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稲畑産業という会社の株が、高配当とSNS上で話題になっています。
正直聞いたことがなかったのですが、どのような会社なのでしょうか?
おすすめポイントやデメリットもあれば教えてください。
こんなお悩みを解決します。
注意
本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。
リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。
また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。
- 本記事の内容
- 稲畑産業とは
稲畑産業株のおすすめポイント
稲畑産業株のデメリット
稲畑産業の株価の推移(チャート)
稲畑産業株の配当金、配当利回り、配当性向
稲畑産業株の配当金がもらえるのはいつ?
稲畑産業の売上、利益の推移
稲畑産業の財務状況
稲畑産業のキャッシュフロー
稲畑産業株の評判
稲畑産業株の購入方法
稲畑産業のよくある質問
稲畑産業株以外のおすすめ高配当銘柄
今回は稲畑産業株について解説いたします。
高配当としてSNS上などではよく話題になっている会社ですが、あまり聞いたことのない方も多いと思われます。
稲畑産業のおすすめポイントは下記です。
- 高配当
- 売り上げ、営業利益が順調に推移
- 国内より海外の比率く高いグローバルに事業を展開
- 高い自己資本比率
- 株主還元に積極的
私も実際に稲畑産業の株を保有していますよ。
今回は稲畑産業株についての売上、利益などの数値を検証したうえで、おすすめのポイントをデメリット含めてを紹介いたしますので、購入の参考にしていただければありがたいです。
- 株のツールっていろいろあるし、どれを見たらいいのか分からない…
- 複数のサイトをそれぞれ見るのが面倒…1つにまとめて見られたらいいのに…
- 無料の情報サイトは煩雑で見づらい…
このような経験はありませんか?
私も株探プレミアムを知る前はいろいろなツールやサイトを行ったり来たりして、本当に面倒な思いをしていました。
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稲畑産業とは
まずは稲畑産業株式会社の概要を説明いたします。※執筆当時のデータです。
上場会社名 | 稲畑産業株式会社 |
上場取引所 | 東京証券取引所プライム市場(旧東証一部) |
コード番号 | 8098 |
本社所在地 | 東京本社※(東京都中央区日本橋本町二丁目8番2号)、 大阪本社(大阪市中央区南船場一丁目15番14号) ※東京本社ビルの建替えに伴い、2022年12月頃~2025年9月頃まで、仮移転先の室町古河三井ビルディングにて営業 |
創業 | 1890年(明治23年)10月1日 |
設立 | 1918年(大正 7年)6月10日 |
事業内容 | 化学品、生活産業、合成樹脂などの事業分野における販売、ソリューションサービス |
代表者 | 代表取締役 社長執行役員 稲畑 勝太郎 |
資本金 | 93億6千4百万円 |
年商 | 約7,356億円(2023年3月期実績) |
年初来高値 | 3,375円(2023/6/22) |
年初来安値 | 2,323円(2023/1/05) |
配当利回り | 4.06~5.76%(期末株価及び配当金を企業活動により調整し算出) |
配当金 | 1株115円(2023年3月期通期) 1株120円(2024年3月期通期予想) |
決算期 | 3月末日 |
IR情報 | https://www.inabata.co.jp/investor/ |
公式HP | https://www.inabata.co.jp/ |
稲畑産業の主要事業は、あらゆる産業の土台となるケミカル製品の卸売販売です。
取扱製品は、電子部品の素材、合成樹脂や塗料、建材・土木、家電、自動車向けの樹脂、フィルム・シートに使用する部材など。
例えば、稲原産業の主力取扱品である「樹脂コンパウンド」は、身の回りにあふれるあらゆるプラスチックの原料です。
あなたが愛用しているその製品は、稲畑産業が取り扱っているかもしれません。
これら製品群の取り扱いセグメントは、下記に分類されています。
- 情報電子セグメント(例:ディスプレイ部材、デジタル印刷材料、半導体材料など)
- 化学品セグメント(例:合成樹脂、ウレタン、繊維、塗料、インキ、接着剤など)
- 生活産業セグメント(例:医薬品原体、食品など)
- 合成樹脂セグメント(例:汎用樹脂、高機能樹脂、バイオマス素材など)
