バルカー株(7995)は高配当?5つのおすすめポイントを実際に購入しているFPが解説

悩んでいる人
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高配当と言われているバルカー(7995)の株を買おうと思っていますが、会社のことをよく知りません。

おすすめポイントやデメリットについて教えてください。

こんなお悩みを解決します。

注意

本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。

リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。

本記事の内容
バルカーとは
バルカー株のおすすめポイント
バルカー株のデメリット
バルカーの株価の推移
バルカー株の配当金、配当利回り、配当性向
バルカーの売上の推移
バルカーのキャッシュフロー
バルカー株の評判
バルカー株の購入方法
バルカーのよくある質問
バルカーの記事リンク集
記事の信頼性

高配当日本株、高配当米国株、米国ETF、REIT、FX、金・プラチナ・銀・仮想通貨を運用中。

運用3ヶ月の含み益は3万円ほど(年換算では利回り10%前後)

michiのアセットアロケーションとポートフォリオ

AFP、2級FP技能士michi(みち)です。

今回は株式会社バルカーの株について解説いたします。

私のポートフォリオの1つでもあるバルカー。

あまり聞きなれない企業ですが、日本有数の工業用シール(パッキン、ガスケットなど)のメーカーです。

その中でも特に財務状況が優れていて、かつ高配当なので投資家にも人気がありますよ。

今回はバルカー株のメリットやデメリットを含め、なぜ私がポートフォリオに加えているのかを分かりやすく説明をしていきます。

本記事を読んだ後はバルカー株について正しく理解でき、株購入の参考にできます。

いますぐバルカー株を1株買いたい方はこちら

バルカーとは

バルカーの配当金計算書

まずは株式会社バルカーの概要を説明いたします。※執筆当時のデータです。

上場会社名株式会社バルカー
上場取引所東京証券取引所プライム市場(旧東証一部)
コード番号7995
本社所在地〒141-6024 東京都品川区大崎二丁目1番1号ThinkPark Tower24階
創業昭和2年1月21日
設立昭和7年4月8日
事業内容産業機器、化学、機械、エネルギー、通信機器、半導体、自動車、宇宙・航空産業等、あらゆる産業向けにファイバー、ふっ素樹脂、高機能ゴム等各種素材製品を設計、製造、加工および販売
ソフトウエアおよび情報機器の開発および販売、関連する電子商取引などインターネットを利用した各種サービスの提供、コンサルティング、エンジニアリング、その他技術・ノウハウに関する事業
代表者代表取締役社長COO 本坊 吉博(2022年11月現在)
資本金約139億円(2022年3月31日現在)
年商約335億円(2022年3月期実績・グループでは約531億円)
2022年
年初来高値
2,944円(2022/6/3)
2022年
年初来安値
2,403円(2022/1/27)
2022年
配当利回り
4.7%
2022年
配当金
1株125円
決算期3月31日
IR情報https://www.valqua.co.jp/ir/
公式HPhttps://www.valqua.co.jp/

