蔵王産業(9986)株はなぜ高配当?おすすめポイントやデメリットを解説

悩んでいる人
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蔵王産業という会社の株が高配当と聞きました。買ってみたいのですが、どのようなところが良いのか知りたいです。

こんなお悩みを解決します。

注意

本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。

リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。

また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。

本記事の内容
蔵王産業とは
蔵王産業株のおすすめポイント
蔵王産業株のデメリット
蔵王産業の株価の推移
蔵王産業株の配当金、配当利回り、配当性向
蔵王産業株の配当金がもらえるのはいつ?
蔵王産業の売上の推移
蔵王産業のキャッシュフロー
蔵王産業株の評判
蔵王産業株の購入方法
蔵王産業のよくある質問
蔵王産業株以外のおすすめ高配当銘柄
記事の信頼性

Webライターのみらいのびたです。

高配当日本株、米国株を中心に長期保有のスタイルで運用中。投資歴26年で配当、利子収入は積算400万円以上。生涯運用益も8桁越え。

株の運用は、日々の研鑽がモットーです。

みらいのびたです。
記事の監修者

AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士。

リスクの少ない運用を実施中。

高配当日本株や米国株をはじめ、投資の勉強のためREIT、金、FX、仮想通貨などあらゆる資産を保有。

michi(みち)
です。

今回は蔵王産業株について解説いたします。

海外で製造された業務用・産業用・コンシューマー(一般消費者)向けの清掃機器、洗浄機器などを輸入・販売している蔵王産業。

蔵王産業のおすすめポイントは下記です。

  • 2023 年3月期売上・利益が過去最高の見込み
  • 配当方針の変更にともない2023年3月度の増配を発表
  • 豊富な自己資本による無借金経営
  • 実演販売を中心とした現場密着型の販売が特徴

蔵王産業の業績は、コロナ禍でも安定した収益を実現しています。

この理由は下記です。

  • コロナ禍で「洗浄」や「清掃」に対する意識が広がり、清掃機器や洗浄機器のニーズが増えた。
  • コロナ禍明けで人流が回復し、オフィスやホテル、アミューズメント施設等での需要が増えた。
  • コロナが終わり、蔵王産業特有の「対面販売」が再開できるようになった。

そのため2022年3月度の売上・利益は、ともに過去最大を実現しました

さらに2023年度の配当額も前年(2022年度)一株78円から100円に増配する計画です。

蔵王産業の配当金計算書

今回は蔵王産業株について公開されている売上・利益などの数値を検証したうえで、おすすめのポイントをデメリット含めてを紹介いたします。

ぜひ最後までご覧いただき、ご投資の参考にしていただければ幸いです。

蔵王産業株を今すぐ1株買いたい方はこちら

蔵王産業とは

まずは蔵王産業の概要を説明いたします。※執筆当時のデータです。

上場会社名蔵王産業株式会社
上場取引所東京証券取引所プライム市場(旧東証一部)
コード番号9986
本社所在地〒135-0001
東京都江東区毛利1丁目19番5号
創業1956年4月19日
設立1956年4月19日
事業内容 海外で製造された業務用・産業用・コンシューマー向けの清掃機器、洗浄機器等の輸入販売
代表者代表取締役社長  沓澤 孝則
資本金20億7,776万円
年商8,949百万円(2022年3月期)
年初来高値2,507円 (2023年3月13日)
年初来安値 1,623円(2022年10月24日)
配当利回り3.99~6.16%(2023年度初来高値~安値における配当金)
配当金1株78円(2022年度)
1株100円(2023年度予想)
決算期3月末日
IR情報https://www.zaohnet.co.jp/ir/
公式HPhttps://www.zaohnet.co.jp/
蔵王産業の概要

