JR九州【九州旅客鉄道】 (9142)株は高配当?おすすめポイントやデメリットを解説

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悩んでいる人
悩んでいる人

JR九州の株が高配当と聞きました。鉄道以外にも業績が良いらしいです。具体的にどのようなことをやっているのでしょうか?購入の参考にしてみたいです。

こんなお悩みを解決します。

注意

本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。

リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。

また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。

本記事の内容
JR九州【九州旅客鉄道】とは
JR九州【九州旅客鉄道】株のおすすめポイント
JR九州【九州旅客鉄道】株のデメリット
JR九州【九州旅客鉄道】の株価の推移(チャート)
JR九州【九州旅客鉄道】株の配当金、配当利回り、配当性向
JR九州【九州旅客鉄道】株の配当金がもらえるのはいつ?
JR九州【九州旅客鉄道】の売上の推移
JR九州【九州旅客鉄道】の財務状況
JR九州【九州旅客鉄道】のキャッシュフロー
JR九州【九州旅客鉄道】株の評判
JR九州【九州旅客鉄道】株の購入方法
JR九州【九州旅客鉄道】のよくある質問
JR九州【九州旅客鉄道】株以外のおすすめ高配当銘柄

記事の執筆者

CFP®(申請中)、AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士。

リスクの少ない運用を実施中。

高配当日本株や米国株をはじめ、投資の勉強のためREIT、金、FX、仮想通貨などあらゆる資産を保有。

michi(みち)
です。

今回はJR九州【九州旅客鉄道】株について解説いたします。

九州旅客鉄道のおすすめポイントは下記です。

  • 手堅い安定配当
  • コロナ禍明けで業績が上昇傾向
  • おとくな株主優待
  • 替えが利かない交通インフラ
  • 鉄道以外も好調な多角経営

JR九州は有名ですが、具体的な事業内容をきちんと把握している方は少ないと思います。

  • 鉄道事業
  • 不動産・ホテル事業
  • 流通・外食事業
  • 建設事業
  • ビジネス事業

直近の決算ではすべて黒字ですし、実際に調べてみると今が買いなのではないかというデータがいくつも出てきました。

今回は九州旅客鉄道の売上、利益などの数値を検証したうえで、おすすめポイントやデメリットを解説していきます。

ぜひ購入の参考にしてみてください。

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JR九州【九州旅客鉄道】とは

まずはJR九州【九州旅客鉄道】の概要を説明いたします。※執筆当時のデータです。

上場会社名九州旅客鉄道株式会社
上場取引所東京証券取引所プライム市場(旧東証一部)
コード番号9142
本社所在地〒812-8566 福岡市博多区博多駅前3丁目25番21号
設立1987年4月1日
事業内容旅客鉄道、事業旅行・ホテル、不動産、船舶、飲食業、農業など
代表者代表取締役社長執行役員 古宮 洋二
資本金160億円
年商383,242百万円(2023年3月期)
年初来高値3,225円 (2023年5月18日)
年初来安値 2,768円(2023年1月12日)
配当利回り3.32~4.13%(年初来高値~安値における配当金)
配当金1株93円(20233月期通期)
1株93円(2024年3月期通期予想)
決算期3月末日
IR情報https://www.jrkyushu.co.jp/company/ir/
公式HPhttps://www.jrkyushu.co.jp/
九州旅客鉄道の概要

九州旅客鉄道の事業は鉄道がメインですが、それだけにはとどまりません。

JR九州の事業紹介
JR九州公式HPより
  • 鉄道事業
  • 不動産・ホテル事業
  • 流通・外食事業
  • 建設事業
  • ビジネス事業

一般的に考えると色々なものに手を出しすぎて、どれも鳴かず飛ばずとなりがちですが、九州旅客鉄道ではどの事業でも一定以上の成果を出しています。

売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
運輸サービス138,3182,522
不動産・ホテル123,11022,107
流通・外食54,7811,410
建設88,3705,442
ビジネスサービス73,4883,486
合計
(セグメント間取引消去調整後)
383,24234,323
JR九州の事業一覧(2023年3月期通期決算短信より