稲畑産業は、ただケミカル製品を仕入れて売るだけではありません。
代理店としての機能に加え、営業活動で得られた情報を製造加工、物流、商材開発、ファイナンスなどの機能と組み合わせた「ソルーションビジネス」の展開も行っています。
余談ですが創業者である稲畑勝太郎氏が、フランスから日本に初めて映画をもたらしたそうです。
稲畑産業株のおすすめポイント
稲畑産業株のおすすめポイントは下記です。
- 高配当
- 売上、営業利益が順調に推移
- 国内より海外の比率く高いグローバルに事業を展開
- 高い自己資本比率
- 株主還元に積極的
稲畑産業の会社の状況を一言で言うと株主還元に積極的な成長性が見込まれる健全企業です。
それぞれ分かりやすく説明していきますね。
高配当
稲畑産業株の配当率は、東証プライム1618件中140位(2023年1月時点)。
配当性向をさらに上げることを宣言していますので、株主還元にとても積極的な会社といえます。
さらにお得な情報があります。
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条件は下記です。
100株以上 | 継続保有期間 6ヶ月未満:500円分 6ヶ月以上:1,000円分 3年以上:2,000円分 |
200株以上 | 継続保有期間 6ヶ月未満:500円分 6ヶ月以上:2,000円分 3年以上:3,000円分 |
300株以上 | 継続保有期間 6ヶ月未満:500円分 6ヶ月以上:3,000円分 3年以上:5,000円分 |
長期に株を持ち続けるほどお得ですね。
売上、営業利益が順調に推移
稲畑産業の売上、営業利益も堅調。
売り上げ堅調の理由として、下記があげられます。
- 国内のみならず海外にも積極展開していること
- ハイテク情報電子関係がしかり足場を固めていること
- 好不景気に影響されない素材である合成樹脂の利益が年々進捗していること
営業利益も下記に示すようにしっかり安定しています。
2019年 3月期通期 | 2020年 3月期通期 | 2021年 3月期通期 | 2022年 3月期通期 | 2023年 3月期通期 | |
営業利益率 | 2.2% | 2.2% | 2.6% | 2.9% | 2.7%(est.) |
利益率2%以上をしっかり堅持。とても安定していますね
商工業実態基本調査(経済産業省)によると卸売業の平均営業利益率は1.1%です。
さらに大企業では0.9%が平均のため、3%近い稲畑産業の安定性がよく分かります。
国内より海外の比率く高いグローバルに事業を展開
稲畑産業の海外拠点は18ヵ国、60か所。
110年以上前に中国天津に支店を設立したのが始まりです。
現在の海外売上比率は59%あり(2023年3月期通期)、2030年には70%を目指すとしています。
国内だけより世界規模でビジネスを展開する方が、リスク分散の観点から考えて大きな安心材料です。
高い自己資本比率
稲畑産業の直近の自己資本比率は47.2%です。
自己資本比率とは、下記の図に示されたように純資産を資産で割った比率のこと。
一般に20%を下回ると危ないと言われている水準からみて、余裕のレベルですね。
さらに、2021年企業活動基本調査速報-2020年度実績-によると調査対象企業数36,294社の平均値は41.5%。化学製品卸売業の平均は、39.2%。
調査速報から見ても平均以上の水準です。
株主還元に積極的
稲畑産業は、2022年2月7日に「株主還元の基本方針の一部変更に関するお知らせ」の中で、2015年3月期より宣言していた株主総還元性向を30~35%程度から、おおむね50%程度に変更すると発表しました。
その結果、2022年3月期に前年63円/株から110円/株に大幅増配を行っています。
※2023年3月期は115円、2024年は120円の増配予想です。
さらに自己株式の市場買い付けと消却を実施。
自己株式の市場買い付け:市場に流通している自社の株式を、企業が株主から買い取る行為のこと。
株式消却:企業が保有している自社の株式を自ら消滅(無効化)する行為を指します。通常、取締役会の決議で承認を得て行います。
なぜ自社の株式を消却するかといいますと、消却することで発行済み株式の総数が減り、単位株当たりの資産価値や自己資本利益率(ROE)が向上するからです(要は、株価が上がりやすくなります)。これも配当と同様、株主還元の一つとされています。
したがって稲畑産業は、株主価値を高めることにとても積極的です。
- 2022年4月5日 3,085,100株
- 2022年10月25日 600,000株
利益も出しつつ株主還元もしているので、おすすめできる企業ですね
稲畑産業株のデメリット
