イチケン(1847)株は高配当だけど今から買っても大丈夫?おすすめポイントやデメリットを解説

株ログは複数の企業と提携しており、当サイトを経由して商品を購入することで、売り上げの一部が還元されることがあります。しかしながら当サイトのランキング等の評価については提携の有無や支払いの有無が影響していることはありません。

悩んでいる人
悩んでいる人

イチケンという会社が気になっています。総合建設業の会社みたいです。高配当で株主還元にも積極的そう。今から投資するのはどうなのかな?おすすめポイントやデメリットもあれば教えてください。

こんなお悩みを解決します。

注意

本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。

リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。

また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。

本記事の内容
イチケンとは
イチケン株のおすすめポイント
イチケン株のデメリット
イチケンの株価の推移(チャート)
イチケン株の配当金、配当利回り、配当性向
イチケン株の配当金がもらえるのはいつ?
イチケンの売上の推移
イチケンの財務状況
イチケンのキャッシュフロー
イチケン株の評判
イチケン株の購入方法
イチケンのIRニュース
イチケンのよくある質問
イチケン株以外のおすすめ高配当銘柄

記事の信頼性

Webライターのみらいのびたです。

高配当日本株、米国株を中心に長期保有のスタイルで運用中。投資歴26年で配当、利子収入は積算400万円以上。生涯運用益も8桁越え。

株の運用は、日々の研鑽がモットーです。

みらいのびたです。

記事の監修者

CFP®(申請中)、AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士。

リスクの少ない運用を実施中。

高配当日本株や米国株をはじめ、投資の勉強のためREIT、金、FX、仮想通貨などあらゆる資産を保有。

michi(みち)
です。

今回はイチケン株について解説いたします。

1930年の創業以来、総合建設業をビジネスとしているイチケンは、設計・施工の空間づくりから施工、メンテナンス、リニューアルまでをプロデュースする会社です。

イチケンの事業範囲
イチケンの事業範囲

安定した売上と積み上がる利益剰余金、経営基盤も盤石です。

  • 安定した売上
  • 積み上がる利益余剰金
  • 高配当と高い配当利回り

配当もしっかり、高配当利回り。

展開しているベトナム事業にも期待が寄せられ、長期保有にピッタリな銘柄ですね。

みらいのびた
みらいのびた

ベトナムは、2017年に1人当たり名目GDP3,000USDラインを超え、10年後の2027年には6,500USDラインを超える見込みです。

今回はイチケン株のおすすめポイントやデメリット解説いたしますので、購入の参考にしていただければ幸いです。

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イチケンとは

まずはイチケンの概要を説明いたします。※執筆当時のデータです。

上場会社名株式会社イチケン
ICHIKEN Co., Ltd.
上場取引所東京証券取引所プライム市場(旧東証一部)
コード番号1847
本社所在地〒105-0023
東京都港区芝浦一丁目1番1号(浜松町ビルディング)
創業1930年(昭和5年)6月15日
設立1930年(昭和5年)6月15日
事業内容総合建設業、貸ビル賃貸業、住宅・商業施設ディベロッパー事業、
複合商業施設企画・設計・施工・監理、専門店舗企画・設計・施工・監理
代表者代表取締役社長 長谷川博之
資本金43億2964万6860円(2023年3月31日現在)
年商88,059百万円(2023年3月期売上)
年初来高値1,887円 (2022年5月17日)
年初来安値 1,737円(2022年11月5日)
配当利回り5.30~5.76%(年初来高値~安値における配当金)
配当金100株円(2023年3月期)
100株円(2024年3月期予想)
決算期3月末日
IR情報https://www.ichiken.co.jp/ir/data/
公式HPhttps://www.ichiken.co.jp/
イチケンの概要

イチケンの売上構成比は99.5%が建設事業、0.5%が不動産事業です。

イチケンの実績(スーパーマーケット、商業施設)
イチケンの実績(スーパーマーケット、商業施設)
イチケンの実績(ホテル、マンション)
イチケンの実績(ホテル、マンション)
イチケンの実績(オフィス、倉庫)
イチケンの実績(オフィス、倉庫)