特に不動産賃貸業は売上、利益も高く安定していますよ。

JR九州【九州旅客鉄道】株のおすすめポイント

JR九州【九州旅客鉄道】株のおすすめポイントは下記です。

  • 手堅い安定配当
  • コロナ禍明けで業績が上昇傾向
  • おとくな株主優待券
  • 替えが利かない交通インフラ
  • 鉄道以外も好調な多角経営

それぞれ分かりやすく説明していきますね。

手堅い安定配当

JR九州【九州旅客鉄道】は高配当銘柄の中では配当利回りがやや低いものの、安定した配当を続けています。

配当金(1株あたり)配当利回り配当性向
2017年3月38.5円1.00~1.35%13.8%
2018年3月83円2.12~2.61%26.3%
2019年3月83円2.09~2.59%30.2%
2020年3月93円2.43~3.52%46.9%
2021年2月93円2.90~4.52%赤字なのでマイナス
2022年3月93円3.32~4.13%110.3%
2023年3月93円2.87%~3.80%46.9%
2024年3月
(予想)
93円35%
目標
配当金、配当利回り、配当性向

2021年~2022年はコロナ禍が直撃してしまい配当性向が極端にあがってしまいましたが、今後人流が回復していくことが見込まれているので、特に問題はないと思われます。

実際に2023年3月期では46.9%と落ち着きました。

税引き後純利益の中から、どれだけ配当金を出したかを見る指標。

配当性向が低い
  • 利益を企業が成長するための投資に回している。
  • 単純に貯めこんでいる。
配当性向が高い
  • 株主還元をしっかり行っている。
  • 利益が低いのにムリをしている場合も。※100%を超えると利益以上の配当金を出していることになるので、借り入れ等しなければならないこともある。

計算式

配当性向(%)=1株当たりの配当額÷1株当たりの税引き後当期純利益×100

また2025年まで配当金の下限を93円と設定しているので、今後も安定した配当が期待できます。(2023年3月期第3四半期決算概況資料より

コロナ禍明けで業績が上昇傾向

2023年3月期通期はコロナ禍明けで業績が上昇しました。

売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
経常利益
(百万円)
当期純利益
(百万円)
2021年3月293,914▲22,873▲19,223▲18,984
2022年3月329,5273,9449,23713,250
2023年3月383,24234,32335,70031,166
2024年3月
(予想)
417,00045,70045,90040,700
2021年~2024年の比較

メインの鉄道事業と飲食事業は2021年~2022年でかなり低迷しましたが、2023年は見事にV字回復をしてきています。

2024年3月期も増収増益予想と強気ですね。

実際に2024年3月期第1四半期では前年対比で営業利益71.1%増と驚異的な数値を出しています。

今後本格的に人流が回復すれば、売上利益ともさらに期待できますね。

おとくな株主優待券

JR九州【九州旅客鉄道】では株主優待券を実施しています。

株主優待制度(九州旅客鉄道公式HPより

内容は下記です。

所有株式数鉄道株主優待券JR九州グループ
株主優待券
JR九州高速船
株主優待割引券
100株
~500株未満
100枚ごとに1枚一律5枚
(500円×5枚)
一律1枚
500株
~1,000株未満
100枚ごとに1枚
※長期保有株主は1枚追加
一律5枚
(500円×5枚)
※長期保有株主は2枚追加
一律1枚
1,000株
~10,000株未満
10枚+1,000株超過分
200株ごとに1枚
※長期保有株主は2枚追加
一律5枚
(500円×5枚)
※長期保有株主は4枚追加
一律1枚
10,000株
~20,000株未満
55枚+10,000株超過分
300株ごとに1枚
※長期保有株主は2枚追加
一律5枚
(500円×5枚)
※長期保有株主は4枚追加
一律1枚
20,000株以上100枚一律5枚
(500円×5枚)
※長期保有株主は4枚追加
一律1枚

