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『2021年5月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】
Q.29
先に下記の資料をご覧ください。(Q29.30.31.32.33.34で使います)
荒木さん夫妻は、2021年6月にマンションを購入する予定である。荒木さん夫妻が<設例>のマンションを購入する場合の販売価格のうち、土地(敷地の共有持分)の価格を計算しなさい。なお、消費税の税率は10%とし、計算結果については万円未満を四捨五入すること。また、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。
1,800万円が適切
今回のポイントは下記です。
- 不動産購入と消費税の関係
- じっさいの計算
順に見ていきましょう。
【ポイント1】
不動産の購入と消費税の関係を端的に述べると下記になります。
消費税 | |
土地 | なし |
建物 | あり |
土地は消費するものではないという考え方からですね。
michi
【ポイント2】
資料より土地、建物を合わせた購入代金4,000万円のうち200万円が消費税です。
つまりこの200万円は建物に対する消費税(10%)という事が分かります。
ここから建物代を逆算します。
200万円÷10%=2,000万円
よって今回の購入代金4,000万円を明細化すると下記になります。
建物代 | 2,000万円 |
建物代の消費税 | 200万円 |
土地代 | 1,800万円 |
上記により土地代は1,800万円となります。
2021年5月学科試験を解きたい。
2021年5月きんざい実技試験:個人資産相談業務を解きたい。
2021年5月きんざい実技試験:中小事業主資産相談業務を解きたい。
2021年5月きんざい実技試験:生保顧客資産相談業務を解きたい。
2021年5月きんざい実技試験:損保顧客資産相談業務を解きたい。