稲畑産業株のデメリットは下記です。
- ここ最近の株価上昇がやや急
- 2022年の営業キャッシュフローが赤字
順にわかりやすく説明いたします。
ここ最近の株価上昇がやや急
稲畑産業株のここ最近の株価は上昇傾向。
原因は2022年度に行われた配当の増額により、株価が人気化して上昇が加速したことだと思われます。
しかしながら直近の稲畑産業株のPERは6.8です。
「株価÷1株あたりの純利益」で計算される適正な株価を知るための基準値。PERの値は「15倍」がめやすとされ、一般的に低い方が良いとされています。
適正とされる水準より低めなので好材料です。
いずれ調整局面を迎えPERが上がる可能性もありますが、株価上昇の余地をまだまだ残していると言えます。
2022年の営業キャッシュフローが赤字
「営業キャッシュフロー」とは、企業が1年間の営業活動によって得たキャッシュ(現金)のこと。
営業キャッシュフローがプラスであることは企業にとって重要です。
なぜなら、営業活動に伴う販売、売掛金の回収、在庫の圧縮などが適正に行われていることを示しているからです。
ところが、稲畑産業株の2022年3月期の営業キャッシュフローはマイナス11,448(百万円)。
さらに2023年2Q時点でも△7,394(百万円)と報告されています(稲畑産業ウェブページ決算短信:2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)、2023年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)参照)。
この理由は、例えば2022年の決算短信によると下記4つが原因です。
- 棚卸資産の増加
- 売上債権の増加
- 投資有価証券売却益(時価評価)
- 法人税等の支払額
ただし投資有価証券売却は、時価評価なので一過性の要因ですし、流動資産額も311,505百万円と豊富です。
実際に2023年3月期通期の決算では今までの売掛金を回収し、営業キャッシュフローは約99億円の黒字になりました。
稲畑産業の株価の推移(チャート)
稲畑産業の株価の推移は下記です。
直近では綺麗な上昇トレンドラインを描いています。
執筆時でPER8.3倍、PBR0.94倍とまだまだ割安感がありますね。
稲畑産業株の配当金、配当利回り、配当性向
稲畑産業株の配当金、配当利回り、配当性向は下記です。
- 2012年以来減配なし
- 2022年に大幅増配を実施
- 特になし
配当金(1株あたり) | 配当利回り | 配当性向 | |
---|---|---|---|
2010年3月 | 10円 | 2.11~3.98% | 36.9% |
2011年3月 | 26円(創業120周年記念配当2円を含む) | 4.22~6.71% | 23.4% |
2012年3月 | 21円 | 3.48~5.18% | 21.5% |
2013年3月 | 23円 | 3.18.~5.43% | 22.1% |
2014年3月 | 30円 | 2.35~4.78% | 21.9% |
2015年3月 | 33円 | 2.56~3.88% | 24.1% |
2016年3月 | 36円 | 2.45~3.52% | 23.7% |
2017年3月 | 40円 | 2.59~4.45% | 25.6% |
2018年3月 | 40円 | 2.23~3.13% | 36.4% |
2019年3月 | 48円 | 2.65~3.75% | 22.7% |
2020年3月 | 53円 | 3.13~5.50% | 28.1% |
2021年2月 | 63円 | 3.51~6.14% | 27.5% |
2022年3月 | 110円 | 4.35~10.72% | 29.4% |
2023年3月 | 115円 | 4.06~5.76% | 33.5% |
2024年3月 (予想) | 120円 | 31.9% 目標 |
※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出。
稲畑産業の配当金は2012年以降減配がありません。
2022年に配当性向を大幅に高めることを発表し(2021年63円/株→2022年110円/株)、2023年3月は1株当たり115円、2024年は120円予想と高配当です。
また、一株当たりの配当額についても、
・前年度実績を下限とする
・減配は行わず継続的に増加させていく
ことを明言しており(2023年3月期第2四半期 決算説明会資料)、長期的なインカムゲインが期待できます。
長期保有できる高配当株に相応しいと言えますね。
稲畑産業株の配当金がもらえるのはいつ?