蔵王産業の事業は下記の3つです。

  • 清掃機器部門
  • 洗浄機器部門
  • その他部門

たとえば、蔵王産業の「清掃機器部門」は、動力清掃機、真空掃除機、カーペット清掃機、泥層・氷層除去機が取扱商品です。

蔵王産業の清掃機器部門
蔵王産業の清掃機器部門

「洗浄機器部門」は、自動床洗浄機、カーペット洗浄機、カーペットすすぎ洗い機、高圧洗浄機、スチーム洗浄機、振動式洗浄機が取扱商品です。

蔵王産業の洗浄機器部門
蔵王産業の洗浄機器部門

「その他部門」は、強アルカリ電解水生成器やプールの洗浄剤などが取扱商品です。

蔵王産業のその他部門
蔵王産業のその他部門

上記のように食品製造やビルメンテナンス、ホテル、スポーツアミューズメント、病院、デパート、学校、一般家庭まであらゆるところで使用されています。

みらいのびた
みらいのびた

大型施設で見たことがある方もいますよね。

蔵王産業のおすすめポイント

蔵王産業のおすすめポイントは下記です。

  • 2023 年3月期売上・利益が過去最高の見込み
  • 株主への安定的な利益還元方針
  • 豊富な自己資本による無借金経営
  • 販売だけではなく研究開発もしている
  • 実演販売方式による強固な顧客との関係

それぞれ分かりやすく説明していきますね。

2023年3月期売上・利益が過去最高の見込み

蔵王産業の2023 年3月期売上・利益が過去最高の見込みです。

売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
経常利益
(百万円)
当期純利益
(百万円)
包括利益
(百万円)
2014年3月期連結6,933981999565539
2015年3月期連結7,2761,0111,030577585
2016年3月期連結6,8331,0301,061657670
2017年3月期連結6,9441,0741,115761773
2018年3月期連結7,2001,1231,196783771
2019年3月期連結6,9491,0911,123738749
2020年3月期連結7,0791,0201,070700696
2021年3月期連結7,0751,0001,024793800
2022年3月期※非連結8,9491,2861,3351,170非公開
2023年3月期※非連結
(第2四半期まで)
4,375606631499非公開
2023年3月期※非連結
(通期予想)
9,4351,3651,3851,150非公開
売り上げ、利益の推移

理由は、コンシューマー向けの家庭用リンサー(カーペットすすぎ洗い機)や小型スチーム機器の販売が好調だったと説明されています(四半期報告書)。

背景には、コロナ禍が収束しオフィスやホテル、スポーツアミューズメントなどに人が戻ってきたことがありますよ。

また、蔵王産業が得意とする対面での実演営業を積極的に行うことができるようになったのも大きな要因です。

清掃・洗浄機器用のアクセサリー(メンテナンス用消耗品など)の販売も堅調なことから、しばらく好調が持続しそうです。

株主への安定的な利益還元方針

2023 年 3 月 14 日、蔵王産業は「配当方針の変更及び期末配当予想の修正に関するお知らせ」を公開しました。

要約すると、業績連動から「毎期の業績に応じて配当性向 40%程度を目標」から「1 株当たり年間 100 円の安定的な配当」に方針転換しました。

配当方針の変更及び期末配当予想の修正に関するお知らせ

変更前:「当社は、株主の皆様への利益還元と会社の体質強化のための内部留保との調和を図りながら、配当につきましては、配当性向重視の方針を継続してまいります。今後の配当金額の決定につきましては、長期的な観点で当社株式を保有していただくため、当社の事業展開や財務状況のほか会計基準の変更等特殊要因による業績変動等を総合的に勘案し、毎期の業績に応じて配当性向 40%程度を目標として行ってまいります。」

変更後:「当社は、株主の皆様への安定的な利益還元として、今後の配当金額の決定につきましては、長期的な観点で当社株式を保有していただくため、当社の事業展開や財務状況のほか会計基準の変更等特殊要因による業績変動等を総合的に勘案し、1 株当たり年間 100 円の安定的な配当を行ってまいります。」