あなたの知っている有名な建物も多いですよね。

そしてメインの建築工事の内訳は、商業施設(53%)、住宅(31%)、事務所・物流施設(16%)で構成されています。

イチケンの建築工事の内訳
イチケンの建築工事の内訳
みらいのびた
みらいのびた

建築工事の内訳の半分以上を占める商業施設は、新規がなくてもメンテナンスで収益が上がる仕組みです

イチケンのおすすめポイント

イチケンのおすすめポイントは下記です。

  • 安定した売上
  • 積み上がる利益余剰金
  • 高配当と高い配当利回り
  • 将来成長が見込まれるベトナムに投資

それぞれ分かりやすく説明していきますね。

安定した売上

イチケンの売上は、2017年度3月期(通期)以降、6年連続800億円を超えています。

この背景にあるのは、東京五輪の特需や政府による国土強靭化対策によるインフラ整備等への投資が堅調だからです。

さらに2024年度3月期(通期予想)は、900億円を計画中。

中期経営計画では、開発事業(デベロッパー事業)への取り組みも宣言し、ますますアグレッシブに攻めていく経営スタイルです。

積み上がる利益剰余金

イチケンの利益剰余金は、年々積み上がってきています。

2023年度3月期(通期)の利益剰余金は、226億円以上。

イチケンの利益余剰金推移
イチケンの利益剰余金推移

同年の営業利益の8倍以上の充実度です。

高配当と高い配当利回り

イチケンは、配当性向30%程度を目標に投資と配当の両立を目指すと宣言しています。

宣言通りイチケンは、10年以上減配をしていません。

結果、2023年の配当利回りも5.3~5.7%と極めて高配当です。

東証プライム上場銘柄の配当利回り平均2.2%を2倍以上、うわ回っています。

将来成長が見込まれるベトナムに投資

イチケンは、2018年にベトナムの首都ハノイに駐在員事務所を開設し、2022年4月1日に満を持して現地法人を設立いたしました(海外子会社設立に関するお知らせ)。

イチケンベトナム事業所所在地
イチケンベトナム事業所所在地
ベトナム・ハノイ ICHIKEN Vietnam Construction Co.,Ltd.

ベトナムは、他の東南アジアにやや遅れて今から経済環境が拡大する見通しです。

生活環境向上への投資や内需拡大が期待されるなか、ベトナム事業への事業の開始はとても期待が持てる投資です。

イチケン株のデメリット

イチケン株のデメリットは下記です。

  • 2023年度3月期(通期)の営業利益が前年比43%低下
  • 日本では新規の建築工事案件が発生にしくい

順に説明します。

2023年度3月期(通期)の営業利益が43%低下

イチケンの2023年度3月期(通期)の営業利益が前年比43%低下しています。

原因は「建設資材価格の高騰などの影響により完成工事総利益が減少したため」と説明されています(2023年3月期 決算短信)。

しかしこの状況にイチケンとして手をこまねいてはいません。

今後、大きな方針としては、この3つを実行します(ビジョン2030 ・ 中期経営計画)。

  • 不動産事業(賃貸収入による安定した収益源を確保、開発事業(デベロッパー事業)への取り組み)
  • ベトナム事業の推進(新築工事の工事請負業務への対応)
  • 新規事業の開発(M&Aやアライアンス等)

着々と収益を上げるイチケンの戦略に期待です。

日本では新規の建築工事案件が発生にしくい

イチケンの収益のほとんどが日本市場。

経済が低迷している日本では、新規建築工事案件を獲得し続けるのは至難の業です。

そこで今取り組んでいるのがベトナムへの投資です。

他のアジア地域をあえて捨て、今後成長が見込まれるベトナムにのみ集中投資しているところは、絶妙なリスク管理です。

イチケンの株価の推移(チャート)