稲畑産業株の配当時期は下記です。
配当日(権利確定日) | 権利付き最終日 ※この日までに買うと配当金が受け取れる | 権利落ち日 ※この日に購入しても直近の配当には間に合わない |
2024年3月29日(金) 次回期末配当 | 2024年3月27日(水) | 2024年3月28日(木) |
2024年9月30日(月) 次回中間配当 | 2024年9月26日(木) | 2024年9月27日(金) |
※入金は、配当日(権利確定日)以降、2~3か月後になります。
ここ10年以上増配、かつ売上や利益も安定していますので、おすすめの株といえますね。
稲畑産業の売上、利益の推移
稲畑産業の売上、利益の推移は下記です。
- 売り上げ利益とも順調に伸ばしている
- 過去10年間に2回、包括利益がマイナスになったことがある
売上高(百万円) | 営業利益(百万円) | 経常利益(百万円) | 当期純利益(百万円) | 包括利益(百万円) | |
---|---|---|---|---|---|
2014年3月期連結 | 561,173 | 10,936 | 12,454 | 8,669 | 16,225 |
2015年3月期連結 | 572,114 | 10,774 | 13,217 | 8,630 | 16,542 |
2016年3月期連結 | 577,037 | 11,371 | 12,257 | 9,510 | 1,699 |
2017年3月期連結 | 586,630 | 12,616 | 13,672 | 9,687 | 23,974 |
2018年3月期連結 | 621,137 | 5,962 | 6,374 | 6,744 | ▲1,131 |
2019年3月期連結 | 634,740 | 14,031 | 14,309 | 12,896 | 25,145 |
2020年3月期連結 | 600,312 | 13,229 | 14,211 | 11,415 | ▲13,207 |
2021年3月期連結 | 577,583 | 14,973 | 16,514 | 13,792 | 32,140 |
2022年3月期連結 | 680,962 | 20,052 | 21,648 | 22,351 | 13,202 |
2023年3月期連結 | 735,620 | 20,314 | 19,110 | 19,478 | 15,129 |
2024年3月期連結 ※通期予想 | 800,000 | 21,000 | 20,000 | 21,000 | — |
売上、利益については「稲畑産業株のおすすめポイント」で解説した通り、多少のブレはあるものの順調に増えています。
2023年3月期通期では過去最高の売上と営業利益でした。
包括利益が過去2期でマイナスでしたが、影響は気にする必要はありません。
包括利益とは、当期純利益に保有資産の含み益や含み損を織り込んだ利益のことで、過去に有価証券などの「含み損」を計上した時にマイナスになります。
稲畑産業の2020年決算書には、包括利益マイナスの要因として「その他有価証券評価差額金」が発生したとの記載があります。
つまり一時的な評価損なので確定ではないため、次の年でプラスになるということは良くある話です。
実態に合った財務状況が透明性高く開示されているので安心です
稲畑産業の財務状況
稲畑産業の財務状況です。
- 急激に改善している有利子負債比率
- 安定した自己資本比率
- 特になし
利益剰余金(百万円) | 現金および預金(百万円) | 自己資本比率 | 有利子負債(百万円) | 有利子負債比率 | |
---|---|---|---|---|---|
2015年3月期連結 | 68,837 | 23,572 | 39.1% | 78,814 | 61.7% |
