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日本ピラー工業が高配当と話題です。でもどんな会社か正直知らなくて、購入してよいのか悩んでいます。おすすめポイントやデメリットもあれば教えてください。
こんなお悩みを解決します。
注意
本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。
リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。
また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。
- 本記事の内容
- 日本ピラー工業とは
日本ピラー工業株のおすすめポイント
日本ピラー工業株のデメリット
日本ピラー工業の株価の推移(チャート)
日本ピラー工業株の配当金、配当利回り、配当性向
日本ピラー工業の配当金がもらえるのはいつ?
日本ピラー工業の売上、利益の推移
日本ピラー工業の財務状況
日本ピラー工業のキャッシュフロー
日本ピラー工業株の評判、口コミ
日本ピラー工業株の購入方法
日本ピラー工業のよくある質問
日本ピラー工業株以外のおすすめ高配当銘柄
今回は日本ピラー工業株について解説いたします。
さまざまな産業機械に使用される、流体制御関連の総合シールメーカーである日本ピラー工業株式会社。
日本ピラー工業のおすすめポイントは下記です。
- 2022年度の売上、営業利益が過去最高
- 高配当
- この10年で配当額が7倍以上
- ほぼ無借金経営
- QUOカード(クオカード)の株主優待
営業利益率約30%と極めて高く一言でいえば「超安定企業」です。
さらに高配当。
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今回は日本ピラー工業株の売上、利益などの数値を検証したうえで、おすすめのポイントをデメリットを含めて紹介いたします。
ご投資の参考にしていただければ幸いです。
- 株のツールっていろいろあるし、どれを見たらいいのか分からない…
- 複数のサイトをそれぞれ見るのが面倒…1つにまとめて見られたらいいのに…
- 無料の情報サイトは煩雑で見づらい…
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日本ピラー工業とは
まずは日本ピラー工業の概要を説明いたします。※執筆当時のデータです。
上場会社名 | 日本ピラー工業株式会社 |
上場取引所 | 東京証券取引所プライム市場(旧東証一部) |
コード番号 | 6490 |
本社所在地 | 〒550-0013 大阪市西区新町1丁目7番1号 |
創業 | 1924年(大正13年) |
設立 | 1948年5月22日 |
事業内容 | 流体制御関連機器製品の製造販売 |
代表者 | 代表取締役社長 岩波嘉信 |
資本金 | 49億66百万円 |
年商 | 487億200万円(2023年3月期) |
年初来高値 | 4,840円(2023年7月4日) |
年初来安値 | 2,677円(2023年1月4日) |
配当利回り | 2.47~4.48% (年初来高値~安値における配当金から計算) |
配当金 | 133円/株(2023年3月期) 120円/株(2024年3月期予想) |
決算期 | 3月末日 |
IR情報 | https://www.pillar.co.jp/ja/ir/ |
公式HP | https://www.pillar.co.jp/ja/ |
日本ピラー工業の事業は「電子機器関連事業」と「産業機器関連事業」です。
たとえば、日本ピラー工業の売上の約75%を占める「電子機器関連商品」は、最先端の半導体設備※の薬液移送配管や継手、ポンプ、チューブなどに使われています。
日本ピラー工業の製品がなければ、世界中の半導体製造が無くなってしまうといっても言い過ぎではありません。
半導体洗浄装置向けの「ピラー継手」という商品は、世界シェアが90%なんだって。スゴイ!