バルカーの主要事業は機械に気密性、液密性を持たせるためのシールの製造、販売です。

用途により名前は違いますが一般的にはパッキン、ガスケットと呼ばれているものですね。

例えば炭酸飲料やアルコール飲料を工場で製造する工程で、液体を充てんする際に機器からの漏れや外部からの異物の侵入を防ぐために利用します。

他にも下記のような産業の部品として活躍。

  • 半導体製造
  • 電気、電子機器
  • 自動車産業
  • 真空機器産業
  • 発電プラント
  • 高機器産業

企業向けに製造、販売しているため私たち消費者の目に触れることはほぼ無いですが、国内有数の企業ですね。

日本だけではなく世界にも事業を展開しており、売上比率の35%が海外です。※株式会社バルカー2023年3月期第2四半期決算説明会資料より引用

バルカー株のおすすめポイント

バルカー株のおすすめポイントは下記です。

  • 高配当。
  • 売り上げ、利益率が順調に伸びている。
  • キャッシュ(現金)が潤沢。
  • 自己資本比率が高い。
  • 競合企業もすべて好調。

財務状況もよく、売上も伸びているため一言でいうと安定している企業です。

それぞれ分かりやすく説明していきますね。

高配当

バルカー株はいわゆる高配当株と言われています。

直近では配当利回り4.5%~5%ほど。

概算ですが100万円投資すれば、年間で5万円前後(税引き前)の配当金を得られます。

5%くらいの配当利回りを出す場合、中にはムリして配当している企業もありますが、バルカーは売り上げ、利益ともに順調に伸びています。

配当性向も50%ほどです。

税引き後純利益の中から、どれだけ配当金を出したかを見る指標。

配当性向が低い
  • 利益を企業が成長するための投資に回している。
  • 単純に貯めこんでいる。
配当性向が高い
  • 株主還元をしっかり行っている。
  • 利益が低いのにムリをしている場合も。※100%を超えると利益以上の配当金を出していることになるので、借り入れ等しなければならない。

計算式

配当性向(%)=1株当たりの配当額÷1株当たりの税引き後当期純利益×100

利益も出しつつ株主還元もしているので、おすすめできる企業ですね。

配当金について詳しく知りたい方はこちら

売り上げが順調に伸びている

バルカーの売り上げはコロナの期間を除いては、ここ10年上がり続けています。

直近の2023年第2四半期も過去最高売上。

支出についても必要な設備投資をしつつ、円安の影響でコスト増なのにそれ以上の売り上げが出ています。

michi
michi

利益率についても営業利益率7%~10%ほどを常に出していて安定しています。

売り上げ、利益について詳しく知りたい方はこちら

キャッシュ(現金)が潤沢

バルカーは現金が潤沢にあります。

  • 現金残→約91億円
  • 有利子負債→約57億円

株式会社バルカー2023年3月期第2四半期報告書より

利益率が高くても内訳に売掛金が多いと黒字倒産してしまう可能性もありますが、バルカーは問題ありません。

現在ある有利子負債もキャッシュで返済可能なため、実質的に無借金経営といえます。

自己資本比率が高い

バルカーは自己資本比率も高いので、倒産しにくい会社です。

バルカーの自己資本比率
  • 他人資本(負債)→約22億円
  • 自己資本(純資産)→約44億円
  • 他人資本+自己資本(総資産)→約66億円

自己資本比率=自己資本÷純資産×100→約66.6%

業種自己資本比率
建設業43.8%
製造業46.0%
情報通信業51.8%
運輸業、郵便業35.9%
卸売業38.4%
小売業31.4%
不動産業、物品貸借業32.3%
学術研究、専門・技術サービス業51.3%
宿泊業、飲食サービス業14.0%
生活関連サービス業、娯楽業34.0%
サービス業(他に分類されないもの)38.9%
中小企業実態基本調査 / 令和3年確報(令和2年度決算実績) 確報より計算

バルカーは中小企業ではないので直接は当てはまらないかもしれませんが、製造業の平均自己資本比率46.0%に対して66.6%と高い割合です。

このように有利子負債をすべてキャッシュ(現金)で返済できる財務状況であるにもかかわらず、自己資本比率が高いのでそもそも借金自体も少ないですね。

さらに売り上げも過去最高ペースなので、まさに万全の体制と言えます。

競合企業もすべて好調

バルカーの主要事業はシールの製造ですが、同レベルの競合企業がも業績が好調です。

上場企業の競合他社

企業名(コード番号)営業売上営業利益有利子負債現金残自己資本比率配当性向配当利回り
NOK株式会社(7240)約6,825億円約313億円約709億円約1,110億円64.6%40.2%5.23%
イーグル工業株式会社(6486)約1,400億円約75億円約307億円約270億円56.9%61.2%5.12%
ニチアス株式会社(5393)約2,160億円約260億円約237億円約544億円62.9%25.9%3.17%
日本ピラー工業(6490)約400億円約113億円3.5億円約200億円81.0%30.3%3.44%
株式会社バルカー(7995)約531億円約70億円約52億円約80億円68.0%45.6%4.7%
2022年3月期データ

上場企業でいうと、どの会社も実質的にほぼ無借金経営です。

自己資本比率も高く、安定した経営をしています。

michi
michi

配当利回りは少ないものの財務状況でいうと日本ピラー工業(6490)もおすすめです。一般管理費が他企業より少なく、効率よく利益を上げている印象ですね。有利子負債がかなり少ないのも驚きです。