2016年3月期連結 | 75,909 | 21,315 | 41.3% | 68,377 | 54.3% |
2017年3月期連結 | 83,205 | 27,365 | 43.0% | 71,075 | 48.6% |
2018年3月期連結 | 87,196 | 32,508 | 40.1% | 71,993 | 50.9% |
2019年3月期連結 | 97,882 | 26,909 | 44.5% | 57,277 | 35.2% |
2020年3月期連結 | 106,197 | 29,440 | 45.2% | 52,848 | 36.2% |
2021年3月期連結 | 116,794 | 31,462 | 49.2% | 41,206 | 23.7% |
2022年3月期連結 | 130,540 | 35,403 | 45.0% | 64,537 | 36.9% |
2023年3月期連結 | 134,684 | 36,353 | 47.2% | 64,769 | 36.1% |
稲畑産業の財務状況は全体的に見ると、可もなく不可もなくといったところです。
しかしながら有利子負債は近年激減しており、直近では36.1%と好材料です。
自己資本比率も少しずつ伸ばしており、財務状況の改善が分かります。
このまま推移すればさらに安定してくると思われますので、特に問題はありません。
稲畑産業のキャッシュフロー
稲畑産業のキャッシュフローは下記です。
- 現金等が豊富で年々増加傾向
- 2022年の営業キャッシュフローがマイナス
営業キャッシュフロー(百万円) | 投資キャッシュフロー(百万円) | 財務キャッシュフロー(百万円) | 現金及び現金等同等物に係る換算差額(百万円) | 現金等(百万円) | |
---|---|---|---|---|---|
2014年3月期連結 | ▲764 | ▲5,467 | 3,638 | 867 | 18,420 |
2015年3月期連結 | 8,354 | ▲3,044 | 8,193 | 1,664 | 17,394 |
2016年3月期連結 | 11,866 | ▲161 | ▲11,129 | ▲931 | 17,088 |
2017年3月期連結 | 1,840 | 4,504 | ▲481 | ▲199 | 22,935 |
2018年3月期連結 | 5,960 | 5,086 | ▲4,901 | ▲31 | 29,235 |
2019年3月期連結 | 12,510 | 743 | ▲19,546 | ▲54 | 23,011 |
2020年3月期連結 | 10,690 | ▲525 | ▲7,723 | ▲421 | 25,480 |
2021年3月期連結 | 17,613 | ▲423 | ▲17,582 | 894 | 25,983 |
2022年3月期連結 | ▲11,448 | 5,446 | 5,999 | 2,270 | 28,251 |
2023年3月期連結 | 9,915 | 8,278 | ▲17,568 | 912 | 29,790 |
稲畑産業は本業でしっかり利益を出しているため、多額の営業キャッシュフローから生み出される現金を多く保有できています。
2022年は営業キャッシュフローがマイナスでしたが、デメリットの項で説明したように一時的なものなので特に問題はありません。
2024年3月期の第一四半期も売上、利益ともに好調なので安心して見ていられると思われます。
稲畑産業株の評判
SNS上での稲畑産業株の評判です。
本日もお疲れ様でした。
— えっちゃん (@1ewpNyScJkLINc8) February 8, 2023
米国株が上がってたから、日本株も⤴️と思ったら⤵️でしたね💦
稲畑産業は強かった😆
でも増配はないのか🤔#株初心者#仲間募集中
累進配当を公表している全20社の配当利回りランキング!