配当方針の変更及び期末配当予想の修正に関するお知らせ

今後は、1 株当たり年間 100 円が最低配当額として期待でます。

みらいのびた
みらいのびた

配当の決定において、配当性向よりも具体的な配当額を方針にする例はとても珍しいです。

豊富な自己資本による無借金経営

蔵王産業は、手持ち資金が豊富かつ無借金経営です。(2022年3月期決算短信より

自己資本比率はなんと85%以上ですよ。

上場企業の自己資本比率
  • 平均:20~39%
  • 優秀:40%~69%
  • 理想:70%以上
  • 蔵王産業:85%以上

総資本に対して企業の自己資本がどれだけあるか割合を示す指数のこと。

自己資本比率=自己資本÷総資本

分かりやすくいうと、自己資本が多い=借金が少ない。

メリット:経営が安定している、融資の審査が通りやすい

デメリット:売上、利益の最大化がされていない可能性がある(借金をすることで売上、利益をさらに伸ばせる可能性があるため)

無借金で高い自己資本比率を誇る蔵王産業は超優良企業です。

販売だけではなく研究開発もしている

蔵王産業は単なる販売だけでなく研究開発もしています。

具体的には下記のようなことをしていますよ。

  • 新製品のプランニングや製品開発
  • 清掃技術の開発やノウハウの構築
  • 機器の耐久テストや性能テストなど

これらの開発業務により、国内市場にしっかり合わせた商品を販売しています。

さらに研究開発にはリスク管理という重要な目的があります。

蔵王産業が販売している商品の製造物責任は、基本的に製造メーカーが負います。

しかしながら万一事故が発生した時には、販売者である蔵王産業も責任を逃れられるわけではありません。

そのため、販売前、安全性に関するテストを行い、しかるべき安全基準に合格したものかどうかを確認しておく必要があるのです。

蔵王産業の製造物責任を全うするために、研究開発はとても重要な役割をしていますよ。

みらいのびた
みらいのびた

商社でありながら研究・開発セクションを設けているところはめずらしいよね。

実演販売方式による強固な顧客との関係

蔵王産業の強みは、顧客現場における実演販売です。

ただカタログを見せて売るのではなく、じっさいに使ってみて納得してもらったうえで購入してもらいます。

顧客との綿密なやり取りにより、ニーズを正確に把握した商品を販売できるのも強みですね。

営業自体は個人の力量にも左右されますが、そもそも良い製品を販売しますし、対面で販売することによる安心感は他企業には無いものですね。

みらいのびた
みらいのびた

今のマーケティングは、何を買うかでなく、誰から買うかが問われています。熱心な営業スタッフから紹介されるとついつい財布が緩みますよね。

蔵王産業株のデメリット

蔵王産業株のデメリットは下記です。

  • 取扱商品はすべて国内顧客向け
  • 海外から輸入して国内販売するため為替の影響を受けやすい

取扱商品はすべて国内顧客向け

蔵王産業の顧客は、日本国内の食品製造、ビルメンテナンス、ホテル、スポーツアミューズメント、病院、デパート、学校の運営者と一般家庭です。

つまり取扱商品がすべて国内顧客向けなので、成長余力が少ないことが気になります。

ただ、国内では能力の高い営業スタッフによる実演販売ができるので一度獲得した顧客を逃がしません。

また、販売した取扱製品のメンテナンス関連ビジネスも好調に推移し、今後の伸長が期待できます。

このことから、あえてグローバルに活路を見出す必要がないのです。

みらいのびた
みらいのびた

蔵王産業は、会計基準の選択において国際的なIFRS方式※でなく日本基準を採用していますね。

※IFRS方式:国際財務報告基準(International Financial Reporting Standards)と言われ、財務報告に関する世界共通の会計基準を目指して作成されたもの。