半導体とは、電気を通す「導体」と電気を通さない「絶縁体」が組み合わさった物質のことです。このような半導体を材料に用いたトランジスタや集積回路も慣例上「半導体」と呼ばれています。半導体には情報の記憶や数値計算や論理演算などの知的な情報処理をさせる機能があるので電気電子機器に使用されています。
※詳しくは「日本半導体製造装置協会」をご覧ください。
日本ピラー工業のおすすめポイント
日本ピラー工業のおすすめポイントは下記です。
- 2022年度の売上、営業利益が過去最高
- 高配当
- 2023年3月期は当初予定の106円/株から133円/株へ増配
- ほぼ無借金経営
- QUOカード(クオカード)の株主優待
一つずつ分かりやすく解説しますね。
2023年3月期(通期)の売上、営業利益が過去最高
日本ピラー工業の2023年3月期(通期)の売上、利益は共に過去最高でした。
売上高 (百万円) | 営業利益 (百万円) | 経常利益 (百万円) | 当期純利益 (百万円) | 包括利益 (百万円) | |
---|---|---|---|---|---|
2014年3月期連結 | 20,720 | 2,908 | 3,031 | 1,854 | 2,396 |
2015年3月期連結 | 21,675 | 3,226 | 3,447 | 1,986 | 2,857 |
2016年3月期連結 | 22,960 | 3,469 | 3,493 | 2,397 | 1,619 |
2017年3月期連結 | 27,225 | 5,166 | 5,225 | 3,204 | 3,617 |
2018年3月期連結 | 29,461 | 5,161 | 5,156 | 3,422 | 4,025 |
2019年3月期連結 | 30,963 | 5,126 | 5,227 | 3,719 | 3,124 |
2020年3月期連結 | 29,213 | 3,683 | 3,725 | 2,635 | 2,272 |
2021年3月期連結 | 30,200 | 4,847 | 5,094 | 3,445 | 4,501 |
2022年3月期連結 | 40,670 | 11,392 | 11,821 | 8,285 | 8,930 |
2023年3月期連結 | 48,702 | 13,842 | 14,136 | 10,428 | 10,950 |
2024年3月期連結 ※通期予想 | 57,000 | 12,500 | 12,500 | 8,500 |
日本ピラー工業の事業領域のうち75%の営業利益を出す電子機器関連分野では、前年比122%の成長を実現しました。
理由は以下の3点です。
- 半導体・液晶製造装置関連業界向けに不可欠なピラフロン製品が好調
- ピラフロン製品の内、薬液供給設備に組み込まれる継手は世界シェア90%で高収益
- 半導体の切削加工品に対して量産効果が働く射出成形品の構成比が上昇
専門用語が多くてわかりにくいですが、一言で説明すると「日本ピラー工業の独自技術を盛り込んだ世界シェアの高い商品が好調であった」に尽きます。
たとえばピラフロン製品とは、半導体製造機器などに使われるパイプとパイプを繋げる継手のことです。
内部に硫酸や硝酸など強い腐食性の化学物質を流すため、この商品を製造するためには薬液に強い特殊な加工と高い技術が必要とされます。
ピラフロンのように独自の技術を使った商品を持っていることは、競争の激しい電気電子業界で生き残るための必須条件です。
ピラフロン製品は、日本ピラー工業の代名詞と言われるぐらい同社のオリジナルの技術が使われて製造されいます。
高配当
日本ピラー株の2023年3月期の配当利回りは3.53~5.89%です。
同様の計算を2023年2月7日に発表された、1株当たりの配当金133円を2023年度の最低株価1,750円に当てはめると7.6%と高配当率です。(東証プライムの平均配当率の約3倍)
配当金(1株あたり) | 配当利回り | 配当性向 | |
---|---|---|---|
2010年3月 | 16円 | 0.63~1.37% | — |
2011年3月 | 16円 | 1.90~4.23% | 13.6% |
2012年3月 | 16円 | 2.05~3.71% | 17.7% |
2013年3月 | 16円 | 1.99~3.53% | 24.9% |
2014年3月 | 16円 | 1.93~2.62% | 21.4% |
2015年3月 | 20円 | 1.90~2.99% | 24.9% |
2016年3月 | 28円 | 2.44~3.28% | 28.8% |
2017年3月 | 34円 | 2.09~3.95% | 25.9% |
2018年3月 | 36円 | 1.81~2.71% | 25.7% |
2019年3月 | 45円 | 2.57~3.98% | 26.9% |
2020年3月 | 40円 | 2.39~4.22% | 36.8% |
2021年3月 | 50円 | 2.67~4.48% | 34.6% |
2022年3月 | 106円 | 2.92~4.69% | 30.3% |
2023年3月 | 106円→119円→133円 | 3.53~5.89% | 30.0% |
2024年3月 (予想) | 120円 | 30.0% 目標 |
※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。
