帝国通信工業株(6763)が高配当の理由とは?おすすめポイントやデメリットも解説

悩んでいる人
悩んでいる人

帝国通信工業株が高配当らしく気になっています。ゲームや自動車の電子部品を製造販売していて、業績も好調みたい。おすすめポイントやデメリットもあれば教えてください。

こんなお悩みを解決します。

注意

本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。

リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。

本記事の内容
帝国通信工業とは
帝国通信工業株のおすすめポイント
帝国通信工業株のデメリット
帝国通信工業の株価の推移
帝国通信工業株の配当金、配当利回り、配当性向
帝国通信工業の売上の推移
帝国通信工業のキャッシュフロー
帝国通信工業株の評判、口コミ
帝国通信工業株の購入方法
帝国通信工業のよくある質問
帝国通信工業の関連記事リンク集
記事の執筆者

Webライターのみらいのびたです。

化学メーカー勤続31年。

バブルの頃から日本の経済浮き沈みを体験。投資歴26年の経験に裏付けされた情報をお届けします。

みらいのびたです。
記事の監修者

高配当日本株、高配当米国株、米国ETF、REIT、FX、金・プラチナ・銀・仮想通貨を運用中。

運用5ヶ月の含み益は3万円ほど。

FPとして投資を実践しつつ、日々勉強しています。

AFP、2級FP技能士michi(みち)です。

今回は帝国通信工業株について解説いたします。

家電、自動車、ヘルスケア機器など暮らしに身近な製品の電子部品を製造、販売している帝国通信工業。

帝国通信工業のおすすめポイントは下記です。

  • 2022年度の売上は前年比26%増、営業利益は125%増と好調。
  • 2022年度配当も前年40円から20円アップの1株あたり60円に増配。
  • 2024年には創⽴80周年の記念配当を予定。
  • エレクトロニクス産業の需要拡大が追い風。

帝国通信工業の業績は、2019年のコロナ禍で一時期落としていたものの、エレクトロニクス産業の需要拡大の追い風を受けて2022年度の売上、利益とも大幅に増加しました。

2023年度売上予想も165億円と近年では過去最高となっています。

さらに1944年の創立から数えて80周年の来年(2024年)は、記念配当を予定していますよ。

今回は帝国通信株についての売上、利益などの数値を検証したうえで、おすすめのポイントをデメリット含めてを紹介いたします。

ぜひ最後までご覧いただき、ご投資の参考にしていただければ幸いです。

帝国通信工業株を今すぐ1株買いたい方はこちら

帝国通信工業とは

帝国通信工業の中間配当金計算書

まずは帝国通信工業の概要を説明いたします。※執筆当時のデータです。

上場会社名帝国通信工業株式会社
Teikoku Tsushin Kogyo Co., Ltd.
上場取引所東京証券取引所プライム市場(旧東証一部)
コード番号6763
本社所在地〒211-8530
神奈川県川崎市中原区苅宿45番1号
創業1944年8月1日
設立1944年8月1日
事業内容電子回路を制御する抵抗器やセンサ、スイッチなどの各種電子部品
代表者代表取締役社長 羽生 満寿夫
資本金34億5300万円
年商151億900万円(2022年3月期)
年初来高値1579円 (2023年03月09日)
年初来安値 1269円(2022年01月19日)
配当利回り3.80~4.73%
(年初来高値~安値における配当金)
配当金1株60円(2022年度実績)
1株60円(2023年度予想)
決算期3月末日
IR情報https://www.noble-j.co.jp/ir-info/
公式HPhttps://www.noble-j.co.jp/
帝国通信工業の概要

帝国通信工業の商品は、身近にある電化製品などに使われる電子部品です。

帝国通信工業の事業領域
帝国通信工業の事業領域(帝国通信工業ウェブページより

たとえば「自動車」でいえばカーエアコンのスイッチ、「ゲーム機器」でいえば音量調整の部品などを製造しています。

他にも下記のような機器のあらゆる重要な部品に使用されているものを作っていますよ。

  • 医療・ヘルスケア機器
  • 撮影機器
  • 映像機器
  • 動画記録器
  • 暖房機器
  • 白物家電
  • 事務機器
みらいのびた
みらいのびた

上記の事業分野が96%を占める帝国通信工業ですが、4%を占める新規事業には省エネ、EV(⾞載・急速充電器)分野の拡大が計画されています。将来の成長の種として期待がもてますね。