海外から輸入して国内販売するため為替の影響を受けやすい

蔵王産業は取り扱い商品を海外から輸入して、国内に販売するビジネスモデルです(下図参照)。

蔵王産業のサプライチェーン
蔵王産業のサプライチェーン

蔵王産業の有価証券報告書によると、約80%が欧米や中国メーカーからの輸入品のため、支払は全て外貨建で行っています。

したがって、今後の為替の変動(特に円安)による調達コストの増加が気になるところです。

ただ、為替変動によるリスクヘッジとして、為替予約や為替レートを織り込んだ新商品の開発を進めているので、その影響は最小限です。

蔵王産業の株価の推移

蔵王産業の株価の推移は下記です。

蔵王産業の株価チャート
株探プレミアムより

直近の株価も高値で安定していて、買いやすいのではないかと思います。

蔵王産業株の配当金、配当利回り、配当性向

蔵王産業株の配当金、配当利回り、配当性向は下記です。

良い点
  • 高配当
  • 1 株当たり年間 100 円の安定的な配当方針
気になる点
  • 2021年度だけ減配している
配当金(1株あたり)配当利回り配当性向
2010年3月18円2.49~3.56 %47.5%
2011年3月31円4.87~6.58 %48.8%
2012年3月36円4.43~6.91 %47.5%
2013年3月44円4.66~6.38 %46.6%
2014年3月46円4.04~5.64 %48.5%
2015年3月50円3.34~4.83 %52.3%
2016年3月55円3.59~4.65 %54.0%
2017年3月55円3.56~4.42 %46.5%
2018年3月61円2.98~4.35 %50.0%
2019年3月61円3.39~5.21 %52.6%
2020年3月61円4.05~5.20 %55.9%
2021年2月53円3.55~4.08 %40.0%
2022年3月78円5.22~6.00 %38.1%
2023年3月
(予想)
100円40.9%
目標
配当金、配当利回り、配当性向

※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。

2022年度の配当金は、一株78円/株、配当利回りは5.22~6.00%でした。

この配当利回りは東証プライム3016社中298位とかなり優秀です。

また、2023年度の配当額は一株100円に増配予定です。

さらに今後の方針として「配当方針の変更及び期末配当予想の修正に関するお知らせ」に記載の通り、一株当たり年間100 円の安定的な配当政策を発表しました。

高い収益性に裏打ちされた高配当が今後も期待できます。

一つだけ懸念点は、2021年度の減配です。

この理由は、コロナ禍の緊急事態宣言の影響により事業収益が前年比マイナスになったことに起因しています。

そのため会社の体質強化を目的とした内部留保を増やし、減配となった模様です。

ただし次年度以降は好調な事業収益に支えられ、2期連続増配しています。

蔵王産業株の配当金がもらえるのはいつ?

蔵王産業の2024年度の配当時期は下記です。

配当日(権利確定日)権利付き最終日
※この日までに買うと配当金が受け取れる
権利落ち日
※この日に購入しても直近の配当には間に合わない
2023年9月29日(金)
次回中間配当
2023年9月27日(水)2023年9月28日(木)
2024年3月29日(金)
次回期末配当
2024年3月27日(水)2024年3月28日(木)
蔵王産業の配当時期

※入金は、配当日(権利確定日)以降、2~3か月後になります。

蔵王産業の売上、利益の推移

蔵王産業の売上、利益の推移は下記です。

良い点
  • 安定的な売上と利益
  • 2022年度以降も好調が持続し過去最高を更新の見込み
気になる点
  • 特になし
売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
経常利益
(百万円)
当期純利益
(百万円)
包括利益
(百万円)
2014年3月期連結6,933981999565539
2015年3月期連結7,2761,0111,030577585
2016年3月期連結6,8331,0301,061657670
2017年3月期連結6,9441,0741,115761773
2018年3月期連結7,2001,1231,196783771
2019年3月期連結6,9491,0911,123738749
2020年3月期連結7,0791,0201,070700696
2021年3月期連結7,0751,0001,024793800
2022年3月期※非連結8,9491,2861,3351,170非公開
2023年3月期※非連結
(第2四半期まで)
4,375606631499非公開
2023年3月期※非連結
(通期予想)
9,4351,3651,3851,150非公開
売り上げ、利益の推移

