株ログは複数の企業と提携しており、当サイトを経由して商品を購入することで、売り上げの一部が還元されることがあります。しかしながら当サイトのランキング等の評価については提携の有無や支払いの有無が影響していることはありません。
スクロールという会社に興味があります。主に通販事業を展開しているそうです。
ここ数年売り上げも営業利益率も順調みたい。
いまから投資するのはどうなんでしょうか。おすすめポイントやデメリットもあれば教えてください。
こんなお悩みを解決します。
注意
本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。
リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。
また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。
- 本記事の内容
- スクロールとは
スクロール株のおすすめポイント
スクロール株のデメリット
スクロールの株価の推移(チャート)
スクロール株の配当金、配当利回り、配当性向
スクロール株の配当金がもらえるのはいつ?
スクロールの売上の推移
スクロールの財務状況
スクロールのキャッシュフロー
スクロール株の評判
スクロール株の購入方法
スクロールのIRニュース
スクロールのよくある質問
スクロール株以外のおすすめ高配当銘柄
今回はスクロール株について解説いたします。
スクロールは通信販売企業のパイオニア、創業1939年の老舗です。
- もともとは縫製加工業として静岡県浜松市で創業。
- その後、婦人会服「トッパー」を直接販売。
- 幼稚園や保育園へランドセルのカタログ販売を開始。
上記を経て現在の通販事業に繋がりました。
現在、スクロールはDMC※複合通販企業戦略を推進しています。
DMC戦略とは、通販事業、ソリューション事業、HBT事業※、グループ管理事業、eコマース事業がそれぞれの事業領域でこれまで培ってきた知見やノウハウのシナジーを創り出す仕組みのこと。
※DMC:Direct Marketing Conglomerateの略。
※HBT:Health&Beauty&Travelの略。
- ここ数年800億円以上の安定した売上
- 毎年積み上がる利益剰余金
- 積極的な株主還元による高配当継続
- 魅力的な株主優待制度
今回はスクロールの売上、利益、財務情報など状況を数値をもとに検証したうえで、おすすめポイントをデメリットを含めて紹介いたします。
本記事を読んでいただければ株購入のヒントになります。
ぜひ最後まで読んでください。
- 株のツールっていろいろあるし、どれを見たらいいのか分からない…
- 複数のサイトをそれぞれ見るのが面倒…1つにまとめて見られたらいいのに…
- 無料の情報サイトは煩雑で見づらい…
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スクロールとは
まずはスクロールの概要を説明いたします。※執筆当時のデータです。
上場会社名 | 株式会社スクロール |
上場取引所 | 東京証券取引所プライム市場(旧東証一部) |
コード番号 | 8055 |
本社所在地 | 〒430-0807 静岡県浜松市中区佐藤二丁目24番1号 |
創業 | 1943年(昭和18年)10月1日 |
設立 | 1943年(昭和18年)10月1日 |
事業内容 | 通信販売(eコマース)と関連事業の複合体 |
代表者 | 代表取締役社長 鶴見 知久 |
資本金 | 6,064百万円 |
年商 | 81,018百万円(2023年3月期) |
年初来高値 | 1,092円 (2023年10月27日) |
年初来安値 | 693円(2023年1月5日) |
配当利回り | 4.40~6.93%(年初来高値~安値における配当金) |
配当金 | 1株48円(2023年3月期) 1株48円(2024年3月期予想) |
決算期 | 3月末日 |
IR情報 | https://www.scroll.jp/ir/irlibrary/ |
公式HP | https://www.scroll.jp/ |
スクロールは、通販事業、ソリューション事業、eコマース事業、HBT事業、グループ管轄事業で構成されています。
下表に各事業セグメントの売上内訳を示します(2023年3月期)。
通販事業 | ソリューション事業 | eコマース事業 | HBT事業 | グループ管轄事業 | |
売上(百万円) | 40,049 | 21,359 | 20,042 | 1,851 | 3,369 |
営業利益(百万円) | 5,364 | 725 | 31 | 98 | 108 |
利益の源泉は通販事業、次にソリューション事業です。
この二つの事業でトータル利益の96%以上をあげています。
スクロールのおすすめポイント
スクロールのおすすめポイントは下記です。
- ここ数年800億円以上の安定した売上
- 毎年積み上がる利益剰余金
- 積極的な株主還元による高配当継続
- 魅力的な株主優待制度
それぞれ分かりやすく説明していきますね。
