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奥村組が高配当ということを知りました。
利益をしっかり上げ配当性向も高いようです。今から投資しても大丈夫でしょうか。株を購入するにあたって、おすすめポイントやデメリットもあれば教えてください。
こんなお悩みを解決します。
注意
本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。
リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。
また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。
- 本記事の内容
- 奥村組とは
奥村組株のおすすめポイント
奥村組株のデメリット
奥村組の株価の推移(チャート)
奥村組株の配当金、配当利回り、配当性向
奥村組株の配当金がもらえるのはいつ?
奥村組の売上の推移
奥村組の財務状況
奥村組のキャッシュフロー
奥村組株の評判
奥村組株の購入方法
奥村組のIRニュース
奥村組のよくある質問
奥村組株以外のおすすめ高配当銘柄
今回は奥村組株について解説いたします。
奥村組といえば、総売上3,000億円に迫る中規模の総合建築会社です。
土木、建築、投資開発事業を手掛け、日本で初めて実用免震ビルを建設しました(奥村組 技術研究所 管理棟)。
また、シールドトンネルの建築技術において、組立後の形態が蜂の巣状である急速施工法(ハニカムセグメント)を開発、シールド掘進とセグメント組立の同時施工に成功しています。
- 年々増加する堅調な売上
- 安定して計上される営業利益
- 徐々に減少する有利子負債と有利子負債比率
- 着実に増加する配当額と高い配当性向
奥村組には「泥水式シールド工法」や「国宝を守る免震展示ケース」、「灯台のレンズ免震装置」など、数々の日本初、世界初があります。
- 株のツールっていろいろあるし、どれを見たらいいのか分からない…
- 複数のサイトをそれぞれ見るのが面倒…1つにまとめて見られたらいいのに…
- 無料の情報サイトは煩雑で見づらい…
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私も株探プレミアムを知る前はいろいろなツールやサイトを行ったり来たりして、本当に面倒な思いをしていました。
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奥村組とは
まずは奥村組の概要を説明いたします。※執筆当時のデータです。
上場会社名 | 株式会社 奥村組 |
上場取引所 | 東京証券取引所プライム市場(旧東証一部) |
コード番号 | 1833 |
本社所在地 | 〒545-8555 大阪市阿倍野区松崎町二丁目2番2号 |
創業 | 1907年(明治40年)2月22日 |
設立 | 1907年(明治40年)2月22日 |
事業内容 | 総合建設業およびこれに関連する業務 |
代表者 | 代表取締役社長 奥村 太加典 |
資本金 | 198億円 |
年商 | 249,442百万円(2023年3月期) |
年初来高値 | 4,745円(2023年9月21日) |
年初来安値 | 2,932円(2023年1月13日) |
配当利回り | 4.74~7.67%(年初来高値~安値における配当金) |
配当金 | 1株223円(2023年3月期) 1株225円(2024年3月期予想) |
決算期 | 3月末日 |
IR情報 | https://www.okumuragumi.co.jp/ir/ |
公式HP | https://www.okumuragumi.co.jp/ |
奥村組は、中堅の総合建築会社です。
売上セグメントは4つあり「土木」、「建築」、「投資開発」、「その他」に分類されます。
- 土木事業・・・・道路、鉄道、河川、上・下水道、エネルギー施設などの社会インフラ整備、防災・減災など
- 建築事業・・・・防災関連技術、省エネルギー技術を建物の企画、設計、施工、アフターケアなど
- 投資開発事業・・賃貸事業、開発事業、再開発・土地区画整理事業、再生可能エネルギー事業など
