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本記事の内容
『2021年5月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】
Q.7
佐野さんは、7年前に相続により取得し、その後継続して居住している自宅の土地および建物の売却を検討している。売却に係る状況が下記<資料>のとおりである場合、所得税における課税長期譲渡所得の金額を計算しなさい。なお、<資料>に記載のない条件については一切考慮しないこととする。また、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。
1,115万円が適切です。
今回のポイントは下記です。
- 概算取得費とは?
- 譲渡所得の計算
順に見ていきましょう。
【ポイント1】
不動産における概算取得費は下記です。
- 不動産の譲渡価額の5%
※じっさいの取得費が譲渡価額の5%以下でも5%として計算できます。
【ポイント2】
不動産における譲渡所得の求め方は下記です。
譲渡価額-(不動産取得費+譲渡費用)-特別控除等
よって4,500万円-(225万円+160万円)-3,000万円=1,115万円が譲渡所得です。
不動産における譲渡所得の計算の概要
譲渡価額 | 不動産譲渡の総収入額 |
取得費 | 不動産の購入代金
購入時の仲介手数料 使用開始日までの借入金の利子 登録免許税 不動産取得税 設備費、改良費など |
譲渡費用 | 譲渡時の仲介手数料
建物の解体費用 立ち退き料など |
2021年5月学科試験を解きたい。
2021年5月きんざい実技試験:個人資産相談業務を解きたい。
2021年5月きんざい実技試験:中小事業主資産相談業務を解きたい。
2021年5月きんざい実技試験:生保顧客資産相談業務を解きたい。
2021年5月きんざい実技試験:損保顧客資産相談業務を解きたい。