ここ数年800億円以上の安定した売上
スクロールの売上は、2021年3月期(通期)より3年連続800億円越えを計上中です。
売上高 (百万円) | 営業利益 (百万円) | 経常利益 (百万円) | 当期純利益 (百万円) | 包括利益 (百万円) | |
---|---|---|---|---|---|
2021年 3月期連結 | 85,195 | 7,385 | 7,519 | 5,183 | 5,472 |
2022年 3月期連結 | 81,391 | 7,000 | 7,096 | 5,585 | 5,663 |
2023年 3月期連結 | 81,018 | 6,121 | 6,191 | 4,170 | 4,118 |
2024年 3月期連結 ※通期予想 | 83,000 | 6,100 | 6,200 | 4,200 | — |
2024年3月期(通期)予想も830億円、経営陣の自信の表れです。
毎年積み上がる利益剰余金
スクロールの利益剰余金は年々積み上がっています。
利益剰余金 (百万円) | 現金および預金 (百万円) | 自己資本 比率 | 有利子負債 (百万円) | 有利子負債 比率 | |
---|---|---|---|---|---|
2015年 3月期連結 | 1,105 | 1,105 | 56.2% | 2,342 | 11.5% |
2016年 3月期連結 | 2,866 | 2,866 | 61.3% | 2,180 | 10.0% |
2017年 3月期連結 | 4,833 | 4,833 | 59.1% | 2,075 | 9.2% |
2018年 3月期連結 | 8,018 | 5,766 | 52.4% | 2,626 | 12.4% |
2019年 3月期連結 | 8,304 | 5,473 | 49.8% | 4,644 | 22.0% |
2020年 3月期連結 | 8,662 | 4,828 | 49.5% | 4,475 | 20.9% |
2021年 3月期連結 | 13,414 | 8,084 | 53.4% | 7,375 | 27.7% |
2022年 3月期連結 | 16,726 | 7,142 | 60.4% | 6,075 | 20.2% |
2023年 3月期連結 | 18,344 | 10,267 | 60.1% | 6,000 | 18.8% |
2023年3月期(通期)の利益剰余金は18,344百万円、これは同期の営業利益の約3倍です。
利益剰余金とは企業が内部に保有している資金で、一般家庭でいえば銀行預金に相当します。
豊富な預金があることで万が一の備えにもなります。
積極的な株主還元による高配当継続
スクロールの配当金は、2021年3月期(通期)に前年比6倍に増加し60円/株、2022年は64.5円/株となりました。
配当金 (1株あたり) | 配当 利回り | 配当 性向 | |
---|---|---|---|
2012年 3月期 | 10.0円 | 2.87 ~4.22% | 71.7% |
2013年 3月期 | 10.0円 | 2.94 ~4.31% | 127.1% |
2014年 3月期 | 10.0円 | 2.87 ~3.98% | 64.0% |
2015年 3月期 | 10.0円 | 3.28 ~4.24% | 111.0% |
2016年 3月期 | 10.0円 | 1.70 ~3.70% | 14.1% |
2017年 3月期 | 10.0円 | 1.99 ~3.21% | 50.5% |
2018年 3月期 | 10.0円 | 1.78 ~3.03% | — |
2019年 3月期 | 10.0円 | 1.13 ~2.98% | 54.7% |
2020年 3月期 | 10.0円 | 2.46 ~4.24% | 49.1% |
2021年 3月期 | 60.0円 | 4.04 ~23.62% | 40.1% |
2022年 3月期 | 64.5円 | 5.70 ~8.60% | 40.3% |
2023年 3月期 | 48.0円 | 5.02 ~7.21% | 40.2% |
2024年 3月期 (予想) | 48.0円 | – | 40.0% 目標 |
ここ2期は48円/株とやや減額されたものの、まだ高配当には違いありません。
配当利回りも5%を超えていて、株主還元に積極的な会社の姿勢が見て取れます。
実際に同社は、「株主還元に関する基本方針の変更に関するお知らせ」の中で「株主資本配当率(DOE)4%を下限とし、連結配当性向40%を目処として実施することを基本目標」と発表しています(2023 年5月9日)。
豊富な利益剰余金もあるので、高配当はしばらく続きそうです。
魅力的な株主優待制度
スクロールは、毎年3月31日現在の株主名簿に記載されている100株以上の株主に株主優待を実施しています。
優待の内容は、通販会社のスクロールらしく「カタログギフト」です。
保有の株数に対してもらえる株主優待ポイントは、下記です(1ポイント=1円相当)。
さらに長期保有者には下記が追加されます。