帝国通信工業のおすすめポイント

帝国通信工業のおすすめポイントは下記です。

  • 2021年度に対する2022年度の売上げ26%増、営業利益は125%増と好調。
  • 2022年度配当も前年40円から20円アップの1株あたり60円に増配。
  • エレクトロニクス産業の需要拡大が追い風。

それぞれ分かりやすく説明していきますね。

2022年年度の売上、利益は前年度比26%、125%増加

帝国通信工業は2022年度の売上、利益とも前年度から大幅に増加しました。

売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
経常利益
(百万円)
当期純利益
(百万円)
包括利益
(百万円)
2014年3月期連結13,5092458968271,734
2015年3月期連結14,5357061,5831,1422,185
2016年3月期連結14,187697746465△135
2017年3月期連結12,906789791710861
2018年3月期連結14,3291,0131,1317801,833
2019年3月期連結13,2081,0001,29295349
2020年3月期連結12,500624748△84△176
2021年3月期連結12,0227558837552,283
2022年3月期連結15,1091,6992,0251,584190
2023年3月期連結※第2四半期まで7,8686981,3379342,029
2023年3月期連結※通期予想16,5001,5001,8001,400
売り上げ、利益の推移

理由は、以下の3点と説明されています(2022年3月期 決算短信より)。

  • エレクトロニクス業界の経済回復やデジタル化
  • 環境規制によるEV等の環境対応車の需要増
  • 堅調なゲーム機市場向け部品の需要増

たとえば、エレクトロニクス業界の2023年の世界的な成長は、前年比3%と予想されています。

この成長の要因は、自動車産業部門で起こっているEVや自動運転技術の進歩によるデジタル化の流れです。

また、ゲーム市場はeスポーツやクラウドゲームなどのトレンドがけん引し、まずます伸びていますよ。

この傾向は一時のブームでなく今後も続くことが見込まれますので、上記のような産業における部品を作っている帝国通信工業の未来は明るいと言えますね。

配当も前年40円から20円アップの1株あたり60円に増配

帝国通信工業2022年度の配当金は1株当たり60円の増配になりました。

配当金(1株あたり)分割調整配当金※(1株あたり)配当利回り※配当性向
2010年3月9円45円3.27~4.89 %
2011年3月7円35円2.85~5.51 %
2012年3月5円25円2.73~4.31 %
2013年3月5円25円2.19~4.39 %25.0%
2014年3月7円35円3.18~4.58 %41.4%
2015年3月6円30円2.25~3.75 %25.7%
2016年3月6円30円2.45~4.00 %63.2%
2017年3月7円35円3.54~5.19 %48.3%
2018年3月30円2.08~2.69 %62.9%
2019年3月50円3.71~4.80 %51.5%
2020年3月50円3.97~5.54 %
2021年3月40円3.19~3.93 %52.1%
2022年3月60円3.58~5.69 %37.1%
2023年3月
(予想)
60円48.9%
目標
配当金、配当利回り、配当性向

また、1株あたりの年間の配当金を下限60円とする配当方針(中期経営計画の業績目標の修正に関するお知らせ)も発表しており、長期的に安心して保有できる株と言えます。

みらいのびた
みらいのびた

1株当たりの配当金60円は近年では最高額なのにもかかわらず、それより価格を下げない方針はありがたいですよね。

今後は2024年度には創立80周年の記念配当も検討しており、さらなる増配も期待できそうです。

エレクトロニクス産業の需要拡大が追い風

帝国通信工業の主要事業である、エレクロトニクス産業の需要は年々増加しています(電子情報産業の世界生産見通しより)

JEITA(電子情報技術産業協会)によると、電子情報産業の世界生産額は、2022年の3兆4,368億ドルに対し、2023年は、過去最高の対前年3%増の3兆5,266億ドルの見通しを予想しています。

その要因は、DXによるソリューションサービスの拡大や自動車のEV化、安全性能強化のための電装化、環境対応関連の需要が期待できるからと説明されています。

たとえば、環境対策関連需要について、パリ協定※では、世界全体の平均気温の上昇を工業化以前よりも 1.5℃高い水準以下に制限することが決められています。

2015年12月にフランスのパリで開催された2020年以降の温室効果ガス排出削減等に関する取り決めのこと。この合意は、歴史上はじめて、全ての国が参加した公平な合意です。「世界的な平均気温上昇を産業革命以前 に比べて2Cより十分低く保つ、さらに1.5Cに抑える努力を追求すること」を含む重要な環境目標が採択されました。日本は、2030年までに2013年度比26%温暖化ガスの削減を世界に対して約束しています。パリ協定の履行目標は、2022年12月にエジプト・カイロで行われた国連気候変動枠組条約第 27 回締約国会議にも引き継がれています。