- その他・・・・建設資機材等の製造及び販売など
売上構成は次の通りです。
土木事業 | 建築事業 | 投資開発事業 | その他 | |
売上 (百万円) | 97,286 | 139,362 | 3,917 | 4,677 |
売上構成比 (%) | 39.7 | 56.8 | 1.6 | 1.9 |
奥村組の売上は、土木事業と建築事業で96%以上を占めています。
奥村組のおすすめポイント
奥村組のおすすめポイントは下記です。
- 年々増加する堅調な売上、営業利益
- 徐々に減少する有利子負債と有利子負債比率
- 着実に増加する配当額と高い配当性向
それぞれ分かりやすく説明していきますね。
年々増加する堅調な売上、営業利益
奥村組の売上は、底堅い公共投資と民間の設備投資の回復基調により堅調な受注環境が続いています。
売上高 (百万円) | 営業利益 (百万円) | 経常利益 (百万円) | 当期純利益 (百万円) | 包括利益 (百万円) | |
---|---|---|---|---|---|
2015年 3月期連結 | 205,268 | 4,052 | 5,616 | 4,921 | 15,021 |
2016年 3月期連結 | 205,291 | 8,423 | 9,272 | 8,625 | 5,102 |
2017年 3月期連結 | 203,090 | 11,678 | 13,455 | 13,614 | 21,372 |
2018年 3月期連結 | 223,927 | 15,853 | 17,275 | 15,163 | 21,372 |
2019年 3月期連結 | 220,884 | 13,716 | 15,098 | 12,314 | 11,443 |
2020年 3月期連結 | 226,371 | 11,516 | 13,283 | 9,795 | △1,713 |
2021年 3月期連結 | 220,712 | 12,880 | 14,779 | 10,285 | 16,717 |
2022年 3月期連結 | 242,458 | 12,647 | 14,012 | 12,541 | 8,582 |
2023年 3月期連結 | 249,442 | 11,847 | 12,908 | 11,261 | 11,337 |
2024年 3月期連結 ※通期予想 | 285,100 | 13,700 | 14,400 | 11,900 | — |
その結果、2015年3月期以降、連続して2,000億円以上の売り上げ規模を継続しています。
2024年3月期の売上予想も2,800億円と強気です。
また営業利益は大きな伸長はないものの、7期連続110億円以上を計上中です。
最近の円安・原料高の逆風のなかで大きな減益を回避できているのは特筆に値します。
徐々に減少する有利子負債と有利子負債比率
奥村組の利益剰余金は、ここ2期連続1,000億円越えです。
2023年3月期の利益剰余金も、同年度の営業利益の8.7倍以上蓄積しています。
利益剰余金の増加につれ、有利子負債比率が徐々に減少しているのは好印象です。
2019年3月期 (通期) | 2020年3月期 (通期) | 2021年3月期 (通期) | 2022年3月期 (通期) | 2023年3月期 (通期) | |
有利子負債比率 (%) | 9.0 | 9.6 | 8.6 | 8.7 | 8.0 |
着実に増加する配当額と高い配当性向
奥村組の配当額は、2020年3月期から着実に増額しています。
2024年3月期予想も2円/株増配の225円/株です。
奥村組の株主還元政策は「安定的な配当を継続することを前提としたうえで、業績に応じた成果の配分を行うとともに、自己株式取得を機動的に実施する」です。
豊富な利益剰余金を内部に保留していることから、高配当は当面続くでしょう。
奥村組株のデメリット
奥村組株のデメリットは下記です。
- 売上の伸びに利益が追従しきれていない
- 慢性的な担い手不足気味の建築業界
順に説明します。
売上の伸びに利益が追従しきれていない
奥村組の売上が年々増加傾向にあるのに対して、営業利益の伸びは停滞気味です。
結果、営業利益率が徐々に下がっています。