毎年3月31日の最終の株主名簿に記載または記録された、当社株式を5単元(500株)以上所有し、かつ、1単元でも継続して3年以上保有していただいている株主の皆さまを対象といたします。

例)2022年3月31日時点での所有株式数が500株以上であれば、直前3年間の保有株式数が500株未満であっても長期保有株主優待の対象となります。

株主優待制度:JR九州公式HP
  • 鉄道株主優待券:1日乗車券
  • JR九州グループ株主優待券:JR九州グループで使える金券
  • JR九州高速船株主優待割引券:クイーンビートル号の割引券

※株主優待券の発送時期は2023年より6月下旬になりました。

株を保有しているだけでもらえるので、資金がある方はぜひ購入の参考にしてみてください。

michi
michi

九州地方以外の方は正直使いづらいので、金券ショップに売る方法もありますよ。

替えが利かない交通インフラ

JR九州は九州地方全土(沖縄以外)に鉄道網を引いており、代替する企業がないことが強みです。(今後も現れることはないと思われます)

九州の鉄道会社

鉄道会社路線数
JR九州【九州旅客鉄道】28
甘木鉄道1
沖縄都市モノレール1
鹿児島市交通局2
北九州高速鉄道1
くま川鉄道1
熊本市交通局2
熊本電気鉄道2
皿倉登山鉄道1
島原鉄道1
筑豊電気鉄道1
長崎電気鉄道4
西日本鉄道4
肥薩おれんじ鉄道1
福岡市交通局3
平成筑豊鉄道4
松浦鉄道1
南阿蘇鉄道1
ラクテンチ1
レイルラボより

表で分かるようにJR九州一強です。

鉄道は人の生活と切っても切り離せないため、多少の売上や利益の増減は問題にならないと言えます。

鉄道以外も好調な多角経営

JR九州【九州旅客鉄道】は鉄道事業だけではなく、下記の多角経営をしています。

売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
運輸サービス138,3182,522
不動産・ホテル123,11022,107
流通・外食54,7811,410
建設88,3705,442
ビジネスサービス73,4883,486
合計
(セグメント間取引消去調整後)
383,24234,323
JR九州の事業一覧(2023年3月期通期決算短信より

数値を見ると分かるように、どの事業もきちんと成果を上げていますね。

鉄道は良くも悪くも安定しており、これ以上極端に下がることもなければ上がることもないので、より売上が見込める多角経営はJR九州としては正しいといえます。

JR九州【九州旅客鉄道】株のデメリット

JR九州【九州旅客鉄道】株のデメリットは下記です。

  • 財務状況が良いわけではない
  • 近年で2回の赤字

順に説明します。

財務状況が良いわけではない

JR九州【九州旅客鉄道】は交通インフラですが、財務状況が良いわけではありません。

  • 2023年3月期通期の有利子負債:約3,400億円※このほかに買掛金などの未払い金もあり。
  • 2023年3月期通期の現金残:約500億円
  • 2023年3月期通期の売上:約3,800億円
  • 2023年3月期通期の税引き後純利益:180億円

上記のように有利子負債も多いので、売上が下がりすぎると借金が返せなくなる可能性もあります。

しかしながら替えが利かない会社ですし、コロナ禍明けで売り上げ増が見込めるので、そこまで心配する必要はないと言えます。

近年で2回の赤字

近年で2回の赤字を出しています。

原因は下記です。

2016年:鉄道固定資産の減損損失

2022年:コロナ禍の影響

2016年は鉄道固定資産の減損損失による赤字です。

減損損失とは、過去に投資した資産に対して、資産価値を切り下げて会計を行い、損益計算書に反映したものを意味します。会計を行うことは減損会計とよばれ、下落した価値は全て損失として扱われます。大企業では必ず計算しなければならないものの、中小企業においては計算する義務がありません。

減損損失とは:docomo businessより

具体的に言うと鉄道車両やレールなどを購入したものの、投資に対して見合った売上が出なかったので、その分を損失として計上しました。

数字の見た目としては悪いですが、減損した資産は他では使えないものですし、そもそもいずれは減価償却していくため実態は特に変わらないです。(少しずつ減らしていくか一気に減らすかの差)