イチケンの株価の推移は下記です。

イチケンの株価チャート
株探プレミアムより

直近では上昇トレンドに入る動きをしています。

執筆時でPER7.3倍、PBR0.53倍と割安感もあるため買いやすいのではないかと思います。

イチケン株の配当金、配当利回り、配当性向

イチケン株の配当金、配当利回り、配当性向は下記です。

良い点
  • 10年以上増配中
  • 配当利回りが高い
気になる点
  • 特になし
配当金(1株あたり)配当利回り配当性向
2012年3月25円(調整後)2.62~5.10 %32.5%
2013年3月25円(調整後)2.56~4.03 %82.5%
2014年3月25円(調整後)2.33~3.55 %24.3%
2015年3月35円(調整後)1.56~4.43 %24.1%
2016年3月40円(調整後)1.65~3.48 %12.5%
2017年3月45円(調整後)1.73~3.90 %10.7%
2018年3月80円2.81~3.76 %16.3%
2019年3月80円2.78~4.32 %18.4%
2020年3月90円4.53~7.53 %22.4%
2021年2月90円3.94~8.86 %20.6%
2022年3月100円4.86~5.59 %24.3%
2023年3月100円5.30~5.76 %42.5%
2024年3月
(予想)
100円36.3%
目標
配当金、配当利回り、配当性向

※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。

※2012年3月(通期)~2017年3月(通期)の株価は1株5株に分割前の配当額を5倍で調整して表記しました。

イチケンの配当金は、10年以上減配していません。

例えば10年前の2012年3月(通期)の配当額は25円/株(調整後)です。

それに対し、2023年3月(通期)の配当額は100円/株となり、4倍増配しました。

配当利回りも直近5%以上をキープしています。

イチケンの2023年3月期決算説明会資料によると、株主還元の方針は下記の二つです。

  • 純資産額300億円超を目安に、配当性向30%程度を目標
  • 「安定配当」を主眼に、将来の成長基盤を構築していくために投資と配当の両立を目指す

好業績を裏付けに、まだまだ高配当が続くと予想されます。

イチケン株の配当金がもらえるのはいつ?

イチケンの配当時期は下記です。

配当日(権利確定日)権利付き最終日
※この日までに買うと配当金が受け取れる
権利落ち日
※この日に購入しても直近の配当には間に合わない
2024年3月29日(金)
次回期末配当
2024年3月27日(水)2024年3月28日(木)
2024年9月30日(月)
次回中間配当
2024年9月26日(木)2024年9月27日(金)
配当時期

※入金は、配当日(権利確定日)以降、2~3か月後になります。

イチケンの売上、利益の推移

イチケンの売上、利益の推移は下記です。

良い点
  • 2017年3月期以降、安定して800億円以上の売上
気になる点
  • 営業利益の伸びに勢いがない
売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
経常利益
(百万円)
当期純利益
(百万円)
包括利益
(百万円)
2014年3月期非連結62,4241,0071,325739非公開
2015年3月期非連結67,7302,3582,3211,043非公開
2016年3月期非連結71,7783,8903,7882,311非公開
2017年3月期非連結81,4954,3554,2763,048非公開
2018年3月期非連結82,0274,9274,9513,555非公開
2019年3月期非連結93,8244,6184,5903,157非公開
2020年3月期非連結86,5134,3814,2412,915非公開
2021年3月期非連結88,6244,7584,6733,161非公開
2022年3月期非連結83,7764,6744,6362,985非公開
2023年3月期非連結88,0592,6672,5851,708非公開
2024年3月期非連結
※通期予想
90,0003,0002,9002,000
売上、利益の推移

イチケンの年間売上は直近で7年連続800億円以上です。

得意の「商業施設」建築の経験を活かしノウハウや企画・提案ビジネスで顧客の信頼を勝ちとっています。

また、既存の店舗の新築や内装・リニューアル工事も取り込みつつ、マンション、物流施設、医療・福祉施設など、民間案件の建設需要も取りこぼさずに地道な営業が功を奏しています。