2019年3月期 (通期) | 2020年3月期 (通期) | 2021年3月期 (通期) | 2022年3月期 (通期) | 2023年3月期 (通期) | |
営業利益率 (%) | 6.2 | 5.1 | 5.8 | 5.2 | 4.7 |
原因は円安と原料高による収益の圧迫です。
受注が好調なので、利益額は大きな落ち込みがないものの事業の効率がやや低下気味です。
ただ、まだまだ規模が小さいですが、投資事業や開発事業で新規の案件取得に動いています。
円安、原料高に影響されない事業の将来は期待が持てます。
慢性的な担い手不足気味の建築業界
最近日本で問題になっているのは慢性的な人出不足です。
コロナ禍が解消してからの人出不足は、建築業界において特に顕著です。
帝国データバンクの調査によると建築業界は全業界中ワースト3位と報告されています(下表)。
この問題の解決のため、今後外国人やシニアの活用が推進されていくでしょう。
奥村組の株価の推移(チャート)
奥村組の株価の推移は下記です。
2023年初めころから株価が急激に上昇しています。
奥村組に限らず、建設系はみな同じようなチャートを描いていますね。
執筆当時でPER14.1倍、PBR0.94倍と割安感はそれほどありません。
直近では反落傾向がやや見られるので、集中投資ではなく分散投資の銘柄候補として考えるのがよさそうです。
奥村組株の配当金、配当利回り、配当性向
奥村組株の配当金、配当利回り、配当性向は下記です。
- 年々増加する配当額
- 2024年3月期(通期)も2円増配の225円/株を計画
- 配当性向も70%越え
- 特になし
配当金 (1株あたり) | 配当 利回り | 配当 性向 | |
---|---|---|---|
2012年 3月期 | 45円(調整後) | 2.59 ~3.49% | —% |
2013年 3月期 | 45円(調整後) | 2.21 ~3.85% | 67.0% |
2014年 3月期 | 45円(調整後) | 1.81 ~2.81% | 47.9% |
2015年 3月期 | 60円(調整後) | 1.85 ~2.97% | 48.7% |
2016年 3月期 | 105円(調整後) | 2.92 ~3.95% | 48.5% |
2017年 3月期 | 184円 | 4.99 ~7.54% | 48.3% |
2018年 3月期 | 184円 | 3.76 ~4.50% | 48.3% |
2019年 3月期 | 153円 | 5.12 ~3.35% | 48.9% |
2020年 3月期 | 143円 | 7.18 ~3.86% | 55.4% |
2021年 3月期 | 140円 | 6.80 ~4.38% | 51.5% |
2022年 3月期 | 172円 | 6.31 ~5.01% | 51.0% |
2023年 3月期 | 223円 | 6.53 ~8.07% | 72.9% |
2024年 3月期 (予想) | 225円 | – | 70.1% 目標 |
※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。2012年3月期(通期)~2017年3月期(通期)の株価は5株を1株に株式併合前の配当額を遡及修正して表記しました。
奥村組の配当額は2021年3月期以降、連続増配中です。
配当額の増加に伴って配当利回りも6%を超える水準で推移しています。
高い配当額の理由は70%を超える連結配当性向です。
中期計画案では、「自己資本配当率(DOE)を2%を下限とする」と宣言しています。
企業が株主資本に対してどの程度の配当を支払っているかを示す指標のこと。年間の配当総額を自己(または株主)資本で割って算出します。英語でDOE(Dividend on equity ratio)といいます。DOE=(年間配当総額/当期利益)×(当期利益/自己(または株主)資本)と分解できるので、当期利益のみならず自己(または株主)資本も数値に影響します。
自己資本配当率(DOE)を2%を下限とするので年ごとの利益の振れに影響されず、株主に配当が支払われます。
奥村組株の配当金がもらえるのはいつ?