2022年はコロナの影響です。

業種上どうにもならないので仕方がないですね。

両方とも特殊な状況下での赤字だったので、通常では特に問題ないと思われます。

JR九州【九州旅客鉄道】の株価の推移(チャート)

JR九州【九州旅客鉄道】の株価の推移は下記です。

JR九州【九州旅客鉄道】の株価チャート
株探プレミアムより

株価がしばらく低迷していましたが、直近では上昇トレンドラインに徐々に乗りつつあります。

コロナ禍明けで今後の見通しは明るいので、購入のタイミングとしては良いと思います。

JR九州【九州旅客鉄道】株の配当金、配当利回り、配当性向

JR九州【九州旅客鉄道】株の配当金、配当利回り、配当性向は下記です。

良い点
  • 毎年安定した配当
  • 2025年まで1株当たりの配当金93円以上設定
  • 配当性向目標35%
気になる点
  • 2021年~2022年の配当性向が高すぎる
配当金(1株あたり)配当利回り配当性向
2017年3月38.5円1.00~1.35%13.8%
2018年3月83円2.12~2.61%26.3%
2019年3月83円2.09~2.59%30.2%
2020年3月93円2.43~3.52%46.9%
2021年2月93円2.90~4.52%赤字なのでマイナス
2022年3月93円3.32~4.13%110.3%
2023年3月93円2.87%~3.80%46.9%
2024年3月
(予想)
93円35%
目標
配当金、配当利回り、配当性向

※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。

2021年~2022年はコロナ禍のため売上、利益が伸びず配当性向を圧迫してしまいましたが、今後人流の回復により売上、利益増で35%目標が見込まれています。

2025年まで配当金の下限を93円と設定しているのも含め、期待できる内容ですね。(2023年3月期第3四半期決算概況資料より

JR九州【九州旅客鉄道】株の配当金がもらえるのはいつ?

JR九州【九州旅客鉄道】の配当時期は下記です。

配当日(権利確定日)権利付き最終日
※この日までに買うと配当金が受け取れる
権利落ち日
※この日に購入しても直近の配当には間に合わない
2024年3月29日(金)
次回期末配当
2024年3月27日(水)2024年3月28日(木)
2024年9月30日(月)
次回中間配当
2024年9月26日(木)2024年9月27日(金)
配当時期

※入金は、配当日(権利確定日)以降、2~3か月後になります。

JR九州【九州旅客鉄道】の売上、利益の推移

JR九州【九州旅客鉄道】の売上、利益の推移は下記です。

良い点
  • コロナ禍明けで業績が上昇傾向
気になる点
  • 2016年の赤字
売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
経常利益
(百万円)
当期純利益
(百万円)
包括利益
(百万円)
2014年3月期連結196,14511,6157,232
2015年3月期連結357,42212,78225,57415,01216,569
2016年3月期連結377,98920,89332,035▲433,089▲419,589
2017年3月期連結382,91258,74360,56544,75142,862
2018年3月期連結413,37163,96367,04550,41046,957
2019年3月期連結440,35863,88566,53949,24052,150
2020年3月期連結432,64449,46050,61331,49525,200
2021年3月期連結293,914▲22,873▲19,323▲18,984▲15,690
2022年3月期連結329,5273,9449,23713,25011,244
2023年3月期連結383,24234,32335,70031,16632,480
2024年3月期連結
※通期予想
417,00045,70045,90040,700
売上、利益の推移

売上、利益はコロナ禍の直撃を受け低迷しましたが、2023年3月期は黒字に転じました。予想です。

今後は需要増が見込まれているので、安定した業績になると思われます。

気になるところでは2016年の約4,300億円の赤字ですが、2016年の決算発表資料によると鉄道事業固定資産(鉄道車両やレール、まくら木など)の減損損失による減少となっています。