2024年3月期は1株120円とやや減配ですが、それでもほぼ変わりません。
業績が好調なので株価が上がりすぎていて配当利回りは多少減ってきていますが、安定感は抜群ですよ。
さらにあくまでも可能性ですが、来年2024年に創立100周年を迎えることで記念増配の可能性も残されています。
2023年3月期は当初予定の106円/株から133円/株へ増配
日本ピラー工業は、2023年2月7日に一株あたりの配当金を当初の106円/株から119円/株に増配する発表を行いました(業績予想及び配当予想の修正(増配)に関するお知らせ)。
※最終的には1株133円に増配しました。
増配の理由は、半導体・液晶製造装置関連業界向けピラフロン製品の売上と利益が予想より好調であったことです。
日本ピラー工業では得られた利益は「株主に還元する方針」に従い、配当金として還元されます。
コロナ禍で半導体・液晶製造装置関連業界は需要過多、供給減で低迷していましたが、今後は供給が追い付きさらなる成長が予想されているので、今後の増配も十分期待できます。
コロナ禍であっても一定以上の売上、利益を確保していたのにもかかわらず、半導体の増産が見込まれる今後はさらなる売上増の未来が見えてきますね。
2024年3月期予想はやや減配ですが、もともと106円だったことを考えると悲観する必要はないと思われます。
ほぼ無借金経営
日本ピラー工業の2023年3月期の自己資本比率※は81.9%と極めて良好です。
会社の安全性を評価する時、30%が安全圏、50%以上あればかなり良好な状態と言われます。
自己資本比率とは、総資本のうち純資産(新株予約権を除く)の占める割合を言い、自己資本に依存している割合を示すものです。自己資本比率が高い場合は、総資本の中の返済しなければならない負債(他人資本)によってまかなわれている部分が少なく、健全性が高いと言えます。
財務省:キーワードで見る法人企業統計
自己資本比率について普通は20~39%、優秀は40~69%、理想は70%以上と言われています。
実際に2023年3月期の決算短信を見ると現金残約220億円に対して、有利子負債(いわゆる金利のある借金)は13億円とほぼゼロに等しいです。
万全の経営体制と言えるので、よほどのことが無い限り問題ないと思われます。
QUOカード(クオカード)の株主優待
日本ピラーの株主になれば、QUOカード(クオカード)がもらえます。
条件は下記です。
保有株式数/継続保有期間 | 3年未満 | 3年以上 |
100株~500株未満 | 1,500円 | 2,000円 |
500株~1,000株未満 | 2,000円 | 3,000円 |
1,000株以上 | 3,000円 | 4,000円 |
総会終了後の6月下旬に発送されます。七夕の時期に年に1回の楽しみだね
日本ピラー工業株のデメリット
日本ピラー工業株のデメリットは下記です。
- 代表取締役社長岩波 嘉信氏の年齢が若い
- 京都府福知山市に105億円を投資して建設中の工場
- 商品が一般消費者になじみが薄い
順に説明します。
代表取締役社長岩波 嘉信氏の年齢が若い
日本ピラーの代表取締役社長の岩波 嘉信氏は、1979年生まれの44歳と若いです。
帝国データバンクの調査によると、2021年の上場企業の社長の平均年齢は58.5歳
若い社長が必ずしもデメリットではありませんが、不安に思う投資家も一定数存在するのではと思います。
そこで役員紹介ページを再確認すると、日本ピラー工業では、代表取締役会長に岩波 清久氏がまだ経営にかかわっていることが分かりました。
会長と社長の二人三脚で、若さと経験を活かし経営にあたるので、わずかばかりの不安も払しょくできますね。
ちなみに東証プライムの最年少社長は「転職会議」で有名なリプセンスの村上 太一氏(1986年生まれ)。26歳で社長になったよ。若い=バイタリティにあふれると考えられるので、決して悪いことばかりではないですね!
京都府福知山市に105億円を投資して建設中の工場
日本ピラー工業は、京都府福知山市に第2工場を建設中です(2023年10月操業開始)。
新工場では、日本ピラー工業の主力商品である半導体・液晶製造装置向けの継手(フィッティング)やポンプなどのピラフロン製品などを生産する計画です。
工場建設の投資がデメリットかどうかは議論の余地があるところですが、手元資金を使うので現時点においてはキャッシュアウトを伴った固定資産が増加する状況です。
105億円は手元にある日本ピラー工業の現金の約半分の投資です。
ただし今後半導体の需要は増える一方と考えられているので、利益の源泉になる可能性は高いですね。
これも株主価値を高める積極的な施策といえます。
商品が一般消費者になじみが薄い
先ほどから紹介している日本ピラー工業の主力商品、半導体・液晶製造装置向けの継手やピラフロン製品は、一般の人から見て親しみのある商品とはいえません。
それもそのはず、半導体工場やビルの中、医療機器の内蔵部品にある商品だからです。
一般論ですが生活になじみがない商品を扱っている企業は、いかに優秀な新卒学生を採用できるか、という課題を抱えています。
しかしながら、日本ピラー工業の採用情報サイトは極めて完成度が高いのです(ぜひこちらをご覧ください→日本ピラー工業新卒採用サイト)
デメリットで述べた若い社長がここでは効果抜群の存在感です。
この採用情報サイトを見た私も思わずエントリーをクリックしてしまいました!