売り上げベースではさらに上の企業もありますが、財務状況や配当性向、配当利回りを見るとバルカーが最もおすすめといえます。

バルカー株のデメリット

バルカー株のデメリットは今のところ見当たりません。

強いて言うなら円安によるふっ素樹脂原料、ゴム原料、金属材料などのコスト増ですが、海外売り上げを伸ばしているため円安におけるリスクを減らしています。

財務状況もかなり良いので、世界情勢が一変するくらいの出来事がないとビクともしないと思われます。

バルカーの株価の推移

バルカーの株価の推移は下記です。

IR BANKより引用

直近では1株あたり2,800円前後を上下しています。

昔をたどると2017年までは1株当たり約1,500円~2,000円前後でしたが、その後2019年で3,715円の最高値を更新。

コロナの影響でその後は低迷しましたが、現在は戻してきています。

michi
michi

バルカーは高配当株なので、株価が安定していると買いやすいですね。

バルカー株の配当金、配当利回り、配当性向

バルカー株の配当金、配当利回り、配当性向は下記です。

良い点
  • ここ10年ほぼ増配。
気になる点
  • 特になし。
配当金(1株あたり)配当利回り配当性向
2010年3月32.5円3.17%80.69%
2011年3月40円3.42%38.65%
2012年3月40円3.43%40.7%
2013年3月50円4.22%105.5%
2014年3月50円3.5%65.1%
2015年3月55円3.53%53.9%
2016年3月60円4.07%60.5%
2017年3月75円4.1%56.4%
2018年3月85円2.89%39.2%
2019年3月95円4.29%40.9%
2020年3月100円5.71%60.3%
2021年2月95円5.71%54.2%
2022年3月125円4.7%45.6%
2023年3月(予想)120円

※2016年に5株を1株にする株式併合しているため、併合後の調整金額に合わせています。

コロナの時代であっても配当増を繰り返しており、2023年3月予想も1株当たり120円と高配当です。

配当性向も50%前後で落ち着いており、利益を圧迫しない程度に配当金が出ていますね。

売掛金が多いため現金が目減りすることもありますが、一時的なので特に問題ないと思われます。

売り上げ、純利益も伸びているので優良企業といえますね。

バルカーの売り上げ、利益の推移

バルカーの売り上げ、利益の推移は下記です。

良い点
  • コロナで減った売り上げを戻しつつ、さらに過去最高ペース。
気になる点
  • 特になし。
売上高(百万円)営業利益(百万円)経常利益(百万円)当期純利益(百万円)包括利益(百万円)
2014年3月期連結39,4072,1672,2991,3562,240
2015年3月期連結40,0212,8143,0871,8032,880
2016年3月期連結41,1203,1233,0581,752664
2017年3月期連結43,6404,0653,9292,3483,183
2018年3月期連結47,5925,3745,4663,8335,271
2019年3月期連結51,2435,6095,7914,0871,898
2020年3月期連結48,2124,2144,2562,9182,203
2021年3月期連結44,7173,4753,6733,0903,911
2022年3月期連結53,1676,9727,1934,8415,714
2023年3月期連結※第2四半期まで29,5773,9434,1623,1734,477
2023年3月期連結※通期予想56,0006,5006,7004,800