つまり固定資産の価値を特別損失として計上し減らしただけなので、見た目の印象の悪さはあるものの、実質的にはそれほどマイナスのものではありません。(通常であれば少しずつ減価償却していくものを一気に減らしたようなもの)

したがってコロナ禍や地震のような特別な事情が無い限りは一定以上の売上、利益が期待できると思われます。

日東富士製粉の財務状況

日東富士製粉の財務状況です。

良い点
  • 安定した自己資本比率
気になる点
  • 近年激増している有利子負債比率
利益剰余金
(百万円)
現金および預金
(百万円)
自己資本比率有利子負債
(百万円)
有利子負債比率
2015年3月期連結149,7088,63567.2%119,10235.8%
2016年3月期連結▲283,3818,67346.4%79,32926.4%
2017年3月期連結86,9877,33750.7%78,31522.8%
2018年3月期連結124,99715,06450.3%87,32223.2%
2019年3月期連結160,55816,97151.8%107,96626.0%
2020年3月期連結176,32923,81749.9%141,54934.3%
2021年3月期連結150,01722,92743.8%250,94264.3%
2022年3月期連結145,31439,70940.8%323,18683.2%
2023年3月期連結164,47937,28340.7%351,61386.6%
財務状況

JR九州【九州旅客鉄道】の財務状況はやや不安定です。

自己資本比率はそれなりに安定しているものの、コロナで事業に大打撃を受け、賄うための借金を激増させてしまいました。

しかしながら直近の2023年~2024年では業績がV字回復しているため、今後は財務状況も安定傾向になっていくものと思われます。

JR九州【九州旅客鉄道】のキャッシュフロー

JR九州【九州旅客鉄道】のキャッシュフローは下記です。

良い点
  • 安定した営業キャッシュフロー
気になる点
  • 近年の財務キャッシュフローが増えている(借入金、社債が多い)
営業キャッシュフロー(百万円)投資キャッシュフロー(百万円)財務キャッシュフロー(百万円)現金及び現金同等物に係る換算差額(百万円)現金等(百万円)
2015年3月期連結46,119▲69,22119,88212,277
2016年3月期連結63,4049,032▲40,009▲1444,690
2017年3月期連結28,580▲18,366▲6921054,263
2018年3月期連結87,689▲68,379▲9,197464,379
2019年3月期連結41,473▲74,6195,644▲1436,865
2020年3月期連結60,468▲76,9433,3695823,817
2021年3月期連結▲10,361▲53,912105,870▲19865,019
2022年3月期連結56,460▲95,72952,53941978,709
2023年3月期連結62,084▲97,5818,96310652,283
キャッシュフロー

コロナが響いた2021年を除いて、安定した売上による営業キャッシュフローがメリットです。

人流の回復を考えると、よほどの事情がない限りは今後減ることはなさそうですね。

気になる点としては財務キャッシュフローのプラスが続いているところです。

近年の売り上げ減が響き手元のキャッシュが少なくなってしまったため、社債や長期借入金を増やしています。

しかしながら借金がある企業は珍しくないため、それだけでデメリットというわけではありません。

2023年3月期では増収、増益を見込んでいるためキャッシュの改善が行われる可能性が高そうです。

JR九州【九州旅客鉄道】株の評判

SNS上でのJR九州【九州旅客鉄道】株の評判です。

高配当で株主優待もあり、株価も比較的安定しているので長期保有しやすいですね。

JR九州【九州旅客鉄道】株の購入方法

JR九州【九州旅客鉄道】株を購入するなら、下記3社がおすすめです。

証券会社単元未満株
買い手数料
単元未満株
売り手数料
1
SBI証券
無料無料
2
マネックス証券
無料約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
3
auカブコム証券
約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料