日本ピラー工業の株価の推移(チャート)
日本ピラー工業の株価の推移は下記です。
直近の値動きは綺麗な上昇トレンドを描いています。
会社の財務状況やコロナ禍明けの需要増で、さらなる株価アップが期待できますね。
日本ピラー工業株の配当金、配当利回り、配当性向
日本ピラー工業株の配当金、配当利回り、配当性向は下記です。
- 増配による株主価値向上に積極的
- 2020年以降、配当性向は30%以上
- 2024年に創立100周年をむかえることから記念配当の可能性
- 特になし
配当金(1株あたり) | 配当利回り | 配当性向 | |
---|---|---|---|
2010年3月 | 16円 | 0.63~1.37% | — |
2011年3月 | 16円 | 1.90~4.23% | 13.6% |
2012年3月 | 16円 | 2.05~3.71% | 17.7% |
2013年3月 | 16円 | 1.99~3.53% | 24.9% |
2014年3月 | 16円 | 1.93~2.62% | 21.4% |
2015年3月 | 20円 | 1.90~2.99% | 24.9% |
2016年3月 | 28円 | 2.44~3.28% | 28.8% |
2017年3月 | 34円 | 2.09~3.95% | 25.9% |
2018年3月 | 36円 | 1.81~2.71% | 25.7% |
2019年3月 | 45円 | 2.57~3.98% | 26.9% |
2020年3月 | 40円 | 2.39~4.22% | 36.8% |
2021年3月 | 50円 | 2.67~4.48% | 34.6% |
2022年3月 | 106円 | 2.92~4.69% | 30.3% |
2023年3月 | 106円→119円→133円 | 3.53~5.89% | 30.0% |
2024年3月 (予想) | 120円 | 30.0% 目標 |
※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。
日本ピラー工業株の配当金、配当利回り、配当性向の状況をまとめてみました。
- 2022年3月期の配当金は、対前年プラス56円の106円/株
- 2023年2月7日に106円/株を119円/株に増配を発表(最終的には133円/株)
- 2020年に一度減配(45円/株→40円/株)
- 3年連続30%以上の配当性向を実現
- 配当利回りは、3.53~5.89%と東証プライム平均よりも高配当
2022年3月期(通期)の配当金は、対前年プラス56円の106円/株です。
加えて、2023年2月7日に106円/株を119円/株にする増配を発表し、最終的には133円/株になりました(業績予想及び配当予想の修正(増配)に関するお知らせ)。
増配の背景は同社が株主還元策について「利益還元を経営上の重要課題の一つとして位置付け、安定的かつ継続的な配当と配当水準の向上に努めること」を基本方針としていることです(日本ピラー工業のウェブサイト)。
つまり今後も安定的な配当と増配が見込まれるということになります。
一方気になるのは、2020年の減配(45円/株→40円/株)ですが、原因は明快です。
前年(2019年)に5円/株の特別配当※を実施したからです。
特別配当とは、企業業績が予想以上に好調であった時に、株主還元の一貫として単に「増配」するのではなく、「特別配当」という名目で配当金の割り増しを行うことです。通常の配当に加え一時的に配当額が加算されるので次年度に業績が低迷しても通常の配当に戻すだけで済み、イメージダウンが防げます。
しかしながら、2020年は一旦もとの配当額(40円/株)に戻り、2021年は45円/株が通常の配当金になりました。
つまり減配したわけではなく、元通りになっただけですね。
配当性向も株主還元の基本方針に則って、3年連続30%以上を実現しています。
その結果、配当利回りも3.53~5.89%と東証プライム平均よりも高配当です。
日本ピラー工業の配当金がもらえるのはいつ?