保有株式数 | 1年継続保有 | 2年継続保有 | 3年以上継続保有 |
100株以上1,000株未満 | 500円分 | 1,000円分 | 1,500円分 |
1,000株以上10,000株未満 | 1,000円分 | 2,000円分 | 3,000円分 |
10,000株以上 | 1,500円分 | 3,000円分 | 6,000円分 |
ただし、下記の条件があります。
長期保有の条件
※継続保有の対象となる株主様は、毎年3月31日および9月30日の当社株主名簿に同一株主番号で、
連続して、次の回数を記載または記録されている株主様となります。
1年継続保有 :3回または4回
2年継続保有 :5回または6回
3年以上継続保有 :7回以上※ 2022年9月30日以前から継続して保有している株主様を対象とする経過措置
スクロールウェブページ株式・株主情報
2025年3月31日基準の長期保有株主優待まで、連続記録を次の回数に読み替えます。
1年継続保有 :2回または3回
2年継続保有 :4回または5回
3年以上継続保有 :6回以上
例えば1年継続保有の条件を達成したい場合、実質的には1年半保有する必要がありますね。
スクロール株のデメリット
スクロール株のデメリットは下記です。
- 営業利益、営業利益率とも低下傾向
- 2023年3月期(通期)は減配
順に説明します。
営業利益、営業利益率とも低下傾向
スクロールの営業利益は、2021年3月期(通期)から2023年3月期(通期)にかけて、徐々に減少してきています。
原因は各期でまちまちです。
営業利益差額 (百万円) | 営業利益率 (%) | 理由 | |
2021年3月期(通期)から 2023年3月期(通期) | △385 | 8.7→8.6 | コロナ禍で好調だった2020年3月期(通期)の反動減 |
2021年3月期(通期)から 2023年3月期(通期) | △879 | 8.6→7.6 | 仕入れ価格の値上げによる収益圧迫 |
最新の2024年3月期(第2四半期)でも営業利益は前年同期比で3.5%減になりました。
高利益なのはまだまだ変わらないですが、今後も注視する必要はありそうです。
2023年3月期(通期)は減配
スクロールの2023年3月期(通期)の配当額は、前年64.5円/株から48円/株に減配しました。
この原因は、「株主資本配当率(DOE)4%を下限とし、連結配当性向40%を目処として実施することを基本目標」としているからです。
つまり配当性向が「約40%をめど」だけであれば、前年のまま減配せずに同額を支払えたかもしれません。
ところが、株主資本配当率(DOE)4%の条件があるので利益剰余金を切り崩してまで配当しない、と判断したと考えられます。
企業を筋肉質に保ちながら配当も継続する経営者の考え方の結果です。
スクロールの株価の推移(チャート)
スクロールの株価の推移は下記です。
直近では上昇傾向だったものの2023年10月30日に急落してしまいました。
その後徐々に回復しているので、今は買い時といえそうです。
執筆当時でPER8.9倍、PBR0.97倍と割安感もあります。
スクロール株の配当金、配当利回り、配当性向
スクロール株の配当金、配当利回り、配当性向は下記です。
- 安定した高配当
- 高い配当利回り
- 2023年3月期(通期)に減配
配当金 (1株あたり) | 配当 利回り | 配当 性向 | |
---|---|---|---|
2012年 3月期 | 10.0円 | 2.87 ~4.22% | 71.7% |
2013年 3月期 | 10.0円 | 2.94 ~4.31% | 127.1% |
2014年 3月期 | 10.0円 | 2.87 ~3.98% | 64.0% |
2015年 3月期 | 10.0円 | 3.28 ~4.24% | 111.0% |
2016年 3月期 | 10.0円 | 1.70 ~3.70% | 14.1% |
2017年 3月期 | 10.0円 | 1.99 ~3.21% | 50.5% |
2018年 3月期 | 10.0円 | 1.78 ~3.03% | — |
2019年 3月期 | 10.0円 | 1.13 ~2.98% | 54.7% |
2020年 3月期 | 10.0円 | 2.46 ~4.24% | 49.1% |
2021年 3月期 | 60.0円 | 4.04 ~23.62% | 40.1% |
2022年 3月期 | 64.5円 | 5.70 ~8.60% | 40.3% |
2023年 3月期 | 48.0円 | 5.02 ~7.21% | 40.2% |
2024年 3月期 (予想) | 48.0円 | – | 40.0% 目標 |
※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。
スクロールの配当額は安定して高配当です。
特に2020年3月期(通期)から配当利回りは4%以上を確保しています。
2020年3月期(通期)に減配したものの、高配当政策はスクロールの方針であることから今後も高配当が予想されます。
スクロール株の配当金がもらえるのはいつ?