協定に基づき、先進国では環境配慮型製品の開発、製造を進めていますよ。

みらいのびた
みらいのびた

このような製品の部品にも帝国通信工業のものが使われています。

JEITA 電子情報産業の世界生産見通し

エレクトロニクス産業の需要拡大は今後も継続すると思われ、部品の製造販売をしている帝国通信工業にとって大きなプラス材料です。

帝国通信工業株のデメリット

帝国通信工業株のデメリットは下記です。

  • 東証プライム上場基準を満たしていない時期があった
  • 商品が一般消費者になじみが薄い
  • 2018年3月期から2020年3月期までは売り上げ、利益とも低迷気味であった

順に説明します。

東証プライム上場基準を満たしていない時期があった

帝国通信工業は帝国通信工業は2021年6月末時点で下記2つの東証プライム上場基準を満たしていない時期がありました。

  • 流通株式時価総額
  • 1日平均売買代金
上場維持基準の適合状況の推移及び計画期間
上場維持基準の適合状況の推移及び計画期間

しかしながら(上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況について)による報告で、この基準に関しては帝国通信工業独自の査定により既に適合していることが確認されています。

流通株式時価総額1日平均売買代金
帝国通信工業の
不適合時の状況
90億円0.08億円
帝国通信工業の
適合時の状況
109億円
(22年9月末)
0.21億円
(22年9月末)
東証プライム市場の
上場維持基準
100億円以上0.2億円以上
「1日平均売買代金」と「流通株式時価総額」の適合状況
みらいのびた
みらいのびた

2022年9月末の時点で、東証プライム市場の上場維持基準を2つとも超えていることが分かりますね。

上場維持基準が適合しているか実際に確定するのは2023年3月期末ですが、今後、安定的に基準を上回る対応策を実施していくとしていますよ。

商品が一般消費者になじみが薄い

帝国通信工業の製品は一般消費者には馴染みが薄いのもデメリットです。

センサ、可変抵抗器、半固定抵抗器と商品名を聞いてもピンとくる人は少ないのではないでしょうか。

帝国通信工業の商品カテゴリー
帝国通信工業の商品カテゴリー

上記は帝国通信工業の商品ですが、残念ながら表に出てくることはまずありません。

たとえば、可変抵抗器はオーディオミキサー、スピーカー音量調整、映像機器、電子楽器の滑らかな音を出したり音量を調整したりする時にとても重要な部品です。

また、エンコーダーとは回転の角度や直線で変化した距離を検出するセンサーで産業用ロボットなどに使われています。

たまにTVで見る自動車工場のロボットですね。

せっかく重要な商品を製造販売しているのに、一般的に知られることがないのは、企業にとってちょっと残念ですね。

しかしながら帝国通信工業の製品は、あなたの生活にとって切っても切れない重要なものです。

需要が無くならない分野なので、今後も安心と言えますね。

みらいのびた
みらいのびた

個人的にはこのような縁の下の力持ち企業を応援したくなります。

2018年3月期から2020年3月期までは売上、利益とも低迷気味であった

最近は好調ですが、実は2018年3月期から2021年3月期まで売上利益とも低迷気味でした。

2018年度2019年度2020年度2021年度
売り上げ14,32913,20812,50012,022
営業利益1,0131,000624755
経常利益1,1311,292748883
2018年度から2021年度までの売り上げ、利益推移(百万円)

主な理由は下記です。(2020年3月期 決算短信より

  • コロナの蔓延により生産活動の一時停止や減産
  • 2020年の自動車市場における世界的な販売不振

しかしながら2022年度は、エレクトロニクス業界の経済回復やデジタル化などにより急回復しています。

  • エレクトロニクス業界の経済回復やデジタル化
  • 環境規制によるEV等の環境対応車の需要増
  • 堅調なゲーム機市場向け部品の需要増

帝国通信工業株の「2022年年度の売上、利益は前年度比26%、125%増加」についてもう一度確認したい方はこちら

2022年度のような目覚ましい事業成績を今後も続けられるかはまだ分からないですが、コロナも収束に向かいエレクトロニクス産業の需要が回復しているところを見ると、安心材料になっていますね。