日本ピラー工業の配当時期は下記です。
配当日(権利確定日) | 権利付き最終日 ※この日までに買うと配当金が受け取れる | 権利落ち日 ※この日に購入しても直近の配当には間に合わない |
2024年3月29日(金) 次回期末配当 | 2024年3月27日(水) | 2024年3月28日(木) |
2024年9月30日(月) 次回中間配当 | 2024年9月26日(木) | 2024年9月27日(金) |
※入金は、配当日(権利確定日)以降、2~3か月後になります。
日本ピラー工業の配当金は年々増加しています。
業績も好調なので、権利落ち日以降も株価が下がらない可能性もありますね。
日本ピラー工業の売上、利益の推移
日本ピラー工業の売上、利益の推移は下記です。
- 2023年3月期の売上、営業利益が過去最高
- 特になし
売上高 (百万円) | 営業利益 (百万円) | 経常利益 (百万円) | 当期純利益 (百万円) | 包括利益 (百万円) | |
---|---|---|---|---|---|
2014年3月期連結 | 20,720 | 2,908 | 3,031 | 1,854 | 2,396 |
2015年3月期連結 | 21,675 | 3,226 | 3,447 | 1,986 | 2,857 |
2016年3月期連結 | 22,960 | 3,469 | 3,493 | 2,397 | 1,619 |
2017年3月期連結 | 27,225 | 5,166 | 5,225 | 3,204 | 3,617 |
2018年3月期連結 | 29,461 | 5,161 | 5,156 | 3,422 | 4,025 |
2019年3月期連結 | 30,963 | 5,126 | 5,227 | 3,719 | 3,124 |
2020年3月期連結 | 29,213 | 3,683 | 3,725 | 2,635 | 2,272 |
2021年3月期連結 | 30,200 | 4,847 | 5,094 | 3,445 | 4,501 |
2022年3月期連結 | 40,670 | 11,392 | 11,821 | 8,285 | 8,930 |
2023年3月期連結 | 48,702 | 13,842 | 14,136 | 10,428 | 10,950 |
2024年3月期連結 ※通期予想 | 57,000 | 12,500 | 12,500 | 8,500 |
日本ピラー工業の売上、利益は上記表のとおり、きわめて順調に伸びています。
特に2023年3月期は売上、営業利益ともに過去最高になりました。
しかも営業利益率は約30%と驚異的な数字を残しています。
包括利益※も毎年プラスで、毎年純資産を増やしている、ことを意味しています。
包括利益とは、「当期純利益」と「その他の包括利益」を足したものです。
「包括利益」=「当期純利益」+「その他の包括利益」
「当期純利益」は、会社に取引により生じた収益から費用を差し引いた利益のことで要するに儲けに相当するものです。そして、「その他の包括利益」は、有価証券の評価差額など純資産の増加に影響するものをいいます。
企業会計基準委員会資料より引用
「包括利益」とは、ある企業の特定期間の財務諸表において認識された純資産の変動額のうち、当該企業の純資産に対する持分所有者との直接的な取引によらない部分をいう。当該企業の純資産に対する持分所有者には、当該企業の株主のほか当該企業の発行する新株予約権の所有者が含まれ、連結財務諸表においては、当該企業の子会社の非支配株主も含まれる。
コロナ禍の不況も全く感じさせず売上、利益を着実に伸ばしています。
日本ピラー工業の財務状況
日本ピラー工業の財務状況です。
- 豊富な利益剰余金と手持ちの現金
- 低い有利子負債比率
- 特になし
利益剰余金(百万円) | 現金および預金(百万円) | 自己資本比率 | 有利子負債(百万円) | 有利子負債比率 | |
---|---|---|---|---|---|
2015年3月期非連結 | 21,151 | 13,929 | 79.8% | 855 | 2.6% |
2016年3月期非連結 | 23,053 | 12,451 | 80.4% | 539 | 1.6% |
2017年3月期非連結 | 25,475 | 14,060 | 74.5% | 2,147 | 5.8% |
2018年3月期非連結 | 27,966 | 13,153 | 77.3% | 1,609 | 4.0% |
2019年3月期非連結 | 30,897 | 12,912 | 79.6% | 1,082 | 2.6% |
2020年3月期非連結 | 32,438 | 12,196 | 80.9% | 693 | 1.6% |
2021年3月期非連結 | 34,925 | 11,918 | 83.3% | 254 | 0.6% |
2022年3月期非連結 | 41,137 | 21,165 | 81.0% | 350 | 0.7% |
2023年3月期非連結 | 48,300 | 22,458 | 81.9% | 1,350 | 2.3% |
日本ピラー工業の財務状況は極めて安定しています。
高い自己資本比率に、事実上の無借金経営といえる低い有利子負債比率。
弱点は全く無いです。
日本ピラー工業のキャッシュフロー
日本ピラー工業のキャッシュフローは下記です。
- 営業キャッシュフローがしっかりプラス
- 現金等の流動資産が豊富
- 特になし
営業キャッシュフロー(百万円) | 投資キャッシュフロー(百万円) | 財務キャッシュフロー(百万円) | 現金及び現金等同等物に係る換算差額(百万円) | 現金等(百万円) | |
---|---|---|---|---|---|
2014年3月期連結 | 3,429 | △927 | △505 | 225 | 11,631 |
2015年3月期連結 | 2,957 | △1,378 | △839 | 190 | 12,561 |