奥村組の配当時期は下記です。
配当日(権利確定日) | 権利付き最終日 ※この日までに買うと配当金が受け取れる | 権利落ち日 ※この日に購入しても直近の配当には間に合わない |
2024年3月29日(金) 次回期末配当 | 2024年3月27日(水) | 2024年3月28日(木) |
2024年9月30日(月) 次回中間配当 | 2024年9月26日(木) | 2024年9月27日(金) |
※入金は、配当日(権利確定日)以降、2~3か月後になります。
奥村組の売上、利益の推移
奥村組の売上、利益の推移は下記です。
- 徐々に増加する売上
- 安定的に110億円以上計上する営業利益
- 特になし
売上高 (百万円) | 営業利益 (百万円) | 経常利益 (百万円) | 当期純利益 (百万円) | 包括利益 (百万円) | |
---|---|---|---|---|---|
2015年 3月期連結 | 205,268 | 4,052 | 5,616 | 4,921 | 15,021 |
2016年 3月期連結 | 205,291 | 8,423 | 9,272 | 8,625 | 5,102 |
2017年 3月期連結 | 203,090 | 11,678 | 13,455 | 13,614 | 21,372 |
2018年 3月期連結 | 223,927 | 15,853 | 17,275 | 15,163 | 21,372 |
2019年 3月期連結 | 220,884 | 13,716 | 15,098 | 12,314 | 11,443 |
2020年 3月期連結 | 226,371 | 11,516 | 13,283 | 9,795 | △1,713 |
2021年 3月期連結 | 220,712 | 12,880 | 14,779 | 10,285 | 16,717 |
2022年 3月期連結 | 242,458 | 12,647 | 14,012 | 12,541 | 8,582 |
2023年 3月期連結 | 249,442 | 11,847 | 12,908 | 11,261 | 11,337 |
2024年 3月期連結 ※通期予想 | 285,100 | 13,700 | 14,400 | 11,900 | — |
奥村組の売上高は、2020年3月期以降、連続4期増収中です。
理由は公共投資の底堅い推移や建設投資の底堅さ、民間の設備投資意欲の高まりと説明されています。
最新(2024年3月期 第1四半期決算短信)の発表による売上も前年同期比27.5%の伸長を計上中。
今期の業績に期待が高まります。
営業利益は、着実な伸長こそありませんが7期連続110億円を上回る安定的な収益を実現しました。
円高や原料高の逆風の中、大きな減収を回避しているところは評価できますね。
奥村組の財務状況
奥村組の財務状況です。
- 年々増加する利益剰余金と手持ち現金
- 着実に減少する有利子負債と有利子負債比率
- 特になし
利益剰余金 (百万円) | 現金および預金 (百万円) | 自己資本 比率 | 有利子負債 (百万円) | 有利子負債 比率 | |
---|---|---|---|---|---|
2015年 3月期連結 | 74,012 | 11,931 | 54.0% | 18,838 | 13.4% |
2016年 3月期連結 | 80,245 | 15,353 | 53.7% | 20,946 | 14.6% |
2017年 3月期連結 | 89,675 | 43,621 | 52.8% | 14,245 | 9.3% |
2018年 3月期連結 | 98,265 | 45,942 | 53.4% | 14,800 | 8.8% |
2019年 3月期連結 | 103,250 | 34,847 | 56.6% | 15,187 | 9.0% |
2020年 3月期連結 | 105,554 | 26,179 | 53.1% | 14,961 | 9.6% |
2021年 3月期連結 | 95,460 | 21,613 | 51.4% | 14,572 | 8.6% |
2022年 3月期連結 | 101,710 | 33,156 | 50.2% | 14,592 | 8.7% |
2023年 3月期連結 | 103,827 | 40,244 | 50.0% | 13,818 | 8.0% |
奥村組の利益剰余金は103,827百万円と豊富です。
この額は同年度の営業利益の8.7倍以上あり、リスク耐性は盤石です。
さらに着実に減少している有利子負債額と有利子負債比率から、筋肉質な税務体質が見て取れます。
奥村組のキャッシュフロー
奥村組のキャッシュフローは下記です。
- 営業CFがしっかりプラス
- 現金及び現金同等物の期末残高も増加
- 特になし
現金及び現金同等物 の期首残高(百万円) | 営業キャッシュフロー (百万円) | 投資キャッシュフロー (百万円) | 財務キャッシュフロー (百万円) | 現金及び現金同等物 の期末残高 (百万円) | |
---|---|---|---|---|---|
2015年 3月期連結 | 26,245 | △1,594 | △1,065 | 4,115 | 27,727 |
2016年 3月期連結 | 27,727 | 1,033 | △2,884 | △402 | 25,379 |
2017年 3月期連結 | 25,379 | 45,108 | △3,672 | △3,672 | 55,958 |
2018年 3月期連結 | 55,958 | 8,435 | △3,851 | △6,052 | 54,486 |
2019年 3月期連結 | 54,486 | 9,198 | △3,364 | △10,477 | 49,833 |