国内株式売買手数料「SBI証券」

SBI証券
単元未満株
買い手数料
無料
単元未満株
売り手数料
無料
NISA口座
取扱銘柄東証ほぼ全て
注文時間24時間対応

SBI証券は2023年9月30日より、単元未満株を含む国内株式売買手数料が完全無料になりました。

ネット証券口座で1,000万口座を突破している、最も人気のある証券会社です。

取引銘柄数も東証ほぼ全てに対応しており、単元未満株ではおすすめNo.1口座と言えます。

取引アプリが使いやすい「マネックス証券」

マネックス証券
単元未満株
買い手数料
無料
単元未満株
売り手数料
約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
NISA口座
取扱銘柄東証、名証ほぼ全て
注文時間一部制限あり

マネックス証券は国内で有数のネット証券会社です。

個人的な所感ではアプリなどのツールはマネックス証券が使いやすいので、おすすめの証券会社ですよ。

現在は買い手数料は無料で、売り手数料のみかかります。

2024年から始まった新NISA口座で取引する場合は買い、売り共に手数料無料になります。

単元未満株の取引銘柄もほぼすべての上場企業なので、銘柄をきちんと選んで取引ができます。

豊富な自動売買ツールがある「auカブコム証券」

auカブコム証券
単元未満株
買い手数料
無料
単元未満株
売り手数料
約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
NISA口座約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
取扱銘柄東証、名証ほぼ全て
注文時間24時間対応

auカブコム証券はMUFG(三菱UFJフィナンシャルグループ)を親会社に持つネット証券会社です。

単元未満株の手数料は無料ではないため割高に感じますが、自動売買ツールが豊富のため色々な取引方法を試したい方に向いている証券会社です。

また、マネックス証券と同じく2024年からの新NISA口座で取引する場合は買い、売り共に手数料無料になります。

単元未満株でおすすめの証券会社をすべて見たい方は下記をご覧ください。

高配当日本株を単元未満(1株単位)で買いたい方におすすめのネット証券会社10選

JR九州【九州旅客鉄道】株のよくある質問

JR九州【九州旅客鉄道】株についてのよくある質問をまとめました。

  • 財務状況が良くないようですが、本当に大丈夫でしょうか。
  • 海外事業展開は無いのでしょうか?
  • 鉄道以外の事業は問題ないでしょうか。
財務状況が良くないようですが、本当に大丈夫でしょうか。
直近ではコロナの影響で主要事業の鉄道にダメージがありましたが、現在は人流の回復により営業利益、経常利益、純利益ともに黒字に持ち直しています。今後同じような状況になるとは考えにくいので、問題ないと思われます。
海外事業展開は無いのでしょうか?
タイのバンコクにホテル事業を展開しております。今は2軒のみですが、東南アジアの発展とともに今後増えていく可能性は十分にあります。
鉄道以外の事業は問題ないでしょうか。
すべてのセグメントにおいて黒字です。その中でも不動産賃貸業の伸びは顕著でして、営業利益は116億円、営業利益率は約30%です。2023年3月期 第3四半期決算短信より

S(5点)A(4点)B(3点)C(2点)D(1点)
高配当年初来高値から算出した配当利回り5%以上年初来高値から算出した配当利回り4%以上年初来高値から算出した配当利回り3%以上年初来高値から算出した配当利回り2%以上年初来高値から算出した配当利回り2%未満
企業規模最大手に対して売上50%まで最大手に対して売上20%まで最大手に対して売上10%まで最大手に対して売上5%まで最大手に対して売上5%未満
キャッシュリッチ有利子負債ゼロ現金が有利子負債に対して100%以上現金が有利子負債に対して50%以上現金が有利子負債に対して25%以上現金が有利子負債に対して25%未満
配当性向30%以上40%以下20%以上30%未満
40%以上60%未満
10%以上20%未満
60%以上80%未満
5%以上10%未満
80%以上100%未満
5%未満
100%以上
グローバル売上比の70%以上が海外売上比の50%以上が海外売上比の40%以上が海外売上比の10%以上が海外売上比の10%未満が海外
総合評価全ての数値の合計が25以上全ての数値の合計が20以上25未満全ての数値の合計が15以上20未満全ての数値の合計が10以上15未満全ての数値の合計が10未満