2016年3月期連結 | 3,074 | △3,230 | △1,145 | △127 | 11,132 |
2017年3月期連結 | 3,220 | △2,363 | 813 | △72 | 12,729 |
2018年3月期連結 | 3,752 | △3,244 | △1,455 | △11 | 11,813 |
2019年3月期連結 | 5,035 | △3,902 | △1,493 | △41 | 11,582 |
2020年3月期連結 | 4,064 | △2,950 | △1,862 | △35 | 10,798 |
2021年3月期連結 | 5,676 | △3,705 | △2,238 | △13 | 10,517 |
2022年3月期連結 | 11,950 | △1,551 | △1,711 | 376 | 19,890 |
2023年3月期連結 | 6,058 | △573 | △2,790 | 46 | 22,284 |
日本ピラー工業の営業キャッシュフローは安定的にプラスです。
主力の電子機器関連事業でしっかりキャッシュ(現金)を稼いでいますよ。
2023年に営業キャッシュフローが減ったのは売掛金が増えただけなので、あとでキャッシュとして返ってきます。
投資と財務のキャッシュフローがマイナスなのも、設備投資など積極投資が反映した結果です。
ほぼ無借金経営ですが守りだけに入らず、きちんとした投資をして売上、利益につなげていますよ。
さらに現金などの手元の流動資金も豊富にありますので、気になる点は特にありません。
業界の特質なのか、経営陣が若いからなのか、積極的に投資してしっかり利益に結びつけているところが素晴らしいです。
日本ピラー工業株の評判
SNS上での日本ピラー工業株の評判です。
高配当株 銘柄紹介
— つっちー@高配当株投資 (@tsutchie_inv) January 25, 2023
「日本ピラー工業」
総合評価は◎の優良企業です。
個人的には、配当利回り4.4%となる2455円ぐらいになったら買いたいと思います。
今後も少しずつ銘柄紹介していくので、参考にしてもらえればと思います。#高配当株紹介 #日本ピラー工業 #投資家さんと繋がりたい pic.twitter.com/MUH9aiuE73
👍1株投資
— バステト@筋トレ×投資で資産形成 (@shojiki_Bastet) October 12, 2022
明日買いたい1株
6490 日本ピラー工業
配当利回り 4.64%
物欲はあんまり無いけど
高配当株が欲しい😉#高配当株
日本ピラー工業から株主優待届きました♪
— ゆず👦🏻5y (@roadtofire2021) June 27, 2021
QUOカード1500円分です😊
QUOカード大分たまってきたので
気持ちよく夫にも渡せます🤣#株主優待 #日本ピラー工業 pic.twitter.com/BGWpnyz2q9
経営状態が極めて良好なので、おすすめしている方も多いですね。
日本ピラー工業株の購入方法
日本ピラー工業株を購入するなら、下記3社がおすすめです。
SBI証券は2023年9月30日より、単元未満株を含む国内株式売買手数料が完全無料になりました。
ネット証券口座で1,000万口座を突破している、最も人気のある証券会社です。
取引銘柄数も東証ほぼ全てに対応しており、単元未満株ではおすすめNo.1口座と言えます。
マネックス証券は国内で有数のネット証券会社です。
個人的な所感ではアプリなどのツールはマネックス証券が使いやすいので、おすすめの証券会社ですよ。
現在は買い手数料は無料で、売り手数料のみかかります。
2024年から始まった新NISA口座で取引する場合は買い、売り共に手数料無料になります。
単元未満株の取引銘柄もほぼすべての上場企業なので、銘柄をきちんと選んで取引ができます。
単元未満株 買い手数料 | 無料 |
単元未満株 売り手数料 | 約定代金の0.55% ※最低手数料52円 新NISAでの取引は無料 |
NISA口座 | 約定代金の0.55% ※最低手数料52円 新NISAでの取引は無料 |
取扱銘柄 | 東証、名証ほぼ全て |
注文時間 | 24時間対応 |
auカブコム証券はMUFG(三菱UFJフィナンシャルグループ)を親会社に持つネット証券会社です。
単元未満株の手数料は無料ではないため割高に感じますが、自動売買ツールが豊富のため色々な取引方法を試したい方に向いている証券会社です。
また、マネックス証券と同じく2024年からの新NISA口座で取引する場合は買い、売り共に手数料無料になります。
単元未満株でおすすめの証券会社をすべて見たい方は下記をご覧ください。
日本ピラー工業株のよくある質問
日本ピラー工業株についてのよくある質問をまとめました。
- 現在とても良好な業績ですが、リスクがあるとすれば教えてください
- 2024年に創立100周年を迎えますが、何か株主還元策を計画されていますか
- 東京エレクトロンやSMCなど電子機器関連の巨大ライバル企業と互角に戦えているのはなぜですか
- 現在とても良好な業績ですがリスクがあるとすれば教えてください
- ここ1~2年のリスクとしては、米国による中国の大手半導体メーカー4 社に対する輸出規制があります。米国政府は米国、オランダ、日本の大手半導体製造装置メーカーに対中輸出を許可制にすると通達しています。このため、一部の装置メーカーの中には業績予想の下方修正を発表しているところもあります。日本ピラー工業は中国半導体4社への補修品の売上高は極めて小さく大きな影響はありませんが、規制の範囲が広がると業績への影響が出始めると思われます。
- 2024年に創立100周年を迎えますが、何か株主還元策を計画されていますか
- 日本ピラー工業の創立は、1924年(大正13年)です。従って2024年は創立100周年を迎える記念の年です。現時点では、同社からの発表はありませんが、2023 年 5 月に発表を予定している次期 3 ヵ年中期経営計画で何らかの発表があるのではないかと予想しているアナリストもいます。