スクロールの配当時期は下記です。
配当日(権利確定日) | 権利付き最終日 ※この日までに買うと配当金が受け取れる | 権利落ち日 ※この日に購入しても直近の配当には間に合わない |
2024年3月29日(金) 次回期末配当 | 2024年3月27日(水) | 2024年3月28日(木) |
2024年9月30日(月) 次回中間配当 | 2024年9月26日(木) | 2024年9月27日(金) |
※入金は、配当日(権利確定日)以降、2~3か月後になります。
スクロールの売上、利益の推移
スクロールの売上、利益の推移は下記です。
- 2019年3月期から2023年3月期にかけて700億円/年以上の安定売上
- 2021年3月期以降は、60億円/年以上の営業利益で安定
- 2021年3月期以降は、7%以上の営業利益率を確保
- 2021年3月期以降、営業利益、利益率共がやや低下気味
売上高 (百万円) | 営業利益 (百万円) | 経常利益 (百万円) | 当期純利益 (百万円) | 包括利益 (百万円) | |
---|---|---|---|---|---|
2015年 3月期連結 | 63,555 | △1,743 | △1,442 | △2,649 | △2,299 |
2016年 3月期連結 | 63,159 | 1,936 | 2,108 | 2,383 | 1,663 |
2017年 3月期連結 | 58,864 | 1,242 | 1,350 | 672 | 1,113 |
2018年 3月期連結 | 62,207 | 1,303 | 1,458 | △1,035 | △907 |
2019年 3月期連結 | 71,153 | 1,697 | 1,415 | 631 | 335 |
2020年 3月期連結 | 72,634 | 2,145 | 2,296 | 703 | 548 |
2021年 3月期連結 | 85,195 | 7,385 | 7,519 | 5,183 | 5,472 |
2022年 3月期連結 | 81,391 | 7,000 | 7,096 | 5,585 | 5,663 |
2023年 3月期連結 | 81,018 | 6,121 | 6,191 | 4,170 | 4,118 |
2024年 3月期連結 ※通期予想 | 83,000 | 6,100 | 6,200 | 4,200 | — |
スクロールの売上は2019年3月期から2023年3月期にかけて、安定して700億円/年以上を稼いでいます。
収益頭は通販事業です。
- 2021年3月期の好業績は、コロナ禍の巣ごもり消費が追い風
営業利益も2021年から安定して高くなっています。
ただ、コロナが収束した2023年3月期以降は、やや低調に推移しています。
この状況に対し、スクロールはDMC複合通販企業戦略を実践中です。
複数の事業を有機的につなげシナジー効果を生み出す狙いです。
スクロールの財務状況
スクロールの財務状況です。
- 豊富な利益剰余金と手持ち現金
- しっかり低めにコントロールされた有利子負債比率
- 特になし
利益剰余金 (百万円) | 現金および預金 (百万円) | 自己資本 比率 | 有利子負債 (百万円) | 有利子負債 比率 | |
---|---|---|---|---|---|
2015年 3月期連結 | 1,105 | 1,105 | 56.2% | 2,342 | 11.5% |
2016年 3月期連結 | 2,866 | 2,866 | 61.3% | 2,180 | 10.0% |
2017年 3月期連結 | 4,833 | 4,833 | 59.1% | 2,075 | 9.2% |
2018年 3月期連結 | 8,018 | 5,766 | 52.4% | 2,626 | 12.4% |
2019年 3月期連結 | 8,304 | 5,473 | 49.8% | 4,644 | 22.0% |
2020年 3月期連結 | 8,662 | 4,828 | 49.5% | 4,475 | 20.9% |
2021年 3月期連結 | 13,414 | 8,084 | 53.4% | 7,375 | 27.7% |
2022年 3月期連結 | 16,726 | 7,142 | 60.4% | 6,075 | 20.2% |
2023年 3月期連結 | 18,344 | 10,267 | 60.1% | 6,000 | 18.8% |
スクロールの財務状況はきわめて健全で、筋肉質な経営が見て取れます。
たとえば、年々積み上がる利益剰余金。
2023年3月期は、18,344百万円、同年度の営業利益の約3倍です。
さらに手持ち現金も豊富に持ち合わせ、多少のリスクにも万全の体制です。
高い自己資本比率に有利子負債比率も低下傾向で、ますます筋肉質な財務体制に変化しています。
スクロールのキャッシュフロー
スクロールのキャッシュフローは下記です。
- しっかりプラスの営業キャッシュフロー
- 特になし
現金及び現金同等物 の期首残高(百万円) | 営業キャッシュフロー (百万円) | 投資キャッシュフロー (百万円) | 財務キャッシュフロー (百万円) | 現金及び現金同等物 の期末残高(百万円) | |
---|---|---|---|---|---|
2015年 3月期連結 | 1,946 | 757 | △1,168 | △434 | 1,105 |
2016年 3月期連結 | 1,105 | 3,125 | △904 | △457 | 2,866 |
2017年 3月期連結 | 2,866 | 3,935 | △714 | △1,252 | 4,833 |
2018年 3月期連結 | 4,833 | 3,534 | △1,482 | △1,121 | 5,766 |