コロナで一時的に売り上げが下がりましたが、その後順調に回復し2023年第2四半期ではここ10年で最高の売上になっています。

経常利益では通常であれば1年で30億円ほどですが、半年で同じくらいになっているので今後も期待できますね。

包括利益が多いのは、外国子会社の資産が円安の影響でプラス換算になっているためです。

ただしこの分が無くとも利益はかなり出ているので、安心してみていられますね。

michi
michi

次で説明しますがキャッシュ(現金)も増えています。

バルカーのキャッシュフロー

バルカーのキャッシュフローは下記です。

良い点
  • 現金が増えている。
気になる点
  • 2023年3月期第2四半期はイレギュラーがプラス16億円ある。無ければ現金は減っている。
営業キャッシュフロー(百万円)投資キャッシュフロー(百万円)財務キャッシュフロー(百万円)現金及び現金等同等物に係る換算差額(百万円)現金等(百万円)
2014年3月期連結2,708-1,808-1,977974,639
2015年3月期連結3,374-1,033-2,046975,031
2016年3月期連結3,701-1,656-983-536,039
2017年3月期連結3,674-2,120-1,327-836,181
2018年3月期連結3,8991,190-2,484336,439
2019年3月期連結5,362-1,960-2,704-997,037
2020年3月期連結5,121-2,799-2,769-176,571
2021年3月期連結4,586-2,323-803-48,026
2022年3月期連結5,227-3,695-1,8073108,061
2023年3月期連結※第2四半期まで2,295-665-1,2906129,013
テーマ比較表

2023年3月期第2四半期では現金等が増えています。

前項で説明したように、売り上げも第2四半期では過去最高なので順調に伸びていますね。

投資キャッシュフローが常にマイナスなのは、設備投資による支出があるためです。

この支出には減価償却が必要になりますが営業キャッシュフローで計上されるため、投資キャッシュフローは数値上どうしてもマイナスになってしまいます。

michi
michi

バルカーは毎年20億円~30億円前後かけて、一定の設備投資をしています。したがって実質的には資産が減っているわけではありません。

財務キャッシュフローの内訳のメインは配当金支払いによるマイナスです。

株主還元をしっかり実行していますし、現金残も増えているので順調なキャッシュフローと言えます。

ただし2023年3月期第2四半期は中国子会社の株式を譲渡した利益が約10億円と、円安の影響で換算差額が約6億円あるのが大きいです。

上記が無ければ借入をしないと現金残は減ってしまいます。

ただし多く残っている売掛金が回収できれば問題ないと思いますので、今後に注目ですね。

バルカー株の評判

SNS上でのバルカー株の評判です。

バルカー株は高配当かつ財務状況が良いので、ポートフォリオに組み入れている方は多い印象ですね。

バルカー株の購入方法

バルカー株を購入するなら、私も利用しているマネックス証券がおすすめです。

  • 1株から購入できる。(買い手数料無料、売り手数料約定代金の0.55%と業界最安水準)
  • NISA口座、つみたてNISA口座も同時開設できる。

取引については専用アプリもあるのでサクッとできます。

マネックス証券公式HPから口座を開設できます。

じっさいの購入方法は日本高配当株を買う方法にて画像付きで分かりやすく説明していますよ。

バルカー株のよくある質問

バルカー株についてのよくある質問をまとめました。

  • バルカーの主要事業の1つである半導体の需給はどうなの?
バルカーの主要事業の1つである半導体の需給はどうなの?
半導体不足の原因は下記と考えられています。

・米中の経済摩擦。
・半導体チップ製造メーカーが中国、韓国、台湾に偏っている。
・COVID-19(新型コロナウィルス)による、貿易の停滞やリモート、巣ごもりによる需要の発生。

しかしながら例えば世界最大の半導体チップメーカーTSMCは、アメリカのアリゾナに新工場設立を計画しています。他にもアメリカの大手半導体メーカーインテルは同じくアメリカのアリゾナやドイツのマルテブルクに工場の建設を予定しています。

このような流れに伴い、半導体製造装置に使うシールの需要増加が予想されるため、今後バルカー株は上がるのではないかと考えています。

まとめ:バルカーは高配当かつ安定優良企業です

本記事をまとめます。

今回はバルカー株について分かりやすく解説いたしました。

バルカーは財務状況もよく、配当利回り4.5%~5%と高配当です。

私のポートフォリオにも組み込んでいますよ。

  • 高配当。
  • 売り上げ、利益率が順調に伸びている。
  • キャッシュ(現金)が潤沢。
  • 自己資本比率が高い。
  • 競合企業もすべて好調。

もちろん投資に絶対にありませんが、お買い得な銘柄の1つではないかと思っています。

気になっている方は本記事をもう1度読んでいただき、購入の参考にしてみてください。

今回は以上です。

マネックス証券でバルカー株を1株から購入してみる

注意

本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。

リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。