- 東京エレクトロンやSMCなど電子機器関連の巨大ライバル企業とも互角に戦えているのはなぜですか
- 半導体装置メーカーは大変厳しい市場競争の中多くの企業が淘汰されてきました。その厳しい市場環境でも日本ピラー工業は、切削加工品に対して量産効果が働く射出成型品の構成比が高かったことが功を奏し、高い利益率を達成することができています。今後も付加価値の高い差別化商品を中心に安定した業績を上げることでライバル企業と互角の戦いができると予想されます。
日本ピラー工業株以外のおすすめ高配当銘柄
S(5点) | A(4点) | B(3点) | C(2点) | D(1点) | |
高配当 | 年初来高値から算出した配当利回り5%以上 | 年初来高値から算出した配当利回り4%以上 | 年初来高値から算出した配当利回り3%以上 | 年初来高値から算出した配当利回り2%以上 | 年初来高値から算出した配当利回り2%未満 |
企業規模 | 最大手に対して売上50%まで | 最大手に対して売上20%まで | 最大手に対して売上10%まで | 最大手に対して売上5%まで | 最大手に対して売上5%未満 |
キャッシュリッチ | 有利子負債ゼロ | 現金が有利子負債に対して100%以上 | 現金が有利子負債に対して50%以上 | 現金が有利子負債に対して25%以上 | 現金が有利子負債に対して25%未満 |
配当性向 | 30%以上40%以下 | 20%以上30%未満 40%以上60%未満 | 10%以上20%未満 60%以上80%未満 | 5%以上10%未満 80%以上100%未満 | 5%未満 100%以上 |
グローバル | 売上比の70%以上が海外 | 売上比の50%以上が海外 | 売上比の40%以上が海外 | 売上比の10%以上が海外 | 売上比の10%未満が海外 |
総合評価 | 全ての数値の合計が25以上 | 全ての数値の合計が20以上25未満 | 全ての数値の合計が15以上20未満 | 全ての数値の合計が10以上15未満 | 全ての数値の合計が10未満 |
総合評価について
S5点、A4点、B3点、C2点、D1点にて加点
※高配当は他の項目より優先されるので2倍評価
※表は右にスクロールできます。
銘柄名 (銘柄をタップすると 詳細にアクセスできます) | 総合評価 (S~D) | 配当利回り ※注 | 配当金 (1株あたり) | 配当金の権利付き最終日 (この日までに買うと 配当金が受け取れる) | 株主 優待 |
---|---|---|---|---|---|
明豊ファシリティワークス (1717) | 3.85% ~4.63% | 32円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
安藤・間 (1719) | 5.17% ~7.32% | 60円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
鹿島建設 (1812) | B | 2.89% ~4.82% | 70円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
奥村組 (1833) | B | 4.74% ~7.67% | 225円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
イチケン (1847) | 5.30% ~5.76% | 100円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
日東富士製粉 (2003) | B | 3.56% ~4.17% | 176円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
日本食品化工 (2892) | 4.50% ~7.68% | 125円→200円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
JT【日本たばこ産業】 (2914) | 4.87% ~7.41% | 188円 | 期末:2023年12月27日 中間:2024年6月26日 | × | |
武田薬品工業 (4502) | 4.04% ~4.69% | 188円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
ENEOSホールディングス (5020) | B | 3.78% ~5.11% | 22円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
TOYO TIRE (5105) | 4.16% ~6.17% | 55円 | 期末:2023年12月27日 中間:2024年6月26日 | × | |
日本カーボン (5302) | B | 4.30% ~5.13% | 200円 | 期末:2023年12月27日 中間:2024年6月26日 | × |
中山製鋼所 (5408) | B | 3.15% ~5.03% | 38円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
モリ工業 (5464) | B | 3.10% ~4.82% | 130円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
ARE ホールディングス (5857) | 4.46% ~4.96% | 90円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
日本エアーテック (6291) | 4.73% ~6.34% | 60円 | 期末:2023年12月27日 中間:2024年6月26日 | × | |
日本ピラー工業 (6490) | B | 2.47% ~4.48% | 120円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