総合評価について

S5点、A4点、B3点、C2点、D1点にて加点

※高配当は他の項目より優先されるので2倍評価

※表は右にスクロールできます。

銘柄名
(銘柄をタップすると
詳細にアクセスできます)
総合評価
(S~D)
配当利回り
※注
配当金
(1株あたり)
配当金の権利付き最終日
(この日までに買うと
配当金が受け取れる)
株主
優待
明豊ファシリティワークス
(1717)
A3.85%
~4.63%
32円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
安藤・間
(1719)
A5.17%
~7.32%
60円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
鹿島建設
(1812)
B2.89%
~4.82%
70円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
奥村組
(1833)
B4.74%
~7.67%
225円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
イチケン
(1847)
A5.30%
~5.76%
100円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
日東富士製粉
(2003)
B3.56%
~4.17%
176円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
日本食品化工
(2892)
B→A4.50%
~7.68%
125円→200円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
JT【日本たばこ産業】
(2914)
A4.87%
~7.41%
188円期末:2023年12月27日
中間:2024年6月26日
×
武田薬品工業
(4502)
A4.04%
~4.69%
188円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
ENEOSホールディングス
(5020)
B3.78%
~5.11%
22円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
TOYO TIRE
(5105)
A4.16%
~6.17%
55円期末:2023年12月27日
中間:2024年6月26日
×
日本カーボン
(5302)
B4.30%
~5.13%
200円期末:2023年12月27日
中間:2024年6月26日
×
中山製鋼所
(5408)
B3.15%
~5.03%
38円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
モリ工業
(5464)
B3.10%
~4.82%
130円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
ARE
ホールディングス
(5857)
A4.46%
~4.96%
90円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
日本エアーテック
(6291)
A4.73%
~6.34%
60円期末:2023年12月27日
中間:2024年6月26日
×
日本ピラー工業
(6490)
B2.47%
~4.48%
120円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
MS-Japan
(6539)
B4.63%
~5.89%
56円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
帝国通信工業
(6763)
B3.84%
~5.20%
70円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
TOA
(6809)
A4.69%
~6.19%
40円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
日本セラミック
(6929)
B3.53%
~4.48%
100円期末:2023年12月27日×
いすゞ自動車
(7202)
S3.87%
~5.59%
72円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
オーハシテクニカ
(7628)
B3.64%
~4.35%
60円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
バルカー
(7995)
B3.55%
~5.80%
150円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
スクロール
(8005)
A4.40%
~6.93%
48円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
住友商事
(8053)
A4.62%
~6.52%
115円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
稲畑産業
(8098)
S4.06%
~5.76%
120円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
伊藤忠エネクス
(8133)
A4.29%
~5.02%
52円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
三井住友フィナンシャルG
(8316)
A3.83%
~6.29%
250円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
東京海上HD
(8766)
A3.33%
~4.61%
121円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
岩井コスモHD
(8707)
B4.17%
~6.25%
80円
(2023年3月期)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
九州旅客鉄道
(9142)
C3.32%
~4.13%
93円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
日本電信電話
(9432)
B2.79%
~3.37%
5円
※株式を25分割済
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
KDDI
(9433)
B2.91%
~3.53%
140円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
三協フロンテア
(9639)
B3.00%
~5.00%
160円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
イエローハット
(9882)
A3.37%
~3.91%
66円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
蔵王産業
(9986)
B3.70%
~5.81%
100円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×

※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。

まとめ:JR九州【九州旅客鉄道】は交通インフラとして代替できない企業です

本記事をまとめます。

今回はJR九州【九州旅客鉄道】株について分かりやすく解説いたしました。

  • 手堅い安定配当
  • コロナ禍明けで業績が上昇傾向
  • おとくな鉄道株主優待
  • 替えが利かない交通インフラ
  • 鉄道以外も好調な多角経営

コロナ禍での売上減により苦しい状況がありましたが、今は回復傾向にあります。

株価も安くなっており買いやすいとも言えますね。

ぜひ購入の参考にしてみてください。

今回は以上です。

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注意

本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。

リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。

また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。