帝国通信工業の株価の推移

帝国通信工業の株価の推移は下記です。

帝国通信工業の株価推移
IRBANKより

直近では大分下げてしまっていますが、長い目で見ると1,400円~1,500円の間で推移しているので買いやすいのではないかと思われます。

帝国通信工業株の配当金、配当利回り、配当性向

帝国通信工業株の配当金、配当利回り、配当性向は下記です。

良い点
  • 10年以上、3%前後の安定高配当
  • 配当性向も高いレベルで株主重視の姿勢が鮮明
気になる点
  • 減配の年度もある
配当金(1株あたり)分割調整配当金※1(1株あたり)配当利回り※2配当性向
2010年3月9円45円3.27~4.89 %
2011年3月7円35円2.85~5.51 %
2012年3月5円25円2.73~4.31 %
2013年3月5円25円2.19~4.39 %25.0%
2014年3月7円35円3.18~4.58 %41.4%
2015年3月6円30円2.25~3.75 %25.7%
2016年3月6円30円2.45~4.00 %63.2%
2017年3月7円35円3.54~5.19 %48.3%
2018年3月30円2.08~2.69 %62.9%
2019年3月50円3.71~4.80 %51.5%
2020年3月50円3.97~5.54 %
2021年3月40円3.19~3.93 %52.1%
2022年3月60円3.58~5.69 %37.1%
2023年3月
(予想)
60円48.9%
目標
配当金、配当利回り、配当性向

(※1)帝国通信工業は、2017年10月1日付で普通株式5につき1株の割合で株式併合を実施しています。

(※2)配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。

2022年度は1株当たり60円の配当金で利回り最大5.69%、2023年度も同じく1株当たり60円の配当金を予想していることから、十分な高配当が見込めます。

また配当性向も50%ほどあり、利益を圧迫しないで株主還元もしっかり行っている優良企業ですね。

税引き後純利益の中から、どれだけ配当金を出したかを見る指標。

配当性向が低い
  • 利益を企業が成長するための投資に回している。
  • 単純に貯めこんでいる。
配当性向が高い
  • 株主還元をしっかり行っている。
  • 利益が低いのにムリをしている場合も。※100%を超えると利益以上の配当金を出していることになるので、借り入れ等しなければならない。

計算式

配当性向(%)=1株当たりの配当額÷1株当たりの税引き後当期純利益×100

減配の年度も時々ありますが、必ずしも配当性向を下げているわけではないので、利益に応じた適正配当を実施していることが分かります。

帝国通信工業の売上、利益の推移

帝国通信工業の売上、利益の推移は下記です。

良い点
  • 2022年度は売上、利益とも過去最高を記録
気になる点
  • 2018年度から2021年度までは売上、利益とも低調であった
売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
経常利益
(百万円)
当期純利益
(百万円)
包括利益
(百万円)
2014年3月期連結13,5092458968271,734
2015年3月期連結14,5357061,5831,1422,185
2016年3月期連結14,187697746465△135
2017年3月期連結12,906789791710861
2018年3月期連結14,3291,0131,1317801,833
2019年3月期連結13,2081,0001,29295349
2020年3月期連結12,500624748△84△176
2021年3月期連結12,0227558837552,283
2022年3月期連結15,1091,6992,0251,584190
2023年3月期連結※第2四半期まで7,8686981,3379342,029
2023年3月期連結※通期予想16,5001,5001,8001,400
売り上げ、利益の推移

2022年度、売り上げ、利益とも過去最高です(2022年3月期決算短信)。

この要因は、エレクトロニクス業界の経済回復やデジタル化が進展したことと説明されています。

たとえば、EV車などの環境対応車へのシフトやコロナの収束により自動車販売が回復し、関連向け部品の需要です。加えてゲーム機市場なども堅調です。

ただし2022年の数年前までは売上、利益とも苦しい時期がありました。

たとえば利益が最も落ち込んだ2020年3月度の決算は下記です。

  • 売上高は約125億円(前年同期比5.4%減)
  • 営業利益は6億2,400万円(前年同期比37.6%減)
  • 経常利益は7億480万円(前年同期比42.1%減)