— けんちゃんファンド (@kenchanfan_com) February 8, 2023
①日本電技(1723)4.69%
②日本エスコン(8892)4.56%
③稲畑産業(8098)4.55%
④丸紅(8002)4.48%
⑤東邦アセチレン(4093)4.29%
⑥日本トリム(6788)4.23%
⑦みずほFG(8411)4.07%
⑧三井住友FG(8316)4.05%
⑨三菱商事(8058)4.05% pic.twitter.com/hkM8SLGhg0
稲畑産業がトレンド入りしている😳
— ジーコ@株式投資と節約でお金のなる木を育てるマン (@kotukotukame) February 8, 2023
自社株買いを発表した、14時以降の株価上昇がすごい❗ pic.twitter.com/siwv7kzuE9
財務安定、高配当として有名なので、評判は上々ですね。
稲畑産業株の購入方法
稲畑産業株を購入するなら、下記3社がおすすめです。
SBI証券は2023年9月30日より、単元未満株を含む国内株式売買手数料が完全無料になりました。
ネット証券口座で1,000万口座を突破している、最も人気のある証券会社です。
取引銘柄数も東証ほぼ全てに対応しており、単元未満株ではおすすめNo.1口座と言えます。
マネックス証券は国内で有数のネット証券会社です。
個人的な所感ではアプリなどのツールはマネックス証券が使いやすいので、おすすめの証券会社ですよ。
現在は買い手数料は無料で、売り手数料のみかかります。
2024年から始まった新NISA口座で取引する場合は買い、売り共に手数料無料になります。
単元未満株の取引銘柄もほぼすべての上場企業なので、銘柄をきちんと選んで取引ができます。
単元未満株 買い手数料 | 無料 |
単元未満株 売り手数料 | 約定代金の0.55% ※最低手数料52円 新NISAでの取引は無料 |
NISA口座 | 約定代金の0.55% ※最低手数料52円 新NISAでの取引は無料 |
取扱銘柄 | 東証、名証ほぼ全て |
注文時間 | 24時間対応 |
auカブコム証券はMUFG(三菱UFJフィナンシャルグループ)を親会社に持つネット証券会社です。
単元未満株の手数料は無料ではないため割高に感じますが、自動売買ツールが豊富のため色々な取引方法を試したい方に向いている証券会社です。
また、マネックス証券と同じく2024年からの新NISA口座で取引する場合は買い、売り共に手数料無料になります。
単元未満株でおすすめの証券会社をすべて見たい方は下記をご覧ください。
稲畑産業株のよくある質問
稲畑産業株についてのよくある質問をまとめました。
- 2023年3月期通期の連結業績予想について教えてほしい
- ロシア、ウクライナ情勢があたる影響を教えてほしい
- 稲畑産業の今後の成長投資分野はどこですか?
- 稲畑産業の2023年3月期通期の連結業績予想について教えてほしい。
- 2022年3月期通期から若干伸長する見通しと予想しています。その要因は、円安の進行やナフサ価格です。※実際に過去最高の売上、営業利益でした。
- ロシア、ウクライナ情勢が稲畑産業に与える影響を教えてほしい。
- ロシア、ウクライナに拠点はないため直接的な影響やリスクはないと思われます。ただ、ご存知のようにこの情勢は、世界経済に多大な影響を与えています。稲畑産業もこのような世界経済の影響を避けて通れないのが実情です。
- 稲畑産業の今後の成長投資分野はどこですか?
- サステナビリティの気風が高まる中、リサイクルや新エネルギー分野がその対象です。
稲畑産業株以外のおすすめ高配当銘柄
S(5点) | A(4点) | B(3点) | C(2点) | D(1点) | |
高配当 | 年初来高値から算出した配当利回り5%以上 | 年初来高値から算出した配当利回り4%以上 | 年初来高値から算出した配当利回り3%以上 | 年初来高値から算出した配当利回り2%以上 | 年初来高値から算出した配当利回り2%未満 |
企業規模 | 最大手に対して売上50%まで | 最大手に対して売上20%まで | 最大手に対して売上10%まで | 最大手に対して売上5%まで | 最大手に対して売上5%未満 |
キャッシュリッチ | 有利子負債ゼロ | 現金が有利子負債に対して100%以上 | 現金が有利子負債に対して50%以上 | 現金が有利子負債に対して25%以上 | 現金が有利子負債に対して25%未満 |
配当性向 | 30%以上40%以下 | 20%以上30%未満 40%以上60%未満 | 10%以上20%未満 60%以上80%未満 | 5%以上10%未満 80%以上100%未満 | 5%未満 100%以上 |
グローバル | 売上比の70%以上が海外 | 売上比の50%以上が海外 | 売上比の40%以上が海外 | 売上比の10%以上が海外 | 売上比の10%未満が海外 |
総合評価 | 全ての数値の合計が25以上 | 全ての数値の合計が20以上25未満 | 全ての数値の合計が15以上20未満 | 全ての数値の合計が10以上15未満 | 全ての数値の合計が10未満 |
総合評価について
S5点、A4点、B3点、C2点、D1点にて加点
※高配当は他の項目より優先されるので2倍評価
※表は右にスクロールできます。
銘柄名 (銘柄をタップすると 詳細にアクセスできます) | 総合評価 (S~D) | 配当利回り ※注 | 配当金 (1株あたり) | 配当金の権利付き最終日 (この日までに買うと 配当金が受け取れる) | 株主 優待 |
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明豊ファシリティワークス (1717) | 3.85% ~4.63% | 32円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
安藤・間 (1719) | 5.17% ~7.32% | 60円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
鹿島建設 (1812) | B | 2.89% ~4.82% | 70円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
奥村組 (1833) | B | 4.74% ~7.67% | 225円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
イチケン (1847) | 5.30% ~5.76% | 100円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
日東富士製粉 (2003) | B | 3.56% ~4.17% | 176円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
日本食品化工 (2892) | 4.50% ~7.68% | 125円→200円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
JT【日本たばこ産業】 (2914) | 4.87% ~7.41% | 188円 | 期末:2023年12月27日 中間:2024年6月26日 | × | |