※2022年3月期第2四半期より非連結決算へ移行しています(発表)。

蔵王産業の売上・利益はここ十年以上大きな落ち込みがなく、とても安定しています。

特に2022年度と2023年度の予想は連続過去最高を更新する勢いです。

理由は、コロナの収束により蔵王産業が得意としている対面営業の復活により、業務用清掃・洗浄機の各商品群の売上が増加した(する見込みだ)からです。

みらいのびた
みらいのびた

清掃や除菌の意識があがっていることも要因と考えられています。

蔵王産業のキャッシュフロー

蔵王産業のキャッシュフローは下記です。

良い点
  • 安定的にプラスの営業キャッシュフロー
  • 豊富な現金等
気になる点
  • 特になし
営業キャッシュフロー(百万円)投資キャッシュフロー(百万円)財務キャッシュフロー(百万円)現金及び現金等同等物に係る換算差額(百万円)現金等(百万円)
2014年3月期連結519△231△29403,564
2015年3月期連結73029725704,849
2016年3月期連結569△250△33504,833
2017年3月期連結931△451△37104,942
2018年3月期連結823△3△34905,413
2019年3月期連結845△19-40105,839
2020年3月期連結874△222-382△16,190
2021年3月期連結798866△1,08106,691
2022年3月期非連結1,295△87△36177,638
2023年3月期非連結
(第2四半期まで)
非公開非公開非公開非公開非公開
キャッシュフロー

蔵王産業の営業キャッシュフローは安定的にプラスです。

主力の洗浄機器部門とその他部門に分類されている強アルカリ電解水生成器、さらには各種取扱製品のメンテナンス部品、各種アフターケアーサービスでしっかりキャッシュ(現金)を稼いでいます。

無借金経営で手元の現金を豊富に保持しているのもこの会社の強みです。

蔵王産業株の評判

SNS上での蔵王産業株の評判です。

おおむね評判ですね。

財務が本当に良い企業なので、長い目で見ても安心感があります。

蔵王産業株の購入方法

蔵王産業株を購入するなら、私も利用しているマネックス証券がおすすめです。

  • 1株から購入できる。(買い手数料無料、売り手数料約定代金の0.55%と業界最安水準)
  • NISA口座、つみたてNISA口座も同時開設できる。

通常は100株単位と数十万円のまとまったお金が無いと株が購入できないですが、マネックス証券なら1株単位かつ業界最安水準で購入可能です。

取引については専用アプリもあるのでサクッとできます。

マネックス証券公式HPから口座を開設できますよ。

口座開設方法がよく分からない方は【マネックス証券】新規口座の開設方法を49枚の画像付きで解説をご覧ください。

じっさいの購入方法は高配当日本株を具体的に買う方法にて画像付きで分かりやすく説明しています。

その他おすすめの1株単位で買えるネット証券会社を知りたい方は下記をご覧ください。

高配当日本株を単元未満(1株単位)で買いたい方におすすめのネット証券会社10選

業蔵王産業株のよくある質問

蔵王産業株についてのよくある質問をまとめました。

  • 2021年7月に完全子会社であるエタニ産業株式会社を吸収合併しましたが、どういった意味があるのですか
  • 2022年3月期第2四半期より決算方式が連活から非連結決算に変わっておりますが、なぜですか
  • 蔵王産業は2023年1月27日に売上・利益の大幅上方修正を発表しておりますが、理由について教えてください
2021年7月に完全子会社であるエタニ産業株式会社を吸収合併しましたが、どういった意味があるのですか
エタニ産業は、主にスポーツ施設や旅館等に対しプール等の水質浄化剤等の販売を行っていましたが、2021 年7月1日に親会社である蔵王産業に吸収合併されました。もともとエタニ産業は、蔵王産業の100%子会社であったため連結業績における大きな影響はありません。
2022年3月期第2四半期より決算方式が連活から非連結決算に変わっておりますが、なぜですか
2021年7月に完全子会社であるエタニ産業株式会社を吸収合併したことにより蔵王産業として連活対象会社が存在しなくなったことが理由です。従って、2022年3月期第2四半期より非連結の業績報告です。
蔵王産業は2023年1月27日に売上・利益の大幅上方修正を発表しておりますが、理由について教えてください
売上・利益とも一般家庭向けの家庭用リンサーや小型スチーム機器、業務用の搭乗式大型清掃機の売上が対面型の実演販売により順調に推移したことがその理由です(2023年3月期通期業績予想及び期末配当予想の修正に関するお知らせ