一方、営業利益の伸びがやや苦戦中です。

コロナや原料高、人出不足が影響しています。

ただ、この状況はライバル各社も同じです。

いまの時期を乗り越えることができれば、ベトナム事業がリカバリーしていくことでしょう。

イチケンの財務状況

イチケンの財務状況です。

良い点
  • 豊富な利益剰余金と手持ちの現金
  • 低い有利子負債比率
気になる点
  • 特になし
利益剰余金(百万円)現金および預金(百万円)自己資本比率有利子負債(百万円)有利子負債比率
2015年3月期非連結4,1367,37225.2%1,08511.9
2016年3月期非連結6,1967,84928.5%1,21911.1
2017年3月期非連結8,9549,05828.1%1,49210.8
2018年3月期非連結12,18321,59331.5%1,5248.8
2019年3月期非連結14,76111,76233.7%1,4627.4
2020年3月期非連結17,09712,15341.5%2,31110.6
2021年3月期非連結19,60611,83545.5%1,5106.1
2022年3月期非連結21,93911,65746.5%1,5345.7
2023年3月期非連結22,63111,65349.4%1,6055.8
財務状況

イチケンの最大のおすすめポイントは、豊富な利益剰余金と手持ちの現金です。

特に、年々積み上がる利益剰余金は年間の営業利益の8倍以上です。

有利子負債もわずか、かつ有利子負債比率も極めて低いことから倒産リスクはまずありません。

盤石な経営基盤をもつイチケン株は、長期に保有できる安心感が大きいのです。

イチケンのキャッシュフロー

イチケンのキャッシュフローは下記です。

良い点
  • プラスの営業キャッシュフロー
気になる点
  • 特になし
営業キャッシュフロー(百万円)投資キャッシュフロー(百万円)財務キャッシュフロー(百万円)現金及び現金等同等物に係る換算差額(百万円)現金等(百万円)
2015年3月期非連結775△144△184非公開7,372
2016年3月期非連結66665△254非公開7,849
2017年3月期非連結1,688△133△345非公開9,058
2018年3月期非連結12,299570△335非公開21,593
2019年3月期非連結△8,080△1,165△584非公開11,762
2020年3月期非連結3,622△5,4452,213非公開12,153
2021年3月期非連結543△63△797非公開11,835
2022年3月期非連結757△136△799非公開11,657
2023年3月期非連結1,276△116△1,164非公開11,653
2024年3月期非連結
※通期予想
非公開非公開非公開非公開非公開
キャッシュフロー

イチケンの営業キャッシュフローは、2020年3月期以降、黒字です。

2019年3月期の営業キャッシュフローがマイナスなのは、売上のほとんどが売掛金になっているので、現金が少なかったためです。

一時的なものなので特に気にする必要はありません。

営業キャッシュフローが黒字ということは事業でキャッシュが問題なく回っていることの証左です。

豊富な現金とプラスの営業キャッシュフローで堅実な経営が見て取れます。

イチケン株の評判

SNS上でのイチケン株の評判です。

安定感があり割安かつ高配当なので、人気の銘柄ですね。

イチケン株の購入方法

イチケン株を購入するなら、下記3社がおすすめです。

証券会社単元未満株
買い手数料
単元未満株
売り手数料
1
SBI証券
無料無料
2
マネックス証券
無料約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
3
auカブコム証券
約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料

国内株式売買手数料「SBI証券」

SBI証券
単元未満株
買い手数料
無料
単元未満株
売り手数料
無料
NISA口座
取扱銘柄東証ほぼ全て
注文時間24時間対応

SBI証券は2023年9月30日より、単元未満株を含む国内株式売買手数料が完全無料になりました。

ネット証券口座で1,000万口座を突破している、最も人気のある証券会社です。

取引銘柄数も東証ほぼ全てに対応しており、単元未満株ではおすすめNo.1口座と言えます。

取引アプリが使いやすい「マネックス証券」

マネックス証券
単元未満株
買い手数料
無料
単元未満株
売り手数料
約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
NISA口座
取扱銘柄東証、名証ほぼ全て
注文時間一部制限あり