2019年 3月期連結 | 5,766 | 467 | △2,370 | 1,617 | 5,473 |
2020年 3月期連結 | 5,473 | 1,573 | △1,780 | △433 | 4,828 |
2021年 3月期連結 | 4,828 | 3,956 | △3,312 | 2,608 | 8,084 |
2022年 3月期連結 | 8,084 | 3,711 | △1,208 | △3,473 | 7,142 |
2023年 3月期連結 | 7,142 | 5,853 | △414 | △2,322 | 10,267 |
スクロールのキャッシュフローを見ると、営業CFがしっかりプラスを確保できています。
これは営業活動によってキャッシュが手元に残っている証拠です。
しっかり投資を行って、借金の返済で財務CFもマイナスです。
健全経営の典型的なキャッシュフローの型ですね。
スクロール株の評判
SNS上でのスクロール株の評判です。
個別株始めてもう3年になるけど本当に沢山の種類の株あってワクワクするよね。
— たろーけ@ブロガー&株投資 (@tarouke4510) December 3, 2023
最近チェックしてくる興味ある株がこちら
特にスクロールはなかなか良さげで買い込みありやなと。 pic.twitter.com/1vVrQRr5PN
スクロールから
— いちのはな 株式投資 (@ichinohana_kabu) June 9, 2023
株主優待の案内が届きました♪
メロンと化粧下地×2にします♫
高配当株でもあり
買値からは
配当利回り10%を超えて
株式投資の素晴らしさを実感
優待が続く限り
中長期で保有していきます! pic.twitter.com/uDq2cyq0j3
スクロールより配当金計算書が届きました(*^^*)
— 紗和 その辺の主婦が株始めました (@toushi_kabukabu) December 1, 2023
配当利回り5%で優待も貰えるのでとりあえずホールドしてます🐶
今回は2400円🥰#配当金 #株主優待 pic.twitter.com/H0Qx6fFgqe
高配当、かつ株主優待も良いので人気のある銘柄ですね。
財務も安定しているため長期保有にも向いています。
スクロール株の購入方法
スクロール株を購入するなら、下記3社がおすすめです。
SBI証券は2023年9月30日より、単元未満株を含む国内株式売買手数料が完全無料になりました。
ネット証券口座で1,000万口座を突破している、最も人気のある証券会社です。
取引銘柄数も東証ほぼ全てに対応しており、単元未満株ではおすすめNo.1口座と言えます。
マネックス証券は国内で有数のネット証券会社です。
個人的な所感ではアプリなどのツールはマネックス証券が使いやすいので、おすすめの証券会社ですよ。
現在は買い手数料は無料で、売り手数料のみかかります。
2024年から始まった新NISA口座で取引する場合は買い、売り共に手数料無料になります。
単元未満株の取引銘柄もほぼすべての上場企業なので、銘柄をきちんと選んで取引ができます。
単元未満株 買い手数料 | 無料 |
単元未満株 売り手数料 | 約定代金の0.55% ※最低手数料52円 新NISAでの取引は無料 |
NISA口座 | 約定代金の0.55% ※最低手数料52円 新NISAでの取引は無料 |
取扱銘柄 | 東証、名証ほぼ全て |
注文時間 | 24時間対応 |
auカブコム証券はMUFG(三菱UFJフィナンシャルグループ)を親会社に持つネット証券会社です。
単元未満株の手数料は無料ではないため割高に感じますが、自動売買ツールが豊富のため色々な取引方法を試したい方に向いている証券会社です。
また、マネックス証券と同じく2024年からの新NISA口座で取引する場合は買い、売り共に手数料無料になります。
単元未満株でおすすめの証券会社をすべて見たい方は下記をご覧ください。
NTTのIRニュース
独自判断ですが、株価に関係がありそうなスクロールの直近のIRニュースをまとめました。
※今のところ特にありません。
スクロール株のよくある質問
スクロール株についてのよくある質問をまとめました。
- スクロールのDMS(Direct Marketing Solution)についてもう少し詳しく教えて下さい
- スクロールの株主還元に対する基本方針について詳しく教えて下さい
- スクロールのDMS(Direct Marketing Solution)についてもう少し詳しく教えて下さい
- スクロールのDMS(Direct Marketing Solution)とは、関係会社や各事業が保有している知見やノウハウを共有することでシナジーを創り出し、成長・進化を促す仕組みのことです。このシナジー効果により経営環境、マーケット環境、顧客ニーズ変化に素早い対応を可能とし、新たな提供価値の創造を期待します。
<シナジーを生み出すポイント>
●ダイレクトマーケティングを基軸としていること
●多様な顧客接点、セグメント経営によるノウハウ、物流インフラ・システムを共有し、活用していること
引用:持続可能な成長を実現するための「DMC複合通販企業戦略」とは
DMSの強化により、
・ソリューション事業を名実ともに中心事業へ成長させる
・通販事業を確固たる収益基盤として確立する
・eコマース事業のビジネスモデルの転換により収益力を向上させる
としています。
- スクロールの株主還元に対する基本方針について詳しく教えて下さい
- スクロールの株主還元方針は大きく2つあります。
・配当方針については、年間配当金20円を下限とし、連結配当性向40%を基本
・内部留保金は、企業間競争力の維持・強化を図るための、適切な投資などに活用