武田薬品工業 (4502) | 4.04% ~4.69% | 188円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
ENEOSホールディングス (5020) | B | 3.78% ~5.11% | 22円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
TOYO TIRE (5105) | 4.16% ~6.17% | 55円 | 期末:2023年12月27日 中間:2024年6月26日 | × | |
日本カーボン (5302) | B | 4.30% ~5.13% | 200円 | 期末:2023年12月27日 中間:2024年6月26日 | × |
中山製鋼所 (5408) | B | 3.15% ~5.03% | 38円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
モリ工業 (5464) | B | 3.10% ~4.82% | 130円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
ARE ホールディングス (5857) | 4.46% ~4.96% | 90円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
日本エアーテック (6291) | 4.73% ~6.34% | 60円 | 期末:2023年12月27日 中間:2024年6月26日 | × | |
日本ピラー工業 (6490) | B | 2.47% ~4.48% | 120円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
MS-Japan (6539) | B | 4.63% ~5.89% | 56円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
帝国通信工業 (6763) | B | 3.84% ~5.20% | 70円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
TOA (6809) | 4.69% ~6.19% | 40円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
日本セラミック (6929) | B | 3.53% ~4.48% | 100円 | 期末:2023年12月27日 | × |
いすゞ自動車 (7202) | 3.87% ~5.59% | 72円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
オーハシテクニカ (7628) | B | 3.64% ~4.35% | 60円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
バルカー (7995) | B | 3.55% ~5.80% | 150円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
スクロール (8005) | 4.40% ~6.93% | 48円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | 〇 | |
住友商事 (8053) | 4.62% ~6.52% | 115円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
稲畑産業 (8098) | 4.06% ~5.76% | 120円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ | |
伊藤忠エネクス (8133) | 4.29% ~5.02% | 52円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
三井住友フィナンシャルG (8316) | 3.83% ~6.29% | 250円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
東京海上HD (8766) | 3.33% ~4.61% | 121円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
岩井コスモHD (8707) | B | 4.17% ~6.25% | 80円 (2023年3月期) | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
九州旅客鉄道 (9142) | C | 3.32% ~4.13% | 93円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
日本電信電話 (9432) | B | 2.79% ~3.37% | 5円 ※株式を25分割済 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
KDDI (9433) | B | 2.91% ~3.53% | 140円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
三協フロンテア (9639) | B | 3.00% ~5.00% | 160円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
イエローハット (9882) | 3.37% ~3.91% | 66円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ | |
蔵王産業 (9986) | B | 3.70% ~5.81% | 100円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。
まとめ:稲畑産業は財務状況が良く、期待できる高配当株です。
本記事をまとめます。
今回は稲畑産業株について分かりやすく解説いたしました。
稲畑産業は財務状況もよく、配当利回り4.06~5.76%(2023年3月期通期)と高配当です。
株主優待のオリジナルクオカードも魅力的。
- 高配当。
- 売上、利益率が順調に進捗。
- キャッシュ(現金)が潤沢。
- 自己資本比率が業界平均を凌駕。
- 株主総還元性向が概ね50%程度。
- 海外展開に積極的でリスクが分散。
もちろん投資に絶対にありませんが、期待の持てる銘柄の1つです。
気になっている方は本記事をもう1度読んでいただき、購入の参考にしてみてください。
今回は以上です。
注意
本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。
リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。
また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。