マネックス証券は国内で有数のネット証券会社です。

個人的な所感ではアプリなどのツールはマネックス証券が使いやすいので、おすすめの証券会社ですよ。

現在は買い手数料は無料で、売り手数料のみかかります。

2024年から始まった新NISA口座で取引する場合は買い、売り共に手数料無料になります。

単元未満株の取引銘柄もほぼすべての上場企業なので、銘柄をきちんと選んで取引ができます。

豊富な自動売買ツールがある「auカブコム証券」

auカブコム証券
単元未満株
買い手数料
無料
単元未満株
売り手数料
約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
NISA口座約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
取扱銘柄東証、名証ほぼ全て
注文時間24時間対応

auカブコム証券はMUFG(三菱UFJフィナンシャルグループ)を親会社に持つネット証券会社です。

単元未満株の手数料は無料ではないため割高に感じますが、自動売買ツールが豊富のため色々な取引方法を試したい方に向いている証券会社です。

また、マネックス証券と同じく2024年からの新NISA口座で取引する場合は買い、売り共に手数料無料になります。

単元未満株でおすすめの証券会社をすべて見たい方は下記をご覧ください。

高配当日本株を単元未満(1株単位)で買いたい方におすすめのネット証券会社10選

イチケンのIRニュース

独自判断ですが、株価に関係がありそうなイチケンの直近のIRニュースをまとめました。

  • 2024年3月期第1四半期決算短信(2023年8月9日)

2024年3月期第1四半期決算短信(2023年8月9日)

2024年3月期第1四半期の決算が発表されました。

  • 売上約231億円(前年比0.6%増)
  • 営業利益約612億円(前年比約40.8%減)
  • 四半期純利益約518億円(前年比約25.1%減)

2024年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

利益減でしたが予想の範疇なので、株価に影響はありませんでした。

イチケン株のよくある質問

イチケン株についてのよくある質問をまとめました。

  • 海外展開でベトナム事業を開始したとのことですが、他の国や地域の展開計画はあるのでしょうか?
  • 決算短信をみると営業利益の伸びが弱い感じです。今後の対策について教えて下さい。
  • イチケンは統合リゾート(カジノを中心とするリゾートIR構想)との関連がよく言われますが、なぜでしょうか。
海外展開でベトナム事業を開始したとのことですが、他の国や地域の展開計画はあるのでしょうか?
いまは、ベトナムに集中してしるとのことです。現状、ベトナム現地法人の従業員を教育している段階で連結決算への反映はまだですが、いくつか受注案件もあり、近い将来売上げが発生する見込みです。
決算短信をみると営業利益の伸びが弱い感じです。今後の対策について教えて下さい。
いま取り組んでいることは、業務のデジタル化とのことです。IT機器の導入と業務フローの見直しによりDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、業務効率を改善していく方向です。
イチケンは統合リゾート(カジノを中心とするリゾートIR構想)との関連がよく言われますが、なぜでしょうか。
イチケンの大株主がパチンコ最大手のマルハンであることからの類推だと考えられます。イチケンの他にリゾートIR構想関連株としては、鹿島やインターライフホールディングスがよく引き合いに出されます。

S(5点)A(4点)B(3点)C(2点)D(1点)
高配当年初来高値から算出した配当利回り5%以上年初来高値から算出した配当利回り4%以上年初来高値から算出した配当利回り3%以上年初来高値から算出した配当利回り2%以上年初来高値から算出した配当利回り2%未満
企業規模最大手に対して売上50%まで最大手に対して売上20%まで最大手に対して売上10%まで最大手に対して売上5%まで最大手に対して売上5%未満
キャッシュリッチ有利子負債ゼロ現金が有利子負債に対して100%以上現金が有利子負債に対して50%以上現金が有利子負債に対して25%以上現金が有利子負債に対して25%未満
配当性向30%以上40%以下20%以上30%未満
40%以上60%未満
10%以上20%未満
60%以上80%未満
5%以上10%未満
80%以上100%未満
5%未満
100%以上
グローバル売上比の70%以上が海外売上比の50%以上が海外売上比の40%以上が海外売上比の10%以上が海外売上比の10%未満が海外
総合評価全ての数値の合計が25以上全ての数値の合計が20以上25未満全ての数値の合計が15以上20未満全ての数値の合計が10以上15未満全ての数値の合計が10未満