このことから、最低年間20円の配当と連結配当性向40%(純利益に対する1株利益)は安定して受け取ることはできそうです。
ただ、株主優待制度の継続や自社株消却に関しては特に言及していません。
また、毎年積み上がる利益剰余金も直接株主に配当金として還元する用途には使用せず、投資に振り向けるとしています。
このことからスクロール株は、極端な高配当銘柄というより安定配当成長重視型と言えそうです。
スクロール株以外のおすすめ高配当銘柄
S(5点) | A(4点) | B(3点) | C(2点) | D(1点) | |
高配当 | 年初来高値から算出した配当利回り5%以上 | 年初来高値から算出した配当利回り4%以上 | 年初来高値から算出した配当利回り3%以上 | 年初来高値から算出した配当利回り2%以上 | 年初来高値から算出した配当利回り2%未満 |
企業規模 | 最大手に対して売上50%まで | 最大手に対して売上20%まで | 最大手に対して売上10%まで | 最大手に対して売上5%まで | 最大手に対して売上5%未満 |
キャッシュリッチ | 有利子負債ゼロ | 現金が有利子負債に対して100%以上 | 現金が有利子負債に対して50%以上 | 現金が有利子負債に対して25%以上 | 現金が有利子負債に対して25%未満 |
配当性向 | 30%以上40%以下 | 20%以上30%未満 40%以上60%未満 | 10%以上20%未満 60%以上80%未満 | 5%以上10%未満 80%以上100%未満 | 5%未満 100%以上 |
グローバル | 売上比の70%以上が海外 | 売上比の50%以上が海外 | 売上比の40%以上が海外 | 売上比の10%以上が海外 | 売上比の10%未満が海外 |
総合評価 | 全ての数値の合計が25以上 | 全ての数値の合計が20以上25未満 | 全ての数値の合計が15以上20未満 | 全ての数値の合計が10以上15未満 | 全ての数値の合計が10未満 |
総合評価について
S5点、A4点、B3点、C2点、D1点にて加点
※高配当は他の項目より優先されるので2倍評価
※表は右にスクロールできます。
銘柄名 (銘柄をタップすると 詳細にアクセスできます) | 総合評価 (S~D) | 配当利回り ※注 | 配当金 (1株あたり) | 配当金の権利付き最終日 (この日までに買うと 配当金が受け取れる) | 株主 優待 |
---|---|---|---|---|---|
明豊ファシリティワークス (1717) | 3.85% ~4.63% | 32円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
安藤・間 (1719) | 5.17% ~7.32% | 60円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
鹿島建設 (1812) | B | 2.89% ~4.82% | 70円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
奥村組 (1833) | B | 4.74% ~7.67% | 225円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
イチケン (1847) | 5.30% ~5.76% | 100円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
日東富士製粉 (2003) | B | 3.56% ~4.17% | 176円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
日本食品化工 (2892) | 4.50% ~7.68% | 125円→200円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
JT【日本たばこ産業】 (2914) | 4.87% ~7.41% | 188円 | 期末:2023年12月27日 中間:2024年6月26日 | × | |
武田薬品工業 (4502) | 4.04% ~4.69% | 188円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
ENEOSホールディングス (5020) | B | 3.78% ~5.11% | 22円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
TOYO TIRE (5105) | 4.16% ~6.17% | 55円 | 期末:2023年12月27日 中間:2024年6月26日 | × | |
日本カーボン (5302) | B | 4.30% ~5.13% | 200円 | 期末:2023年12月27日 中間:2024年6月26日 | × |
中山製鋼所 (5408) | B | 3.15% ~5.03% | 38円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
モリ工業 (5464) | B | 3.10% ~4.82% | 130円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
ARE ホールディングス (5857) | 4.46% ~4.96% | 90円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
日本エアーテック (6291) | 4.73% ~6.34% | 60円 | 期末:2023年12月27日 中間:2024年6月26日 | × | |