この原因は世界中に蔓延したコロナウィルス、中国経済の減速と米中貿易摩擦と説明されています(2020年3月短期決算)。

しかしながら今後はコロナの収束、中国経済の復活、エレクトロニクス産業の景気回復に支えられ安定した成長が見込まれます。

帝国通信工業のキャッシュフロー

帝国通信工業のキャッシュフローは下記です。

良い点
  • 豊富な手持ち資金(現金等)
  • 安定した営業キャッシュフロー
気になる点
  • 特になし
営業キャッシュフロー(百万円)投資キャッシュフロー(百万円)財務キャッシュフロー(百万円)現金及び現金等同等物に係る換算差額(百万円)現金等(百万円)
2014年3月期連結1,907△522△2514337,916
2015年3月期連結1,687△720△3853439,424
2016年3月期連結1,138△655△498△1499,734
2017年3月期連結1,083△820△249△1119,661
2018年3月期連結955△905△455△19,237
2019年3月期連結2,110△722△501△8210,039
2020年3月期連結1,199△684△594△2310,214
2021年3月期連結409△973△468△149,064
2022年3月期連結1,789△757△6492859,804
2023年3月期連結※第2四半期まで394△531△4144057,510
キャッシュフロー

帝国通信工業の営業キャッシュフローが毎年プラスです。

事業活動でしっかり利益を稼ぎ出していることの証明ですね。

世界的なコロナウィルスの流行で、特に苦しかった2020年度も11億円以上のキャッシュフローを確保しています。

みらいのびた
みらいのびた

苦境に立ったときほど企業の強さがわかります。

さらに現金等の流動資産の多さも注目ポイントです。

たとえば2022年度の現金等は98億円です。※2023年は第2四半期(6か月間)までの情報なので、キャッシュは今後増えると思われます。

対して連結財務諸表で公開されている流動負債額は47億円です。

実質的に無借金経営なので、盤石といえますね。

帝国通信工業株の評判

SNS上での帝国通信工業株の評判です。

財務状況が極めて良く安定しているので、買いやすいといった評判が多いですね。

帝国通信工業株の購入方法

帝国通信工業株を購入するなら、私も利用しているマネックス証券がおすすめです。

  • 1株から購入できる。(買い手数料無料、売り手数料約定代金の0.55%と業界最安水準)
  • NISA口座、つみたてNISA口座も同時開設できる。

通常は100株単位など数十万円のまとまったお金が無いと株が購入できない場合がありますが、マネックス証券なら1株単位かつ業界最安水準で購入可能です。

取引については専用アプリもあるのでサクッとできますよ。

マネックス証券公式HPから口座を開設できます。

じっさいの購入方法は日本高配当株を買う方法にて画像付きで分かりやすく説明していますよ。

帝国通信工業株のよくある質問

帝国通信工業株についてのよくある質問をまとめました。

  • 成長基本戦略について教えてください
  • 株主還元方針について教えてください
  • 帝国通信工業をもっと知りたい投資家はどうすればいいのでしょうか
成長基本戦略について教えてください
中期的には3つの基本戦略があります。①既存領域の拡大、②新領域の確立、③顧客ニーズを捉えた新製品開発です。特に②の新領域は、5Gに関連した通信、公共分野や社会課題に関連した防災、医療、介護分野への展開を行います。
株主還元方針について教えてください
まず、2022年度以降は、配当の下限を現在の60円/株といたします。2024年度には創立80周年の記念配当を検討しています。さらに適時自己株式の消却も実施する計画です。
帝国通信工業をもっと知りたい投資家はどうすればいいのでしょうか
帝国通信工業の製品は、直接消費者のみなさまの目に触れることはありません。もっと帝国通信工業を知ってもらうためには、年2回「個人投資家向けWEBセミナー」に参加するのがおすすめです。前々回、前回はそれぞれ、2022年9月、2023年3月に行いました。帝国通信工業のホームページに詳細があります(2023年3月個人投資家向けWEBセミナー)。
私がおすすめする高配当株中心の資産運用、投資方法【アセットアロケーションとポートフォリオも公開】

まとめ:帝国通信工業は財務も安定しており、今後の需要増も見込まれるのでおすすめです。

本記事をまとめます。

今回は帝国通信工業株について分かりやすく解説いたしました。

帝国通信工業株の直近の配当利回りは3.80~4.73%と高配当です。

流動資産のキャッシュ(現金)なども約98億円と流動負債の2倍近くあり潤沢に保有しています。

さらに、2023年以降もエレクロトニクス産業の景気拡大により業績回復が期待できます。

  • 高配当。
  • 帝国通信工業のターゲット分野(エレクロトニクス産業)の市場拡大が追い風。
  • 豊富な手持ち資金があり低リスク。
  • 2024年度に創立80周年の記念配当を検討。

株に絶対はありませんが、財務状況や今後の製品の需要増を考えるとおすすめと言えます。

ぜひ購入の参考にしてみてください。

今回は以上です。

マネックス証券で帝国通信工業株を1株から購入してみる

注意

本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。

リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。