総合評価について

S5点、A4点、B3点、C2点、D1点にて加点

※高配当は他の項目より優先されるので2倍評価

※表は右にスクロールできます。

銘柄名
(銘柄をタップすると
詳細にアクセスできます)
総合評価
(S~D)
配当利回り
※注
配当金
(1株あたり)
配当金の権利付き最終日
(この日までに買うと
配当金が受け取れる)
株主
優待
明豊ファシリティワークス
(1717)
A3.85%
~4.63%
32円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
安藤・間
(1719)
A5.17%
~7.32%
60円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
鹿島建設
(1812)
B2.89%
~4.82%
70円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
奥村組
(1833)
B4.74%
~7.67%
225円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
イチケン
(1847)
A5.30%
~5.76%
100円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
日東富士製粉
(2003)
B3.56%
~4.17%
176円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
日本食品化工
(2892)
B→A4.50%
~7.68%
125円→200円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
JT【日本たばこ産業】
(2914)
A4.87%
~7.41%
188円期末:2023年12月27日
中間:2024年6月26日
×
武田薬品工業
(4502)
A4.04%
~4.69%
188円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
ENEOSホールディングス
(5020)
B3.78%
~5.11%
22円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
TOYO TIRE
(5105)
A4.16%
~6.17%
55円期末:2023年12月27日
中間:2024年6月26日
×
日本カーボン
(5302)
B4.30%
~5.13%
200円期末:2023年12月27日
中間:2024年6月26日
×
中山製鋼所
(5408)
B3.15%
~5.03%
38円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
モリ工業
(5464)
B3.10%
~4.82%
130円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
ARE
ホールディングス
(5857)
A4.46%
~4.96%
90円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
日本エアーテック
(6291)
A4.73%
~6.34%
60円期末:2023年12月27日
中間:2024年6月26日
×
日本ピラー工業
(6490)
B2.47%
~4.48%
120円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
MS-Japan
(6539)
B4.63%
~5.89%
56円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
帝国通信工業
(6763)
B3.84%
~5.20%
70円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
TOA
(6809)
A4.69%
~6.19%
40円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
日本セラミック
(6929)
B3.53%
~4.48%
100円期末:2023年12月27日×
いすゞ自動車
(7202)
S3.87%
~5.59%
72円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
オーハシテクニカ
(7628)
B3.64%
~4.35%
60円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
バルカー
(7995)
B3.55%
~5.80%
150円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
スクロール
(8005)
A4.40%
~6.93%
48円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
住友商事
(8053)
A4.62%
~6.52%
115円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
稲畑産業
(8098)
S4.06%
~5.76%
120円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
伊藤忠エネクス
(8133)
A4.29%
~5.02%
52円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
三井住友フィナンシャルG
(8316)
A3.83%
~6.29%
250円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
東京海上HD
(8766)
A3.33%
~4.61%
121円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
岩井コスモHD
(8707)
B4.17%
~6.25%
80円
(2023年3月期)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
九州旅客鉄道
(9142)
C3.32%
~4.13%
93円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
日本電信電話
(9432)
B2.79%
~3.37%
5円
※株式を25分割済
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
KDDI
(9433)
B2.91%
~3.53%
140円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
三協フロンテア
(9639)
B3.00%
~5.00%
160円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
イエローハット
(9882)
A3.37%
~3.91%
66円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
蔵王産業
(9986)
B3.70%
~5.81%
100円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×

※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。

まとめ:イチケンは手堅い業績を出し続ける高配当企業です

本記事をまとめます。

今回はイチケン株について分かりやすく解説いたしました。

  • 安定した売上
  • 積み上がる利益余剰金
  • 高配当と高い配当利回り
  • 将来成長が見込まれるベトナムに投資

建築工事関係のゼネコンとしては中堅企業のイチケン。歴史も古く、設計・施工の空間づくりから施工、メンテナンス、リニューアルまでをプロデュースする強みを生かした事業を展開しています。

安定した売上と積み上がる利益剰余金、有利子負債も少なく盤石の企業経営です。

海外展開先として選んだベトナムも今後の経済発展が約束された国です。

配当も今期100円/株を発表しており、手持ち資金も豊富なことからしばらく高配当が続くでしょう。

今回は以上です。

おすすめの証券会社でイチケン株を1株から購入してみる

注意

本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。

リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。

また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。