2020年 3月期連結 | 49,833 | △11,745 | △9,554 | △1,298 | 27,258 |
2021年 3月期連結 | 27,258 | 23 | △8,963 | 1,722 | 20,129 |
2022年 3月期連結 | 20,129 | 18,289 | △2,754 | △4,209 | 31,622 |
2023年 3月期連結 | 31,622 | 17,900 | 772 | △1,571 | 48,792 |
奥村組のキャッシュフローを見ると、営業CFがしっかりプラスを確保できています。
結果、現金及び現金同等物の期末残高も期首より増加しています。
これは営業活動によってキャッシュが手元に残っている証拠です。
また投資CFの増加は、有価証券及び投資有価証券の売却及び償還、さらに財務CFの減少は配当金の支払いと説明されています(2023年3月期 決算短信)。
まさに健全経営を反映したキャッシュフロー型です。
奥村組株の評判
SNS上での奥村組株の評判です。
日本高配当株❎時価総額高め
— たみやす@日米株式投資家❎マネードクター (@aqua_fx657) September 9, 2023
✅浅沼組
✅JT
✅あおぞら銀行
✅ソフトバンク
✅商船三井
✅奥村組 など
銀行、建設、エネルギー関連株
景気敏感株に多い傾向があります
ドル円上昇で147円まで来てるので
為替介入次第ですが、景気のこそを見て
買いたいですね(^^)#投資家さんと繋がりたい pic.twitter.com/yv1QJCnEri
📊DOE(株主資本配当率)を配当方針とする高配当株20銘柄と、その配当利回りです😀✨
— TJ|ひとり暮らし資産運用 (@miraietj) November 18, 2023
🍀4208 UBE 4.26%(2.5%)
🍀3079 DVx 4.90%(5.0%)
🍀2768 双日 4.12%(4.0%)
🍀1802 大林組 3.15%(3.0%)
🍀1833 奥村組 4.95%(2.0%以上)
🍀1904 大成温調 3.50%(3.0%)
🍀7164… pic.twitter.com/B3naHtIO64
割安性が高い、高配当株✨
— KAZZN@含み損の匠/高配当株トレード🏋️ (@Kazzn_blog) August 22, 2023
(利回り5%超え・ミックス係数が15倍以下)
※ミックス係数は、当期利益と純資産から、今の株価の割安性を示す指標です🌞 ☆は、日経225の銘柄です
🟢奥村組(1833)
🟢自重堂(3597)
🟢小野建(7414)
🟢レーサム(8890)
🟢クリップ(4705)
🟢ノバック(5079)
🟢新日本建物(8893)…
堅調で安定した業績を上げている奥村組は人気がありますね。
財務状況も良いので高配当も続きそうです。
奥村組株の購入方法
奥村組株を購入するなら、下記3社がおすすめです。
SBI証券は2023年9月30日より、単元未満株を含む国内株式売買手数料が完全無料になりました。
ネット証券口座で1,000万口座を突破している、最も人気のある証券会社です。
取引銘柄数も東証ほぼ全てに対応しており、単元未満株ではおすすめNo.1口座と言えます。
マネックス証券は国内で有数のネット証券会社です。
個人的な所感ではアプリなどのツールはマネックス証券が使いやすいので、おすすめの証券会社ですよ。
現在は買い手数料は無料で、売り手数料のみかかります。
2024年から始まった新NISA口座で取引する場合は買い、売り共に手数料無料になります。
単元未満株の取引銘柄もほぼすべての上場企業なので、銘柄をきちんと選んで取引ができます。
単元未満株 買い手数料 | 無料 |
単元未満株 売り手数料 | 約定代金の0.55% ※最低手数料52円 新NISAでの取引は無料 |
NISA口座 | 約定代金の0.55% ※最低手数料52円 新NISAでの取引は無料 |
取扱銘柄 | 東証、名証ほぼ全て |
注文時間 | 24時間対応 |
auカブコム証券はMUFG(三菱UFJフィナンシャルグループ)を親会社に持つネット証券会社です。
単元未満株の手数料は無料ではないため割高に感じますが、自動売買ツールが豊富のため色々な取引方法を試したい方に向いている証券会社です。
また、マネックス証券と同じく2024年からの新NISA口座で取引する場合は買い、売り共に手数料無料になります。
単元未満株でおすすめの証券会社をすべて見たい方は下記をご覧ください。
奥村組のIRニュース
独自判断ですが、株価に関係がありそうな奥村組の直近のIRニュースをまとめました。
※今のところ特にありません。
奥村組株のよくある質問
奥村組株についてのよくある質問をまとめました。
- 奥村組のユニークな取り組みとして増改築にメタバースを活用して検証する取り組みがあると知りました。詳細を教えて下さい。
- 奥村組の売上は土木事業と建築事業で96%以上を占めていますが、わずかながら投資開発事業があります。この事業の詳細について教えて下さい。
- 奥村組のユニークな取り組みとして増改築にメタバースを活用して検証する取り組みがあると知りました。詳細を教えて下さい。
- メタバースとは、バーチャル空間を疑似体験したり人とコミュニケーションしたりすることができる新しい技術です。奥村組の技術研究所ではメタバースを活用して実験棟における各種実験の工数や産業廃棄物を削減する試みを行っています。
通常建築実験のために実物大のモックアップと呼ばれる建築物を実際に作成していたのですが、この手法だと準備に費用や時間がかかったり実験後不要になった時に大量の廃棄物が出たりする問題がありました。奥村組では、技術研究所内にある実験棟をメタバース化し設計や施工の問題点を仮想空間で抽出することに成功しています。
