満全ての数値の合計が10以上15未満全ての数値の合計が10未満

総合評価について

S5点、A4点、B3点、C2点、D1点にて加点

※高配当は他の項目より優先されるので2倍評価

※表は右にスクロールできます。

銘柄名
(銘柄をタップすると
詳細にアクセスできます)
総合評価
(S~D)
配当利回り
※注
配当金
(1株あたり)
配当金の権利付き最終日
(この日までに買うと
配当金が受け取れる)
株主
優待
明豊ファシリティワークス
(1717)
A3.85%
~4.63%
32円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
安藤・間
(1719)
A5.17%
~7.32%
60円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
鹿島建設
(1812)
B2.89%
~4.82%
70円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
奥村組
(1833)
B4.74%
~7.67%
225円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
イチケン
(1847)
A5.30%
~5.76%
100円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
日東富士製粉
(2003)
B3.56%
~4.17%
176円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
日本食品化工
(2892)
B→A4.50%
~7.68%
125円→200円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
JT【日本たばこ産業】
(2914)
A4.87%
~7.41%
188円期末:2023年12月27日
中間:2024年6月26日
×
武田薬品工業
(4502)
A4.04%
~4.69%
188円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
ENEOSホールディングス
(5020)
B3.78%
~5.11%
22円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
TOYO TIRE
(5105)
A4.16%
~6.17%
55円期末:2023年12月27日
中間:2024年6月26日
×
日本カーボン
(5302)
B4.30%
~5.13%
200円期末:2023年12月27日
中間:2024年6月26日
×
中山製鋼所
(5408)
B3.15%
~5.03%
38円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
モリ工業
(5464)
B3.10%
~4.82%
130円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
ARE
ホールディングス
(5857)
A4.46%
~4.96%
90円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
日本エアーテック
(6291)
A4.73%
~6.34%
60円期末:2023年12月27日
中間:2024年6月26日
×
日本ピラー工業
(6490)
B2.47%
~4.48%
120円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
MS-Japan
(6539)
B4.63%
~5.89%
56円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
帝国通信工業
(6763)
B3.84%
~5.20%
70円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
TOA
(6809)
A4.69%
~6.19%
40円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
日本セラミック
(6929)
B3.53%
~4.48%
100円期末:2023年12月27日×
いすゞ自動車
(7202)
S3.87%
~5.59%
72円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
オーハシテクニカ
(7628)
B3.64%
~4.35%
60円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
バルカー
(7995)
B3.55%
~5.80%
150円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
スクロール
(8005)
A4.40%
~6.93%
48円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
住友商事
(8053)
A4.62%
~6.52%
115円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
稲畑産業
(8098)
S4.06%
~5.76%
120円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
伊藤忠エネクス
(8133)
A4.29%
~5.02%
52円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
三井住友フィナンシャルG
(8316)
A3.83%
~6.29%
250円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
東京海上HD
(8766)
A3.33%
~4.61%
121円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
岩井コスモHD
(8707)
B4.17%
~6.25%
80円
(2023年3月期)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
九州旅客鉄道
(9142)
C3.32%
~4.13%
93円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
日本電信電話
(9432)
B2.79%
~3.37%
5円
※株式を25分割済
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
KDDI
(9433)
B2.91%
~3.53%
140円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
三協フロンテア
(9639)
B3.00%
~5.00%
160円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
イエローハット
(9882)
A3.37%
~3.91%
66円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
蔵王産業
(9986)
B3.70%
~5.81%
100円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×

※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。

まとめ:日本カーボンは営業利益率10%超、配当利回り4~5%の日本で最も歴史がある炭素メーカーです

本記事をまとめます。

今回は日本カーボン株について分かりやすく解説いたしました。

  • 2020年から2022年12月期(通期)までの営業利益が連続伸長
  • 4年連続200円/株の高配当を維持
  • 売上高に匹敵する利益剰余金
  • 主要製品の黒鉛電極は電気自動車(EV)にも利用可能

日本カーボンは、日本で最も歴史がある炭素メーカーです。

特に人造黒鉛電極は同社が国内で初めて製造販売し、今でも主な収益源です。

ここ数年営業利益が伸長中で、4年連続の高配当(200円/株)、配当利回りも4~5%と高めです。

企業内部保留(利益剰余金)も豊富で有利子負債比率も低く、盤石な経営体質が見て取れます。

黒鉛電極は電気自動車(EV)にも利用可能で未来の新技術にも期待ができます。

ぜひ本記事を購入の参考にしてみてください。

今回は以上です。

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注意

本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。

リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。

また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。