MS-Japan (6539) | B | 4.63% ~5.89% | 56円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
帝国通信工業 (6763) | B | 3.84% ~5.20% | 70円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
TOA (6809) | 4.69% ~6.19% | 40円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
日本セラミック (6929) | B | 3.53% ~4.48% | 100円 | 期末:2023年12月27日 | × |
いすゞ自動車 (7202) | 3.87% ~5.59% | 72円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
オーハシテクニカ (7628) | B | 3.64% ~4.35% | 60円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
バルカー (7995) | B | 3.55% ~5.80% | 150円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
スクロール (8005) | 4.40% ~6.93% | 48円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | 〇 | |
住友商事 (8053) | 4.62% ~6.52% | 115円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
稲畑産業 (8098) | 4.06% ~5.76% | 120円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ | |
伊藤忠エネクス (8133) | 4.29% ~5.02% | 52円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
三井住友フィナンシャルG (8316) | 3.83% ~6.29% | 250円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
東京海上HD (8766) | 3.33% ~4.61% | 121円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × | |
岩井コスモHD (8707) | B | 4.17% ~6.25% | 80円 (2023年3月期) | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
九州旅客鉄道 (9142) | C | 3.32% ~4.13% | 93円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
日本電信電話 (9432) | B | 2.79% ~3.37% | 5円 ※株式を25分割済 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
KDDI (9433) | B | 2.91% ~3.53% | 140円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
三協フロンテア (9639) | B | 3.00% ~5.00% | 160円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ |
イエローハット (9882) | 3.37% ~3.91% | 66円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | ○ | |
蔵王産業 (9986) | B | 3.70% ~5.81% | 100円 | 期末:2024年3月27日 中間:2024年9月26日 | × |
※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。
まとめ:日本ピラー工業は高配当で、ほぼ無借金経営の安定企業です
本記事をまとめます。
今回は日本ピラー工業株について分かりやすく解説いたしました。
- 高配当で配当性向も30%以上
- 配当利回りは3.53~5.89%と高水準
- ほぼ無借金経営
- 流動資産のキャッシュ(現金)も豊富
- 2023年3月期(通期)は過去最高売上と利益を実現
日本ピラー工業株の直近の配当利回りは3.53~5.89%と高配当です。
配当性向も30%以上で、積極的に株主還元を行う方針です。
2023年2月7日に増配が発表され、さらに配当利回りが高まる可能性もありますよ(今後の株価によります)。
さらに2024年には、創立100周年の記念配当が期待されます。
2023年度は過去最高売上と利益を実現しました。
流動資産のキャッシュ(現金)も2023年3月期は、約224億円と流動負債の2倍近くあり潤沢に保有しています。
日本ピラー工業はとにかく安定という言葉がピッタリです。
もちろん株に絶対はありませんが、おすすめの企業なのは間違いないですね。
ぜひ購入の参考にしてみてください。
今回は以上です。
→おすすめの証券会社で日本ピラー工業株を1株から購入してみる
注意
本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。
リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。
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