- 奥村組の売上は土木事業と建築事業で96%以上を占めていますが、わずかながら投資開発事業があります。この事業の詳細について教えて下さい。
- 投資開発事業では、不動産投資や再生可能エネルギーの発電事業を推進中です。この事業から地方創生、社会の持続的な発展、環境・社会の課題解決、SDGsに貢献するなどの効果が期待されます。また、社会の需要を先取りした新たなビジネス機会の発掘も視野に入っています。
奥村組株以外のおすすめ高配当銘柄
S(5点) | A(4点) | B(3点) | C(2点) | D(1点) | |
高配当 | 年初来高値から算出した配当利回り5%以上 | 年初来高値から算出した配当利回り4%以上 | 年初来高値から算出した配当利回り3%以上 | 年初来高値から算出した配当利回り2%以上 | 年初来高値から算出した配当利回り2%未満 |
企業規模 | 最大手に対して売上50%まで | 最大手に対して売上20%まで | 最大手に対して売上10%まで | 最大手に対して売上5%まで | 最大手に対して売上5%未満 |
キャッシュリッチ | 有利子負債ゼロ | 現金が有利子負債に対して100%以上 | 現金が有利子負債に対して50%以上 | 現金が有利子負債に対して25%以上 | 現金が有利子負債に対して25%未満 |
配当性向 | 30%以上40%以下 | 20%以上30%未満 40%以上60%未満 | 10%以上20%未満 60%以上80%未満 | 5%以上10%未満 80%以上100%未満 | 5%未満 100%以上 |
グローバル | 売上比の70%以上が海外 | 売上比の50%以上が海外 | 売上比の40%以上が海外 | 売上比の10%以上が海外 | 売上比の10%未満が海外 |
総合評価 | 全ての数値の合計が25以上 | 全ての数値の合計が20以上25未満 | 全ての数値の合計が15以上20未満 | 全ての数値の合計が10以上15未満 | 全ての数値の合計が10未満 |
総合評価について
S5点、A4点、B3点、C2点、D1点にて加点
※高配当は他の項目より優先されるので2倍評価
※表は右にスクロールできます。
銘柄名 (銘柄をタップすると 詳細にアクセスできます) | 総合評価 (S~D) | 配当利回り ※注 | 配当金 (1株あたり) | 配当金の権利付き最終日 (この日までに買うと 配当金が受け取れる) | 株主 優待 |
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明豊ファシリティワークス (1717) | 3.85% ~4.63% | 32円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
安藤・間 (1719) | 5.17% ~7.32% | 60円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
鹿島建設 (1812) | B | 2.89% ~4.82% | 70円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
奥村組 (1833) | B | 4.74% ~7.67% | 225円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
イチケン (1847) | 5.30% ~5.76% | 100円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
日東富士製粉 (2003) | B | 3.56% ~4.17% | 176円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
日本食品化工 (2892) | 4.50% ~7.68% | 125円→200円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
JT【日本たばこ産業】 (2914) | 4.87% ~7.41% | 188円 | 期末:2023年12月27日 中間:2024年6月26日 | × | |
武田薬品工業 (4502) | 4.04% ~4.69% | 188円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
ENEOSホールディングス (5020) | B | 3.78% ~5.11% | 22円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
TOYO TIRE (5105) | 4.16% ~6.17% | 55円 | 期末:2023年12月27日 中間:2024年6月26日 | × | |
日本カーボン (5302) | B | 4.30% ~5.13% | 200円 | 期末:2023年12月27日 中間:2024年6月26日 | × |
中山製鋼所 (5408) | B | 3.15% ~5.03% | 38円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
モリ工業 (5464) | B | 3.10% ~4.82% | 130円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
ARE ホールディングス (5857) | 4.46% ~4.96% | 90円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
日本エアーテック (6291) | 4.73% ~6.34% | 60円 | 期末:2023年12月27日 中間:2024年6月26日 | × | |
