FP2級【日本FP協会実技】2021年5月【問24】

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本記事の内容

『2021年5月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。

【日本FP協会】

Q.24

先に下記の資料をご覧ください。(Q23.24.25で使います)

2021年5月実施日本FP協会FP2級実技試験第24問の資料

沼田家のキャッシュフロー表の空欄(イ)に入る数値を計算しなさい。なお、計算過程においては端数処理をせず計算し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。

400万円が適切

今回のポイントは下記です。

  1. 金融資産残高の計算方法
  2. 基準年の金融資産残高は238万円
  3. 変動率は1%
  4. 1年目の年間収支
  5. (イ)の計算

【ポイント1】

その年の金融資産残高の計算方法は下記です。

(前年の金融資産残高+金融資産残高の変動分)+その年の年間収支

【ポイント2】

前年(本設問の場合は基準年)の金融資産残高は238万円です。

【ポイント3】

変動率1%なので変動分の計算式は下記になります。

238万円×0.01=2.38万円

※【ポイント2.3】をまとめて238万円×(1+0.01)=240.38万円でも同じです。

【ポイント4】

資料よりその年(本設問では1年目)の年間収支は下記です。

546万円(収入)-386万円(支出)=160万円

【ポイント5】

よって(イ)の計算式は下記になります。

(238万円+2.38万円)+160万円=400.38万円≒400万円

ちなみによくある間違いが先に前年の金融資産残高と今年の年間収支を足してしまっている場合です。

{238万円+(546万円-386万円)}×(1+0.01)

このやり方だと年間収支まで変動率1%で計算されてしまっているので間違えないようにしましょう。

問25へ

2021年5月学科試験を解きたい。

2021年5月きんざい実技試験:個人資産相談業務を解きたい。

2021年5月きんざい実技試験:中小事業主資産相談業務を解きたい。

2021年5月きんざい実技試験:生保顧客資産相談業務を解きたい。

2021年5月きんざい実技試験:損保顧客資産相談業務を解きたい。