日本ピラー工業 (6490) | B | 2.47% ~4.48% | 120円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
MS-Japan (6539) | B | 4.63% ~5.89% | 56円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
帝国通信工業 (6763) | B | 3.84% ~5.20% | 70円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
TOA (6809) | 4.69% ~6.19% | 40円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
日本セラミック (6929) | B | 3.53% ~4.48% | 100円 | 期末:2023年12月27日 | × |
いすゞ自動車 (7202) | 3.87% ~5.59% | 72円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
オーハシテクニカ (7628) | B | 3.64% ~4.35% | 60円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
バルカー (7995) | B | 3.55% ~5.80% | 150円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
スクロール (8005) | 4.40% ~6.93% | 48円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | 〇 | |
住友商事 (8053) | 4.62% ~6.52% | 115円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
稲畑産業 (8098) | 4.06% ~5.76% | 120円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ | |
伊藤忠エネクス (8133) | 4.29% ~5.02% | 52円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
三井住友フィナンシャルG (8316) | 3.83% ~6.29% | 250円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
東京海上HD (8766) | 3.33% ~4.61% | 121円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
岩井コスモHD (8707) | B | 4.17% ~6.25% | 80円 (2023年3月期) | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
九州旅客鉄道 (9142) | C | 3.32% ~4.13% | 93円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
日本電信電話 (9432) | B | 2.79% ~3.37% | 5円 ※株式を25分割済 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
KDDI (9433) | B | 2.91% ~3.53% | 140円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
三協フロンテア (9639) | B | 3.00% ~5.00% | 160円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
イエローハット (9882) | 3.37% ~3.91% | 66円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ | |
蔵王産業 (9986) | B | 3.70% ~5.81% | 100円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。
まとめ:スクロールは高配当かつ財務健全で長期保有にふさわしい銘柄です
本記事をまとめます。
今回はスクロール株について分かりやすく解説いたしました。
スクロール株の2021年3月期から2023年3月期までの売上は、常に800億円を超え安定しています。
2023年3月期の配当額は1株48円、利回りも5.02~7.21%と高配当です。
- ここ数年800億円以上の安定した売上
- 毎年積み上がる利益剰余金
- 積極的な株主還元による高配当継続
- 魅力的な株主優待制度
通販事業を主に転嫁ししているだけあって、カタログギフトの株主優待はとても魅力的ですね。
しっかり営業CFを稼ぎ出し、財務状況も安定型のパターンです。
スクロールが発表している株主還元方針から、この株は長期保有に適した株であることが確信できます。
本記事をぜひ購入の参考にしてみてください。
今回は以上です。
注意
本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。
リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。
また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。