日本ピラー工業 (6490) | B | 2.47% ~4.48% | 120円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
MS-Japan (6539) | B | 4.63% ~5.89% | 56円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
帝国通信工業 (6763) | B | 3.84% ~5.20% | 70円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
TOA (6809) | 4.69% ~6.19% | 40円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
日本セラミック (6929) | B | 3.53% ~4.48% | 100円 | 期末:2023年12月27日 | × |
いすゞ自動車 (7202) | 3.87% ~5.59% | 72円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
オーハシテクニカ (7628) | B | 3.64% ~4.35% | 60円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
バルカー (7995) | B | 3.55% ~5.80% | 150円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
スクロール (8005) | 4.40% ~6.93% | 48円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | 〇 | |
住友商事 (8053) | 4.62% ~6.52% | 115円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
稲畑産業 (8098) | 4.06% ~5.76% | 120円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ | |
伊藤忠エネクス (8133) | 4.29% ~5.02% | 52円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
三井住友フィナンシャルG (8316) | 3.83% ~6.29% | 250円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
東京海上HD (8766) | 3.33% ~4.61% | 121円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
岩井コスモHD (8707) | B | 4.17% ~6.25% | 80円 (2023年3月期) | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
九州旅客鉄道 (9142) | C | 3.32% ~4.13% | 93円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
日本電信電話 (9432) | B | 2.79% ~3.37% | 5円 ※株式を25分割済 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
KDDI (9433) | B | 2.91% ~3.53% | 140円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
三協フロンテア (9639) | B | 3.00% ~5.00% | 160円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
イエローハット (9882) | 3.37% ~3.91% | 66円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ | |
蔵王産業 (9986) | B | 3.70% ~5.81% | 100円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。
まとめ:奥村組は業績も安定していて高配当の優良銘柄です
本記事をまとめます。
今回は奥村組株について分かりやすく解説いたしました。
- 年々増加する堅調な売上
- 安定して計上される営業利益
- 徐々に減少する有利子負債と有利子負債比率
- 着実に増加する配当額と高い配当性向
奥村組は大阪府に本店を置く主に建築、土木事業を行う会社です。
ここ数年の業績が拡大しており、営業利益率も安定して計上しています。
有利子負債も減少し、企業の体力も屈強です。
新技術開発も奥村組技術研究所が先頭になって進めており、メタバースなど新しい動きに対して追従の姿勢を見せています。
会社としての株主還元方針も明確で、連結配当性向70%以上、自己資本配当率(DOE) 2.0%を下限とすることを宣言しています。
新技術と高配当が期待できる奥村組の株は、長期間の保有で最大の投資効果を得られそうです。
今回は以上です。
注意
本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。
リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。
また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。