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※表は右にスクロールできます。

銘柄名
(銘柄をタップすると
詳細にアクセスできます)
配当利回り
※注
配当金
(1株あたり)
配当金の権利付き最終日
(この日までに買うと
配当金が受け取れる)
株主
優待
安藤・間
(1719)
4.25%
~5.08%
40円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
×
鹿島建設
(1812)
3.64%
~4.65%
62円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
×
日東富士製粉
(2003)
3.13%
~4.22%
154円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
×
日本食品化工
(2892)
5.00%
~10.09%
180円中間:なし
期末:2024年3月27日
×
JT【日本たばこ産業】
(2914)
6.5%
~9.4%
188円中間:2023年6月28日
期末:2023年12月27日
×
武田薬品工業
(4502)
4.01%
~5.67%
180円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
×
ENEOSホールディングス
(5020)
3.78%
~5.11%
22円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
×
TOYO TIRE
(5105)
2.85%
~4.24%
55円中間:2023年6月28日
期末:2023年12月27日
×
アサヒホールディングス
(5857)
3.71%
~4.89%
90円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
×
日本ピラー工業
(6490)
2.92%
~4.69%
119円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
帝国通信工業
(6763)
3.80%
~4.73%
60円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
×
いすゞ自動車
(7202)
3.87%
~5.59%
72円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
×
オーハシテクニカ
(7628)
3.68%
~4.71%
57円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
バルカー
(7995)
4.24%
~5.20%
125円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
×
東京エレクトロン
(8035)
2.02%
~3.28%
559.33円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
×
住友商事
(8053)
4.62%
~6.52%
115円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
×
稲畑産業
(8098)
3.88%
~6.64%
110円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
伊藤忠エネクス
(8133)
4.11%
~4.89%
48円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
×
三井住友フィナンシャルG
(8316)
3.35%
~5.71%
210円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
×
東京海上HD
(8766)
3.33%
~4.90%
100円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
×
九州旅客鉄道
(9142)
2.87%
~4.02%
93円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
日本電信電話
(9432)
2.90%
~3.39%
120円
※株式を25分割後、5円になる予想
中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
KDDI
(9433)
2.69%
~3.69%
125円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
三協フロンテア
(9639)
3.01%
~5.19%
160円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
蔵王産業
(9986)
3.11%
~4.49%
78円中間:2023年9月29日
期末:2024年3月27日
×

※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。

まとめ:蔵王産業は高配当かつ財務が優れている優良企業です。

本記事をまとめます。

今回は蔵王産業株のおすすめポイントを分かりやすく解説いたしました。

  • 2023 年3月期売上、利益が過去最高の見込み
  • 配当方針の変更にともない2023年3月度の増配を発表
  • 豊富な自己資本による無借金経営
  • 実演販売を中心とした現場密着型の販売が特徴

蔵王産業株の2022年度の配当金は、一株78円/株、配当利回りは5.22~6.00%。

流動資産のキャッシュ(現金)も約3,939百万円と潤沢に保有しています。

さらに、2023年度についても得意の対面型の実演販売が復活し、取扱商品の販売が好調で大幅上方修正の予想です。

財務が本当に素晴らしく、安定して高配当を出し得る企業ですよ。

株に絶対はありませんが、ぜひ購入の参考にしてください。

今回は以上です。

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注意

本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。

リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。

また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。